ヤンデレ安定くん×清光ちゃん(刀これSSS

愛されたい。
綺麗に着飾って主に愛されたいのだと。
「・・・ふぅん」
「・・・何」
「別に?」
興味なげに返すと途端ぶすくれる彼に笑いかける。
「俺、扱いづらいからさ。ちょっとでも着飾っておかないと」
そう言って笑う彼を。

壊したいと思った。


「ねぇ、加州清光」
「?何?」
鏡の方を向いていた彼が不思議そうに振り返った。
黒い髪が揺れる。
「ちょっと来て」
「はぁ?俺、忙しいんだけど」
「いいから」
迷惑そうな彼をぐいと引っ張りあげた。
そのままずるずるとある部屋の前まで連れていく。
「・・・え?」
「入って」
「はぁ?!やだよ、なんで俺が!!!」
「いいから」
嫌がる清光を部屋の中に放り投げた。
地面に叩きつけられた清光が汚い声を上げる。
嗚呼、愛しい。
愛しくて堪らない。
「安定、やだ、俺・・・!!!」
「あはは、みっともないなぁ」
すがる清光が愛しくて仕方がなかった。
綺麗でありたいと願う彼を貶めるのはこの上ない快感を安定に与えた。
もっと。
もっと狂ってほしい。
ガタガタと震える清光に手を伸ばす。
下の方で結われた髪をほどき、その紐で手首を縛り上げた。

書くかもしれないし書かないかもしれない鬱的花言葉お題

2。
1はこれ

ホワイトブレザー×クラシックに相応しい花は『マツムシソウ(悲しみの花嫁)』か『ハゲイトウ(絶望)』です。
サンドリオン×ローザ・ブルーに相応しい花は『マツムシソウ(悲しみの花嫁)』か『ブバルディア(恩知らず)』です。
アドレサンスリン×にょローザ・ブルーに相応しい花は『柿(美しい自然の中に私を埋めて)』か『菊(私を信じてください・破れた恋)』です。
フェアリーワンピース×にょクラシックに相応しい花は『へレニウム(絶望の恋)』か『鬼灯(欺き・偽り)』です。


CAに相応しい花は『イチイ(死)』か『布袋葵(恋の悲しみ)』です。
フレユリに相応しい花は『キングサリ(淋しい美しさ)』か『ラベンダー(疑惑・沈黙)』です。

曲の読み方まとめ!(自分用

というよりお題用。

オーバーチュア/ウーベルチュール(序曲)
カンタータ(交声曲)
リコルダンツァ(追想曲)
カプリース(狂想曲)
カプリッチオ/ユーモレスク(奇想曲)
シンフォニー(交響曲)
パルティータ/スイート(組曲)
ファンタジア(幻想曲)
エチュード(練習曲)
アントラクト/インテルメッツォ(間奏曲)
ディヴェルティメント(嬉遊曲)
ノクターン(夜想曲)
ヴァリエーション(変奏曲)
ラプソディ(狂詩曲)
ソナタ(奏鳴曲)
トッカータ(鍵盤曲)
グラドゥアーレ(昇階曲)
パッション(受難曲)
リート(歌曲)
コンチェルト(協奏曲)
フーガ(遁走曲)
メディテーション(瞑想曲)
スケルツォ(諧謔曲)
ロンド(回旋曲/輪舞曲)
パヴァーヌ(舞曲)
アンプロンプチュ/インプロンプト(即興曲)
カノン(追複曲/追走曲)
フィナーレ(終曲)
マーチ(行進曲)
ミニアチュール(小序曲)
バラード/バラッド(譚詩曲)
コントルダンス(対舞曲)
インヴェンション(小即興曲)
オペレッタ(小戯曲)
ソナチネ(小奏鳴曲)
アラベスク(装飾曲)
ロマンス(芸術歌曲)
シャンソン(世俗歌曲)
パディヌリー(余興曲)
オーバード(夜明曲)
アリア(詠嘆曲)
インストルメンタル(器楽曲)
オラトリオ(聖譚曲
レクイエム(鎮魂曲/葬送曲)
トロイメライ(夢想曲)
パストラーレ(田園曲)
プレリュード(前奏曲)
ポストリュード(後奏曲)
ポロネーズ(波蘭舞曲)
メドレー(混成曲)
ポプリ(接続曲)
フューネラルマーチ(葬送行進曲)
レジェンド(伝説曲)


