へしにょ燭(R-18

書類仕事の合間、一服をしようと外に出る。
体育教官室には誰も来ないとはいえ、流石にまずい。
「・・・ん?」
旧校舎裏の倉庫から、微かに誰かの声が聞こえた気がして俺は止まった。
所謂此処はハッテン場というやつだ。
金の無い学生が入り込んでいることはよくある。
だから、無視して通り過ぎようと・・・したところで。
「・・・すけ、は、せべく・・・!!」
「?!!」
良く知った声。
先程まで、傍にいた・・・これは。
あいつの。
「っ!!!」
怒りに任せてドアを蹴破る。
傍にいた男共を有無を言わさず殴りつけた。
「え」
声の主、光忠を犯そうとしていた雌を蹴り飛ばす。
そうしてケータイを取り出した。
「ああ、俺だ。長谷部だ。旧校舎裏の倉庫、男が3人、女が1人。すぐに来い」
『は?おい、生徒指導か?!理由は何・・・』
電話の主にそれだけ告げて俺は電話を切る。
そうして己の身体を抱きしめてガタガタ震える光忠に近付いて写真を撮った。
「・・・っ?!!や、何・・・?」
「五月蠅い」
『主犯は女』と本文を打ち、画像を添付する。
「はせ・・・?・・・ひっいたっ」
「来い」
怯えた様に見上げる光忠の腕を引っ張って立ち上がらせた。
そのままずるずると引き摺って行く。
「や、やだ、いたぃ・・・!ねえ、服・・・は、長谷部く・・・!」
「・・・黙れ」
「ひっ」
低い声で恫喝するとびくんっと躰を竦ませた。
途端怯え、大人しくなる光忠に俺は低く嗤う。
向かうは今は使われる事の無い、プールに併設してあるロッカールーム。
「な、に・・・?」
不安そうに見上げる彼女に、何も答えず足を踏み入れた。
そのまま無言でシャワー室に突っ込み、蛇口をひねる。
水が彼女に降り注いだ。
「や、つめた・・・ひぃいう!!」
「言え。何をされた」
「・・・え?」
「何をされたんだ!!」
ドン、と壁に押し付ける。
痛い、と小さく呻く彼女のブラウスを乱暴に脱がせた。
「・・・ぅ、あ」
「俺は、これ以上されたくなければ帰れと言った。それを無視し、お前はここにいる。つまり」
恐怖に顔を引きつらせる彼女に笑いかける。
「何をされても、いいんだろう?」
「・・・!!!」
絶望に満ちた顔だった。
金の目が濡れる。
「何をされた。言え」
「ぁ・・・。・・・おっぱい、を・・・揉まれて、吸われ、ぁあああ!!!」
ぼそぼそと告白する光忠の胸を揉みしだき、吸いついた。
いやいやと首を振りながら彼女は喘ぐ。
「あの男共にもこの声を聞かせたのか?さぞかし善かったんだろう?」
「ち、ちがぅ!!痛かった、嫌だったの!!!」
「嘘を吐くな」
「ほ、ほんと・・・きゃうぅう!!」
言葉を紡ぐ彼女が煩わしくて乳首を抓りあげた。
可愛らしい声で喘ぐ光忠を俺は冷たい目で見下す。
「それで?他には」
「・・・足、舐められて気持ち悪かった。それ、から・・・耳も」
「善いの間違いじゃないのか」
小さな声で申告する彼女にせせら笑って俺はその部位に水をかけ、舐めた。
びくびくと躰が震える。
「あのメスには何をされた」
「!!!ぁ・・・お尻、お尻、にいれられ・・・やだ、や・・・っ」
俺の言葉に光忠が怯えた。
アナルの処女は奪われた、その事実が俺の心を冷酷にする。
下半身に手を伸ばし、つぷりと指を突き入れた。
「お尻、やだ、や・・・っこわいの、やだ!!痛いの、やだよぅ・・・!!!」
「黙れ」
周りにこびりついた血液に俺は顔を顰める。
ぐいと足を持ち上げると必死になって抵抗してきた。
それを封じ込め、シャワーの水を当てる。
「やぁああぅ!!!いだぁああ!!!やめ、ひぅうう!!!」
顔を引きつらせ、もがく光忠を無視し、突き入れた指をバラバラに動かした。
悲鳴がだんだん小さくなり、抵抗も収まってきたところで俺はズボンを脱ぎ捨てる。
「お前は俺の物だ。メスなんぞにはやらん」
「ひ、ぅうう?!!や、がっあ・・・!!!ぬ、いてぇええ!!!」
吐き捨て、一気に突き入れ、動かした。
ぬるりとした感触が伝わる。
先程の傷が再び開いたのだろう。
「やだ、い、いたぃ・・・!!はせべ、くん・・・!!!」
「長谷部『先生』だ」
「せ、せんせ・・・長谷部、せんせぇ・・・!!」
ぼろぼろと涙を溢しながら俺に縋る光忠。
ごぽりとどす黒い何かが音を立てた。
ぐちゃぐちゃにしてやりたくて、泣きじゃくる彼女を犯す。
「・・・くっ」
「やぁ?!あ、ぃあぁ・・・!!!あ、つい・・・」
熱を奥に叩きつけた。
彼女の体が大きく跳ねる。
ずるりと引き抜いても俺のそれはまだ立ち上がったままだった。
尻から溢れ出た白いそれがシャワーの水と共に流れる。
「ひ、ど・・・嫌い、だいっきらぁ・・・!!」
体を小さく丸め込んでは泣きじゃくり、俺に言う光忠の・・・もう一方の方に手を伸ばした。
「ひ?!!」
「なんだ、後ろだけで終わると思ったのか?淫乱が」
「や、やめて、それだけは、やめ・・・!!!いやっ!!!!初めて、なの、おねがぁ・・・!!」
「初めて?嘘を吐け。あのメスにやられたんだろう!!」
「違う!!!あの子には、されてない。・・・あの子には、後ろだけ・・・ほん、とに・・・!!!」
ガタガタと震え、目を見開いて俺に言い募る光忠。
この様子は本当か。
つまり。
「処女、か」
小さな声に光忠は頷いた。
ああ、俺にもまだ。

