悪魔(神父)長谷部×聖女光忠♀ R-18

「おはようございます、神父様」
「ああ、おはよう」
教会の前でかけられた言葉に俺は笑顔を浮かべてさらりと返す。
いつも通りの朝。
神父・長谷部国重としての。
「・・・長谷部って笑顔似合わないよね」
「ちょっと、清光?!」
少し後ろでそんな冒涜的な言葉を吐く少女に慌てて少年が止めに入る。
少女の名は加州清光、少年の名は大和守安定。
どちらも教会が面倒を見ている孤児院の、年長者であった。
「お前はいつまでたっても口の悪さが抜けんな、加州」
「うーるさいですぅー!」
「もー。すいません、神父様。こいつには僕から言っておきますから」
盾突く清光を小突きながら安定が言う。
なんだかんだ良いコンビなのだろう。
「ふふ、仲良しだねぇ」
「あ、聖女様!」
ぱあ!と清光の声音が変わった。
振り向くと黒い修道服に身を包んだ女性がくすくす笑ってこちらに歩んでくる。
彼女は長船光忠、この教会で働く修道女だ。
「おはよう、聖女様!」
「ふふ、おはよう。清光ちゃん、安定君」
大きくスリットの入った修道服を翻し、彼女は笑う。
誰に対しても優しく、誰からも好かれる光忠は「聖女」と呼ばれていた。
「きーてよ、長谷部がさあ・・・」
「もう、神父様にそんな言い方だめだよ?」
眼前で幸せな光景が繰り広げられる。
平和だと俺は思った。

突然だが、俺は悪魔である。
悪魔憑き、ではない。
正真正銘の悪魔だ。
恐らくは力もそこそこ強い。
何故俺が悪魔の宿敵である神父などに扮しているのか。
それは俺がこの地に召喚された時に遡る。
誰かに呼び出され、体を得たまではよかった。
しかしその主が誰かがわからない。
俺の力の強さから呼び出したのは相当に強い人物であること、本来毒であるはずの教会の結界が効かないことから恐らくそれは教会の人物であること、俺は他の悪魔のように特定の人物しか見えないのではなく人として肉体のある存在だ、ということだけは分かった。
そこで、流れの神父に扮し、この教会で世話になることにしたのである。
長らく主のいなかった教会に神父を得、人々は喜んだ。
特に喜んだのはこの修道女、光忠である。
「良かった、お父様から受け継いだ教会、僕の代で終わらせてしまったらどうしようかと思って」
ふわりと微笑んだ少女はまさに聖女の名にふさわしく。
俺はどうしようもなく、欲しい、と思った。


その日は意外に早くやってきた。
街で疫病が流行ったのである。
人々は俺に助けを求め、その一方で悪魔の仕業ではないかと実しやかに囁かれた。
悪魔は疫病を流行らすような、そんな低俗な真似はしないと思うのだが。
だがこれは好都合だ。
利用させてもらう他手はない。
「光忠」
「・・・はい」
数日のあれそれに疲弊しきっている光忠を呼び寄せる。
「率直に言う。街で疫病は流行っているのはお前に邪が纏わりついてるからだ」
「・・・え?」
俺の静かなそれに光忠の目が驚きに見開かれた。
嘘だ、と小さな声で呟かれる。
「残念ながら、な。しかし邪を払う方法はある」
「!」
はっと光忠の伏せられた顔が勢い良く上げられた。
「特殊な儀式だ。辛いかも知れんぞ」
「お願い!僕はみんなの為なら何でもする!!だから…!!」
涙目で光忠が俺に縋る。
ああ、と頷きながら俺の口元が歪むのを感じていた。


