おっぱいの日アキカイ♀

「…っ!!ぅ、ぁ…ゃ、ん…!」
可愛らしい声が部屋に響く。
強情だなぁ、と俺は小さく笑ってみせた。
ことの起こりは数時間前。
「こんにちは、カイコクさん」
「…。…何の用でぇ」 
俺のそれに、ポニーテールを揺らしてギロリと睨むカイコクさんにありゃ、と態とらしく言ってみせる。
「つれないなぁ。【アカツキ】と同じ顔なのに」
「同じ顔もクソもあるか」
「口、悪いよ?カイコクさん」
ニコニコと俺は笑った。
何せ俺は機嫌が良いんだ。
だって今から彼女を…調教するんだから。
ユコとも、【母さん】とも、【妹】とも違う。
飄々としている割に男勝りで意志も気も強い、そんなカイコクさんを。
「そういえば知ってます?今日おっぱいの日だって」
「…わざわざ人を縛り上げてやるこたぁ低俗なセクハラかい?随分まあ暇なこったな」
はっ、とカイコクさんが嘲笑う。
…なんで自ら危険な場所に行こうとするんだろうな?この人は。
ベッドヘッドに手首を縛り付けられてる時点で、分かりそうなもんなんだけど。
賢いはずなのに、自分の身に関してはうっかりしている。
そんなところも可愛らしいとは…思うんですけど、ね。
にこり、とおれは笑う。
後退りしようとする彼女に俺は容赦をしなかった。
「…おっと、手が滑った」
「…っ!!」
少しはだけ、ちらりと見える胸目掛けてある液体をぶちまける。
「ね、カイコクさん。ゲームをしよう。カイコクさんが勝ったらこの部屋から出してあげる。俺が勝ったらカイコクさんは俺のモノ」
「…。…俺は俺だけのもんだと思っていたが?」
「今まではね。これからは違う。カイコクさんは俺のモノだよ」
「…。いままでもこれからも変わんねぇよ」
硬い声に、ゲーム開始の承諾を得た。
全く、可愛い人だなぁと思う。
(大人しくしておけば、酷い目にあわずに済むのにな?)
「…ルールは簡単。今から一時間、俺に屈服しないこと」
「…」
「俺が触るのは胸だけだ。他は触らない。約束するよ」
「…屈服の、条件は?」
そう、短くカイコクさんが聞いた。
賢い人だ、本当に。
それが己の首を絞めているとも知らずにさ!
「触って、助けて、と俺に懇願する。これだけだ」
「…随分簡単だねぇ?」
「簡単か如何かは今から分かるよ」
余裕の笑みを見せるカイコクさんの、浴衣の合わせを思い切りはだけさせる。
ぷるんと飛び出す大きな胸。
「!何すんでぇ!!」
途端、声を荒らげるカイコクさんの、乳首にふぅと息を吹きかける。
その、途端。
「…?!!ふ、ぁあ?!」
可愛らしい声で鳴く、カイコクさん。 
なんで、といった顔をするのが堪らない。
「ああ、さっきかけたのは催婬剤だ。…精々頑張って堪えてね?カイコクさん」
ニコリと笑い、敏感になっているはずの乳首を甘噛みした。
「っ!!やぁ、あ、ぁあ…っ!」
バタバタと足が暴れ、カリ、と縛られた手がベッドヘッドを掻く。
揺れるおっぱいを揉みしだく度、可愛らしい声が上がった。
もじもじと太ももを擦り合わせ、足の指がシーツを掴む。
紅く熟れた乳首を指で擦り上げ、抓り、またやわやわと揉みしだいた。
反対は舐め上げ、たまに甘噛みをする。
違う刺激に躰は助けを求めてるはずなのに口に出そうとしなかった。
早く言葉にすれば楽になるのに、な。
まあ、そんなところが好きなんですけどね!!
そうだろう?なあ、「アカツキ」。

「早く、『助けてください、マダラメ』って言いなよ」
「…っ、し、んでも…言わねぇ…!!」
囁く俺に彼女は涙目で睨む。
新たな刺激に嬌声をあげることになるとは露知らず。

カイコクさんがこの後どうなるか、なんて…誰が知り得るだろうね?
(俺は言いませんよ。だって、可愛らしいカイコクさんは独り占めしたいじゃないですか!)

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