ヤンデレ安定くん×清光ちゃん(刀これSSS

愛されたい。
綺麗に着飾って主に愛されたいのだと。
「・・・ふぅん」
「・・・何」
「別に?」
興味なげに返すと途端ぶすくれる彼に笑いかける。
「俺、扱いづらいからさ。ちょっとでも着飾っておかないと」
そう言って笑う彼を。

壊したいと思った。


「ねぇ、加州清光」
「?何?」
鏡の方を向いていた彼が不思議そうに振り返った。
黒い髪が揺れる。
「ちょっと来て」
「はぁ?俺、忙しいんだけど」
「いいから」
迷惑そうな彼をぐいと引っ張りあげた。
そのままずるずるとある部屋の前まで連れていく。
「・・・え?」
「入って」
「はぁ?!やだよ、なんで俺が!!!」
「いいから」
嫌がる清光を部屋の中に放り投げた。
地面に叩きつけられた清光が汚い声を上げる。
嗚呼、愛しい。
愛しくて堪らない。
「安定、やだ、俺・・・!!!」
「あはは、みっともないなぁ」
すがる清光が愛しくて仕方がなかった。
綺麗でありたいと願う彼を貶めるのはこの上ない快感を安定に与えた。
もっと。
もっと狂ってほしい。
ガタガタと震える清光に手を伸ばす。
下の方で結われた髪をほどき、その紐で手首を縛り上げた。

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