ステンドグラスから月明りが差し込んでいる。
祭壇に彼女の体より大きな十字架をセッティングし、呼び寄せた。
「はい、神父様」
素直に光忠が歩み寄ってくる。
「これを飲んでおけ」
「分かりました」
光忠は俺が渡した液体を躊躇なく傾けた。
こくりと喉が音をたてる。
祭壇の前に立つように命じ・・・その肩を祭壇に押し付けた。
「・・・?神父、さま?」
「黙っていろ」
少し恐怖に震えたがそれでも彼女は、はい、と口をつぐむ。
素直なのは良いことだ。
それだけ彼女は俺を・・・信用していた。
力を少量解放させる。
びりり、とステンドグラスが揺れた。
「ぅ、あ・・・?!」
「動けないだろう?光忠・・・いや、聖女様?」
「な、に・・・」
くすくすと笑って俺はスリットをまくり上げる。
「・・・ぃや、し、神父さまぁ・・・?!」
「もう少し人を疑うことを覚えたほうが良い」
引きつった顔の光忠を強く祭壇に押し付け、俺は彼女の下着を取り去った。
「・・・に、ぃや、離して、離してぇええ!!!」
ガタガタと光忠は必死に抵抗する。
それをせせら笑い、俺は彼女の中心に己の欲望を突き立てた。
「・・・っぁ、ぃぁあああああああ!!!!!!!!!」
光忠の喉から悲鳴が迸る。
ぶちぶちと処女膜を破る音が伝わってきた。
ああ、どれほどこの日を待ちわびたことか!
祭壇に押し付けられ、ぶらぶらと太腿を揺らすしか抵抗できない彼女の腰を掴み、激しく揺さぶる。
白く、綺麗な太腿につう、と赤が伝った。
「ぅあ、うぁああ・・・いだぃ、よぉ・・・!」
「ああ、綺麗だぞ、聖女様」
「ぜ、何故です、神父様、神父様ぁ・・・!!」
「残念ながら俺は神父ではない」
「・・・ぇ?」
あぐあぐと悲鳴を上げる光忠に俺は告げる。
「俺はな、聖女様。悪魔なんだ」
「・・・あ、くま・・・?ぃっぐぅうう!!きゃぅうう!」
呆然とする光忠を無視し、大きく腰をグラウンドさせ、可愛らしい嬌声を俺は楽しんだ。
ばちゅんばちゅんと暗い教会に卑猥な水音が響く。
「うそ、だ・・・神父様が悪魔・・・ぁ、あああ!!!やらぁああ!!!」
「ああ、可愛いな。お前は」
「お、前・・・僕に憑いてた邪か・・・っ?!神父さまを、返し、てぇえ!」
「そう思いたくなる気持ちもわかるがな、俺はお前に出会った時から悪魔だよ。そら、出す、ぞ!」
くすくす笑いながら抵抗できない躰を揺さぶった。
取り敢えず、と奥に欲望をぶちまける。
「・・・!!!ぅ、ぁ・・・」
びくんっと跳ねる躰から引き抜けばどろりとした精液が太腿を伝った。
赤と交わり、背徳的な色を濃くする。
「処女を散らしてしまったな」
「っひっぅ、ぅう、お赦しください、神様、神様ぁ・・・!」
茫然と涙を零し、それでも十字架を握りしめ、必死に赦しを請う光忠からそれを奪った。
「神は、いない」
「います・・・!貴方がいるなら神様だっている・・・」
ガタガタ震え、強情に言い募る彼女の尻たぶを掴みあげる。
やめて、と小さな声を無視し、俺は欲望を小さなすぼまりに押し付けた。
「訂正しようか、貴様を助ける神なぞいない」
「・・・っ、ぼ、ぼくはぜったぃ・・・!貴方に屈しない、からぁあっ」
睨む彼女のアナルを挿し貫く。
異物感に身を震わせる光忠の、先ほどまで入れていた蕾に彼女に十字架を突っ込み、出した精液をぐちゅぐちゅと掻き回した。
「・・・んで、なんで・・・いや、なのにぃ!!ひぅうんっ!」
先程まで掻き回され、敏感になったそこは痛覚をすっかり快楽に変え、拾うようになっていた。
最初に飲ませたあれ、媚薬のせいもあるのだろう。
大きく背を仰け反らし、甘い声を漏らす。
2か所を責めたてられ、彼女の体はあっさり限界を迎えた。
びくんびくんと震える躰をひっくり返し、顎をつかみあげる。
「屈しない割にアナルファックされてイってるじゃないか、淫乱聖女さま?」
笑いながらイったばかりの躰を揺さぶった。
「ちがぁ・・・ちがいまゅ・・・♡んぐぅううう!」
新たな刺激に光忠は無意識だろうか、ぎゅっと俺にしがみついてくる。
快楽には従順なくせに口では決して認めようとしないのが可愛らしかった。
もっと、酷くしたくなる。
「認めるまでイかせてやろう、強姦してる相手にしがみつくとは・・・聖女さまは変態ドMだな」
くすくす笑いながら俺は十字架でひくつく蕾の中を擦りあげた。
それからアナルを先程より深く抉る。
深々と体重をかけ、結腸を責め立てた。
「いやぁあ!くるひ、もぉやめてぇっ!」
苦しそうに光忠が喘ぐ。
「やめてほしいか?ならやめてやろう」
光忠に囁き、俺は動きを止めた。
涙目の表情が俺を見上げる。
「ひっ、う…ぬいて、はやく抜いてくらさぁ…ああ♡」
「抜いていいんだな?」
ひくんっと喉を震わせる彼女のアナルからずるる・・・とギリギリまで抜いてから、ぱちゅんっと音をたて勢い良く突いた。