彼女から奪えるものが残っていた。

「丁度いい。俺が孕ませてやる」
「・・・は?何言って」
「孕ませてやると言ったんだ。そうすればお前の全ては俺の物だろう?」
笑って、足首を掴みあげる。
逃げる腰を捕まえ、俺は猛ったそれを突き入れた。
「ひ、くっう、あっがあっ!ひぐうぅんっ!いぎっ!あ゛っ!あぁあ!!!」
首を振って逃れようとする光忠の身体をかき抱く。
みちみちと音が聞こえた気がした。
「もっ、ぐぐぅ、くるしいぃっ、あ゛ぁあっ、ああぅう!」
「まだ半分だ。もっと緩めろ」
「む、むりらぉ、もうっい、やああっ!ああ!がっ!んぐっ!は・・・あああぁ!もう痛いいいい!!抜いて抜いてよおぉ、いやぁだああ゛あっああああっっっ!!」
発狂したように泣き出す光忠を抱き締める。
はぁはぁという荒い息遣い。
「はせ、べ・・・く・・・?」
「先生、だ」
「せん、せ・・・はせ、べ・・・せん、せ・・・!」
「わかるか?ここに俺のが入っている。ほら」
手をお腹に持っていき、ゆっくりと突き入れた。
奥まで埋め込んでゆさゆさと揺する。
「これで全部だ」
「うあぁあっ、いだあぁぐうぅ・・・お腹が苦しいっ、いたいいぃおねがい、いたいから・・・あああぐっ、おくうぅ・・・こわいよぉ奥に入って・・・は・・・ひいぃいづううぅ・・・!!」
「痛みはすぐなくなる。動くぞ」
「待って、ま、ぁ、や゛ぁああああ!!!!」
制止する彼女を振り切り、腰を動かす。
揺さぶるように何度も動かしていれば目の前の胸が揺れ動いた。
思わずむしゃぶりつく。
「やらぁああ!?おっぱい、だめぇえ!!!!!」
ひっくひっくと泣きじゃくり、快楽を享受する光忠。
嬌声にも似た悲鳴が時おり上がった。
「ぁ、ぁああ・・・やぁああ・・・気ぃ狂う・・・!!」
「狂ってしまえ」
頭を抱えて泣きじゃくる彼女に囁く。
怖いと泣く光忠は今まで見てきたどの彼女より美しかった。
そうさせているのは自分だと言う事実に笑みを深くする。
「出すぞ、光忠」
「ひぃう?!!や、やだ、おねが・・・!!!ダメ、赤ちゃん出来ちゃう、はせべく、やら、ねえ、先生っ!!やだ、やだああ!!!」
「孕め」
「や、や、ぁぁあ・・・ああああぁぁぁぁ、っあぁ!!!」
奥に叩きつけると光忠の背が反った。
がくん!と彼女の身体が堕ちる。
ふわりと細い腕が浮いて、そのまま下へと垂れ下がった。
夢のなかへと逃げた光忠を抱きしめる。
漸く手に入れた。
明るくて、気立てが良くて、俺の事が大嫌いな・・・長船光忠を。
「愛してる」
囁いてそっと抱きしめる。
ざあざあというシャワーの水音だけが響いていた。

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