ちなみに、サイト名のメヌエットは少歩舞曲だそーですw

ジニギル・ストギル(SSSR15

ひたり。
彼がいる部屋の前で足を止める。
真っ白な壁、真っ白な床と天井、真っ白なベッド、そこに繋がれている・・・一点の黒。
「おはよう、ギルティ」
「・・・二度と来んな」
挨拶をしただけで睨まれる。
珍しく起きてたと思えばこれだ。
どうしてギルティは人を煽ることしかしないんだろう。
大体ここはボクの家なのに。
「ギルティってさ、学習しないよね」
「うっせ。・・・なあ、お腹すいたんだけど」
「食事よりも先にやることがあるでしょう」
ギルティのそれに返したのはボク・・・ではなくて。
「ジーニアス?」
「相変わらずお元気そうで何よりです」
こてりとギルティが首を傾げた。
それに笑みを見せるのはボクの後ろにいたジーニアス先生。
「なに、またなんか企んでんのか?」
ギルティがせせら笑う。
じゃらじゃらと鎖を鳴らして。

・・・どうして人を煽ることしかしないの、ギルティは。

「ギルティさんは自分の危機管理に対して多少うっかりしてらっしゃいますよね」
「ボクもそう思う」
「は?何が」
ジーニアス先生の言葉に頷いているとギルティが不思議そうに言った。
天然なんだからたちが悪いっていうか。
「今日は1月2日ですよ、ギルティさん」
「は?年越したのかよ」
「ねえギルティ、知ってる?」
有り得ない、とぶつぶつ言ってるギルティの耳元に囁いてやる。
「姫始め」
「あ?」
「だから、姫始めだってば」
形の良い眉をあからさまに吊り上げるギルティにそう言うと少しだけ首を傾げた。
知らないんだろうか。
罪深いほどに美しい、とか言われる割に案外そういうことに興味はないらしい。
「男性の場合ですと菊始めですね」
「そうなの。それは初めて知った」
「で?なんだその姫始め?とか菊始め?とか言うのは」
むくれた様子で聞くギルティをジーニアス先生が抱き上げる。
「おい、何す・・・っ!」
「ですからね、今日は1月2日です」
「それがなんだ!」
「つまり、初めて『老ける』行為をしても良いわけです」
暴れてぎゃんぎゃん喚くギルティをものともしないでベッドに投げるジーニアス先生。
「はぁ?意味分かんね・・・」
「だから、セックスしよっていってんのー」
「・・・あ?」
直接的な言葉を口にするとギルティの期限が急降下していくのが見て取れた。
こういう反応するのは得策じゃない、ってわからないんだろうか。
「今年初めてセックスするんでしょう?貴方も痛くないほうがいいでしょうに」
貴方ときたら、なんてわざとらしくため息をつきながらジーニアス先生が何かを取り出した。
「・・・お前それ」
ギルティが色を変えてベッドから降りようとする。
それを押さえつけると「離せ、旧作!」と声を荒げられた。
「ボクはとろっとろに甘やかしてあげるつもりだったのに」
「五月蠅い大体俺はそんなこと望んでな・・・ぃあ?!」
「口答えしない」
怒鳴るギルティにジーニアス先生が鞭を振り下ろす。
小気味いい音が響いた。
「口答えしたら叩かれるよ?ギルティ」
「誰の所為だと思ってるんだ、この旧作・・・ぃぎゃあ!!」
パン、と鞭をふるう音。
ビクン!とその背が跳ねる。
「あんまり傷つけないでね、ボクのギルティ」
「もちろんですよ」
にこりと笑うと先生も笑い返してくれた。
そういうとこは好きだけどね、ジーニアス先生。
痛みにうめくギルティの腕をベッドヘッドに繋いだ。
暴れられても困るし。
・・・もうすでに暴れてる気はしないでもないけど。
ジャラジャラ、音を立てる鎖。
すごくウルサイ。
まるで今のギルティみたいだな、なんて思った。
「外せ、このクズ!!!」
「ほら、暴れないでよ」
「貴様が変な事するからだろうがっ!!!!!」
「キミが煽るからだよ」
くすりと笑う。
変なこと言わなきゃ良かったのに、ねえ?
「はいはい、黙って犯されてくださいね、ギルティさん」
「しねこの藪医者!!!」
ギルティの声が白い部屋に響く。
ジーニアス先生の笑顔が濃くなった・・・気がした。
・・・あーあ。
「・・・覚悟は、出来てるんですね」
にっこり、ジーニアス先生が笑う。
ひっと喉の奥で悲鳴を鳴らすギルティに、ボクはくすくすと笑った。
怒らせたら怖いって、何度も経験してるはずなのにね。
ほんとバカだなあ、ギルティは!