「ひゃぅぅう?!!んぁああああっ!!!♡」
抜いてもらえると思っていたのだろう、ほっと力抜いてたところを責められ、光忠は仰け反ってイく。
「やめてと言う割に感じてるじゃないか聖女さま?」
囁きながら十字架でGスポットを擦りたててやった。
「やめ♡そんな冒涜的なぁひぃい!?や、やっ!くりゅ、なんかくりゅ♡」
「悪魔に純潔を散らされて冒涜もなにもないだろう?はしたなくイって聖女さまは淫乱だ」
潮吹きでもしそうなのだろう、無意識に腰を揺らす光忠を絶頂しないギリギリを責め立てる。
「ちがぁ♡ちが、まひゅ♡ぼく、はぁっ♡かみに、ちゅかえりゅみでっ♡こんなはじゅかしめにくっしな…あひ♡ひん!ひぃぃ…!♡いぐ♡あ、あッ♡あうぅ〜〜〜♡♡」
必死に睨みながらイケない苦しさに身悶える、愛液にまみれた光忠のクリトリスを指でいじめながら俺は笑った。
「何が違う?Gスポットと結腸ごちゅごちゅ突かれてはしたなく潮吹きしたいと思っているくせに、早く身を堕とした方が楽なんじゃないのか?」
「ひぅく!あっあっ♡淫奔に身を堕とすなんて…ぁっ、ひ♡おろかな、ことぉンンッ♡ぜった、ぜったぃ屈っし、ません…!ひッ、そこだめ♡あぁっ!♡」
光忠は屈しないとうわ言のように言い続けるが、クリトリスは流石に弱いのだろう、責められてびくっと躰を震わせ軽くイく。
「今軽くイかなかったか、聖女さま?屈しないと言う割に俺の魔羅を締め付けてるじゃないか、これで奥をぐちゃぐちゃに突いて欲しいんだろう?変態淫乱聖女さま」
笑いながら聞けばふるふると首を振った。
「イってましぇ…んんっ♡ちが、ちがぁっ♡も、やめてくらしゃ…こんな無意味な、ことっ、どぉしてっ…あなたを信じてた、のにっ、ひぅう♡」
ぐずぐずと泣きながら光忠は太股をもじもじと擦り合わせる。
「嘘は良くないな、教えてやったろう?無意味?俺は出会った時から聖女さまを堕とし、孕ませることを願っていた…お前の信頼を得るのは大変だったな」
笑いながら内股をぐいと開いた。
愛液がとろぉと伝う。
「そ、そんな…なんでっ、や、だめ開かないでぇっ…!」
嫌々と光忠は首を激しく振り立てた。
ずっと挿入されっぱなし、一種のポリネシアンセックス状態味わっているのだろう、その表情は恐怖に強張っている。
「何故?内股が震えていたからな、ああ、愛液たらたら溢して可哀想だな、派手に撒き散らしイきたいんだろう?早く身を捧げろ聖女さま」
震える内太股を撫で擦り、軽く叩いた。
たったそれだけで彼女は目を見開き、堪えていた絶頂を迎える。
「や、だめ、だめだめだめぇえええ〜〜〜♡♡♡ぁっ、らめらめとまっへ…!とまっへぇえ♡♡」
ガクガクと躰を震わせ、膣を痙攣させる光忠の足を抱えあげた。
「遂に快楽に屈したか、気持ち良いだろう?聖女さま!このまま悪魔の子を孕ませてやる!」
アナルから引き抜いて、痙攣させる膣に突っ込み激しく揺さぶる。
「ああ゛ぁ〜〜〜♡♡あぎ♡ひっ♡らめ、なかださないれっ♡だめ、らめらめッ…ぃいぐ♡やぁあ♡こわれりゅ…!しんじゃ、しんじゃうぅ♡♡♡」
はしたない嬌声を上げ、光忠はかくんっと堕ちた。
「快楽に屈し、あまつさえ失神か…。ほら、起きろ、俺はまだイってない」
頬を軽く叩いて起こす。
ぼんやりと目を開けた所を激しく突き上げて引き寄せて悪魔の力が混じった精液を子宮の奥に叩きつけた。
「あひっ♡いぃぃ♡りゃめ…らえらのぉっ♡あ゛…ぁ…♡♡」
止まらない絶頂に加えて熱い飛沫に光忠は失禁したように潮を吹く。
お陰で祭壇びちゃびちゃだった。
「貞淑な聖女さまは悪魔に屈してしまったな?」
俺は引き抜きながら笑い、僅かな刺激にも身を震わせる彼女を大きな十字架に磔にした。
「…やめ、て」
「良い格好だ、何処もかしこもビクビク震えて、そんなに良かったか?」
緩く首を振る光忠の顎をとらえてしとどに濡れた祭壇見せつける。
「あぅ゛…う、ぅ…♡おゅ、おゅりゅし…お赦、ひ…くださぁ…♡」
絶頂にびくんびくん痙攣し、膣から濃厚な精液がどろぉ…と溢れるのにすら感じているのか、赦しを請いながら光忠は息を荒くしながらうち震えていた。
「お前が言う、神様とやらはこれを見てなんと仰るだろうなァ?」
両孔を指でぐちぐち責め立て、イく寸前で手を止める。
手を拭き、にやりと笑いかけた。
「…ぁ、う」
「楽しかったよ、聖女さま?」
「ひどぃ…っく、ふ…うぅ……」
光忠を磔にしたまま教会を立ち去る俺に、光忠は身体を貪られた屈辱にぽろぽろと涙を流して疲労からやがて気を失った。
「これからが楽しみだな、聖女さま…?」
くったり気を失った光忠を瞳の中に映し、くつくつ笑う。
悪魔に魅入られた者は抜け出せないのだから。

月明かりが闇に溶ける。
絶望にまみれた朝が、始まる。

name
email
url
comment