降臨節小夜曲(天使物語・ザーイス

一年の始まりを祝う祭りがある・・・そういうのは知っていた。
天界で行われていた、ナイトスター双子が行う「神を祝う終焉の舞い」と、それから。

純真たる天使が行う、新年をそして人々を祝う、祝福の舞い。


「・・・だからってなんで俺が!」
「似合ってるわよ?イスファル」
「ホント、ぴったりー!」
声を荒げるイスファルに穏やかにそう言ったのは御前天使・サリエルのニア、そしてその妹のラナであった。
揃いの白い衣装に身を包みきゃっきゃとイスファルを着せ替えるのに勤しんでいる。
「そろそろ諦めたら?」
くすくす笑いながら言うのはライ・ナイトスター。
こちらは守護天使・ゼルエルで、いつもの戦闘衣装に身を包んでいた。
今日はニアとラナの守護が目的だからだろう。
諦められないとぶすくれるイスファルを笑いながらもなだめていた。
「こっちの準備終わりましたー・・・あら」
そう言いながら入ってきたのはオレンジの髪がまぶしいグレース・ピーロンドである。
ライの部下である彼女もまた、戦闘衣装であった。
「似合ってるわね、イスファル」
「嬉しくない」
「そうかしら、誇るべきよ」
ねえ?と彼女が振り返る。
目線の先をたどっていけばそこには。
「・・・ザード・・・?」
ぽかんと口を開けて立っているザードが、いた。


「びっくりしたよ。あんたが今年のイケニエ?」
「そうらしいな」
赤いスカートのようなズボンのようなそれ・・・巫女服というらしい・・・の裾を少し持ち上げてザードの言葉に頷く。
外から音が聞こえてくるのを見るに、もう舞いは始まっているらしい。

「ルナに押し切られたんだ」
イスファルのそれにザードがああ、と言って苦笑した。

「あの」
遠慮がちな声に振り向くとそこにはミルト・レヴァンステラがいた。
彼女もまた神であり、戦天使・ミカエルであるセイリオスの付き人である。
「そろそろですよ、イスファルさん」
ピンクの髪を揺らし、ミルトが笑う。

1時間目は国語、プリントを黙々とやる。
2時間目は数学、今日は何の課題だったか。
3時間目は英語、案外得意らしい。
4時間目は美術。
白紙の紙を不思議そうに見るのがおかしかった。
「ひっ」
突然ついたテレビに怯える光忠。
流れる絵画に青ざめ後ずさる彼女を俺は捕まえた。
「!は、せべ、…くん」
「ただいま、光忠」
くすくすと笑う。
「今日は水彩画だ」
 そう告げて、どさりとソファに押し倒した。
 嫌々と彼女が首を振る。
 1ヵ月もこんな生活を続けているのだから、早く
慣れれば良いものを。
 嘆息しつつも学校から持ち帰った筆をすっと肌に滑らせる。
 まあいつまで経っても生娘のような反応なのは
良い事だ。
 ビッチ、とかいうのはもっての外だからな。
「ひぅ…!!や、やだあ!!」
「嫌がってないで画面を見ろ。今日は絵画鑑賞だと美術教師が言っていたぞ」
「や、やだ…こんなの、やぁ…」
 キツく目を閉じて首をいっぱいに振る光忠。
 画面に映っていたのは彼女の痴態だった。
 幾枚も途切れることなく切り替わっていく。
 ぐいと顎を上げ、画面を見るよう命じた。
 閉じられた金の目が薄く開く。
 長い前髪で隠されたもう片方でも見る様にと嫌がる黒髪を上げてやった。
 久しく見ていなかった…紫の目。
 ああ、いつだって綺麗だ、この目は。
 笑って、その目を画面に向けさせた。
「ぁ…あ…」
 カタカタと躰を震わせる光忠の下半身に筆を滑らせる。
 にちゅりとわざわざ音を立てて彼女に聞かせた。
 聞きたくないと先程より強くその目を閉じる。
「恥ずかしくはないのか?ん?」
「ぁあぅ、やあ…!!!」
「自分の痴態を見て興奮するなど…変態だな?光忠」
「ちが、ちがぅうう…!ぼ、くは…ふや?!ぁあん!」
 否定するように首を振る光忠に仕置きだとばかり弱い所を責め立てた。
 その度に細い躰が面白いように跳ねる。
「ふぁ、あ…やぅ…くすぐった…ひんっ」
 胸をたぷたぷと揺らしながらそこを筆で愛撫すると光忠は再び涙に濡れた目を開いた。
 ぽろぽろと零れるそれを筆先で掬い取る。
「嘘は良くないな?光忠」
「ごめ、ごめんなさ、ひゃぅうう!!」
「仕置きだ」
 冷酷に告げ、さんざ、乳首をくすぐってやり、息も絶え絶えになったところで、その穂先をクリトリスへと向けた。
「いやぁ…ふぇっ、やだっ、やめてっ、やめてぇぇぇ!!」
 ロクに抵抗も出来ない癖に彼女は嫌々と首を振る。
 小さな突起を押しつぶすとガタガタと震え出した。
 切り替わる映像の描写を耳元で囁きながら
花弁を幾度も撫で擦る。
「やあ、も、う…あ、ああ!!!」
 ビクン!と大きく跳ねて光忠は絶頂した。
 ぎゅうと己の躰を抱きしめる光忠に「昼飯だぞ」と言う。
 その言葉にのろのろと腰を起こし、キッチンへと向かった彼女は素肌にエプロンを付け、料理を始めた。
 5時間目の家庭科と前後するが…まあいい。
「?!や、何…」
 背後から近付いてシンクに躰を押し付けた。
「長谷部くん、やめ…!あぅっ」
「言ったよな?俺は『先生』だと」
「うぅ、長谷部、先生…もうやめ…ひっ」
「口の悪い子は仕置きだ」
「そ、そんな、ぁ、や、ぁんん!!!」
 深く口付け、オリーブオイルを垂らして暴く。
 嫌がる彼女を組み敷き、何度も貪り食った。
「は、ぁん、や、もう、無理ぃ…」
「お前が悪いんだろう?光忠」
「長谷部、くんなんか、きら、嫌い…ひっ?!」
 ぐずぐず泣く光忠を冷たい目で見下す。
 …ああ、何故学習しないんだろうな?お前は。
「食事の時間だ」
「な、なに…いぎっ?!…や、やめて、そんなの挿入らな…やああ!!!」
 首を振って逃げようとする光忠の腰を捕まえて
冷蔵庫にあった野菜を取り出す。
 ぐぷぷ、と音を立てて先程まで挿入れていたそこに茄子を突き挿し、アナルにも細めの人参を挿入れて
やった。
「美味いか?」
「ぁ、あ…」
 放心状態の光忠の腹を撫でながら聞く。
「返事」
「…っ!…お、いひ…です…ぅうう…っ」
 ポロポロと涙を溢し必死に言葉を紡ぐ様子に思わず笑みを浮かべる。
 前に、後ろに野菜を埋め込んで。
 こんなの嫌と泣きじゃくる光忠は煽情的に思えた。
 6時間目は体育だった。
「もう、やめ、て…」
「何を言う。午前中は座学だっただろう?」
 ちゅ、と口付け俺はろくな抵抗をしなくなった光忠を寝室へ運ぶ。
「今日はこれだ」
「ぅああ?!!!」
 四つん這いにさせて、ぴしゃりとそれを光忠の尻に向かって振り下ろした。
 ビクビクと躰を跳ねさせる光忠に何度か打ち付ける。
 たぷん、と豊満な乳が揺れた。
 小気味良い音を響かせ光忠の肌を打つと段々白かったそれに紅い線が入る。
「ひ、ぅうう!!はせ、べく…!」
「物分かりが悪いな。長谷部『先生』だろうが!」
「…っ、せん、せぇ…!長谷部、せんせ…あう、きゃうぅう!!」
 力強く打ち据えてから、嬌声を上げる彼女の
躰をひっくり返した。
 痛みに呻いていたがそんな事は構っていられない。
 何せこちらもそろそろ本当の授業だ。
「お前の仕置きはまた後でだ。…今日の課題を
教えてやる」
「…これ、って」
 涙に濡れた目で光忠がぼんやりとそれを金の目に映す。
 彼女が見ているのは所謂「縄跳び」と呼ばれる代物だった。
 両の手首をそれで縛ってベッドヘッドに固定する。
 足を抱え上げて2本目の縄を膝裏に通した。
 そのグリップにローションを垂らす。
「やだ、なに、ひっ」
 怯えた表情の彼女の後孔をくちくちと解し、
グリップを埋め込んだ。
「やめ、やだっ!!挿入らな…ぅぁあああ!!」
 首を振る光忠を無視して奥まで突き入れる。
 もう一方のグリップにもローションを垂らし今度は前に手を滑らせた。
 先程まで散々犯していたそこにぐぷと音を立ててグリップを埋め込ませる。
「ふやぁぁっ!!」
 ビクビクと彼女の躰が跳ねた。
 何度犯しても処女のような反応だ。
 可愛いな、光忠は。
「こんな太さ、どうということはないだろう?
ほら、もう一本」
「んん!!あ、やだぁ!」
「我侭を言うな。またぶたれたいのか?ん?」
「ひっ…!!ご、ごめんなさ…!」
 ひゅんっと音を立てて縄跳びを振り下ろす。
 新たな涙をにじませた光忠は小さく躰を震わせ、大人しくなった。
「分かればいい」
「やぁ…ひっく、くるし、やぁあ…も、とって、とってぇ…や、ああああ…」
 悲鳴を無視しグリップを3本、4本と増やしていく。
 掻き回せば膣内でガシャガシャと音を立てた。
「…あ…うぁ…」
「俺は仕事に行く。会議もないから5時には帰れるだろう。…いい子にしているんだぞ、光忠」
 ちゅ、と呆けた表情の光忠に口付け、部屋の戸を
閉める。
 そういえば光忠は体育が苦手だった。
…帰ったらしっかり俺が指導してやらんと、な。






































「ねー、長谷部」
「…なんだ」
 機嫌の悪そうなそれに俺は顔も上げずに
返事をした。
「光忠ちゃん、どこが悪いか本当に知らないの」
「知らんと言っておるだろう」
「ふぅん。心配じゃ、無い訳?」
 俺の言葉に機嫌が悪そうなその彼女…加州清光は再度問う。
 疑うようなそれだった。
 体育の授業の後、話があるんだけどと押し切られ、体育教官室に仕方がなく呼び入れる。
 面倒だったが彼女一人の方がまだ扱いやすかった。
 彼氏…加州は「友だちだってば」と言っていた大和守安定が一緒だと後々厄介だろう。
 彼は理論タイプで、どちらかと言えば俺によく似ていた。
 光忠が[表向きに]入院してから約1ヵ月。
 お見舞いに行きたい、せめて寄せ書きだけでもと言い募る級友達を、学校側は「重い病気だから」「蔓延しては困るから」と病名も病院名も一切明かさなかった。
 それはそうだろう。
 学校側とて光忠が何の病気で入院して、どこの病院に入っているかなんてまったく知らないのだから。
「俺が心配したところでどうしようもないだろう」
「それでも担任?!信じらんない!1ヶ月も入院してるって言うのにさ!!」
 加州が怒鳴る。
 そういえば彼女達は仲が良かったのだっけ。
 ああ、全く面倒くさい。
「本当は病気じゃないんじゃないの?」
「…何?」
「光忠ちゃんが入院したと同時期、他のクラスの子が学校を辞めた。それも4人いっぺんに。おかしいと思わない?」
「毎年何人かは学校を辞める。今回は時期が重なっただけだろう」
「それにしたっておかしいでしょ?!…光忠ちゃんはどこも身体なんか悪くなさそうだったし、辞めた子は…男子はともかく、女の子の方は素行で問題になってるって聞いたことなかったよ」
「家庭の事情だ。これ以上はお前に詳しくは教えられん。プライバシーの侵害になる」
「そりゃそうだけど…!」
 加州が言い募る。
 …どこまで知っているのだろう、こいつは。
「ねぇ!」
 再び声を荒げた、その途端チャイムが鳴る。
 彼女に背を向けて俺は言い放った。
「時間だ、加州」
「待ってよ、まだ…」
「休み時間は終わったはずだが?」
「っ。…分かった」
 キッと睨み、体育教官室を出て行く。
 パタパタという音が遠ざかり、俺はパソコンの蓋を開けた。
 画面には俺の部屋の各所が映っている。
 スマホと連動している…隠しカメラのそれだった。
 俺がいない間はこのカメラで監視をする。
 いつでも何をしているか分かる寸法だ。
 最初は逃げ出そうとして大変だったな。
 まあ今は諦め、大人しく与えられた課題をやってはいるが。
 俺も授業がない時には家に戻って直接教えてやっている。
 体育専科だが意外に何とかなるものだ。
 光忠は、俺が教えてやらんと。
 教師なんぞやめてもよかったが、暫くは
生活を維持する為にもこのままで居る必要があった。
 さて彼女はどうしているのかとカメラの
位置を切り替えていく。
「…は?」
 無情にも最後の画面になり俺は小さな声を漏らした。
 普段…もっといえば先程まで映っていた光忠が…いない。
 逃げたか。
「くそっ」
 悪態を吐き出し、教官室を出て車に向かう。
 マンションまでは車で10分。
 逃げたのならまだ近くにいる筈だ。
 彼女の服は全て捨てたし靴も無い筈だった。
 縄跳びだってきつく結んだ筈で絶対に取れないと確信出来る。
 だのにどうやって。
 車を飛ばし、近所を捜索する。
 まずは見つけ出すことに専念しよう。
話はそれからだ。
しかし、どこにも見当たらない。
全くどこへ行ったのだか。
完全に逃げられは…しないというのに。
取り敢えず、とスマホを見ればバスルームの映像に彼女の姿があった。
逃げたわけでは、無いのだろうか。
隠しカメラに死角はなかったはずだけれど。
そう思いながらマンションに戻る。
「光忠!」
 蹴破るようにドアを開け玄関に飛び込んだ。
 トイレの前にへたんと座り込んだ光忠が怯えた
ように俺を見上げる。
「…せべ、せ…長谷部、せんせぇ…!」
 震えた声で光忠が俺を呼んだ。
 絶対に『先生』と自分から呼ぼうともしなかった光忠が。
「…どうした」
 努めて穏やかに聞いてやる。
 ゆっくり抱きしめてやるとぎゅっと縋りついてきた。
 そこらに脱ぎ捨てられた俺のコートと足の裏は汚れている事から、外に出た事を如実に示していた。
 外に出たのに逃げなかったのか。
 それに笑みをこぼしてから頭を撫でてやる。
 堕ちたのだ、と。
 彼女は漸く自分の元に。
 だから外に出た事は不問にしてやった。
 ガタガタ震える光忠の小さな裸を撫でる。
「どうした、何があった?」
「…せん、先生、どうしよう…赤ちゃん、
出来ちゃったよぅ…!!」
「赤ちゃん?」
 彼女の一言に目を見開く。
 こくりと頷き、彼女は涙を溢した。
「お願い、僕を捨てないで…!!嫌いに、
ならないでぇ…!!」
 俺の身体に縋りついてさめざめと泣く。
 そういえばここに連れて来てから生理が
きていないっけ。
近くに妊娠検査薬の箱が落ちていたのはこれを買いに行くためか。
大方、生理が来ず、怖くなって買いに走ったに違いなかった。
俺が、以前に「子どもは好きじゃない」とか言ったから。
子どもを孕んだ自分は捨てられると勘違いしてリスクも考えずに買いに行ったのだろう。
 …ああ、なんて愚かな。
「捨てない」
「…ぇ?」
「捨てるものか。俺の子を孕んでくれたんだろう?…良くやったな」
 きょとんとする光忠の頬を撫でる。
 本当?と舌足らずな声で光忠が言った。
「僕の事、嫌いにならない?…捨てたり、しない?」
「無論だ。お腹の子も、お前も、大切にするさ」
 笑いかけ、ふわりと抱き上げる。
 リビングに運び、毛布とある物を持ってきてやった。
「腹を冷やしてはならないだろう?…今度
服を買いに行かないとな」
「…う、ん」
「此処に、もう一つ命があるのか。…不思議な気分だ」
 くすくすと笑って手を光忠の腹部に持っていく。
 本当ならこのままぐっと力を込めてしまいたかった。
 この箱庭に俺たち二人以外の人間なんていらない。
 それをしないのは彼女に依存させるためだった。
 ドロドロに優しくして、最後に堕とす。
 絶望した光忠に対しそこでまた優しくする、そうすれば。
 俺は笑みを隠して小瓶を差し出した。
「光忠、これを」
「…これ、は?」
「お腹の子どもを安定させる薬だ。初めての妊娠なのだからな、何でもする。二人で乗り越えような?」
「…うれしい…」
 とろ、と光忠が笑む。
 彼女に渡した小瓶は堕胎薬だった。
 それを知らず、光忠はただ笑む。
 妊娠したその事実を否定されないと知って。
 俺は小さく嗤う。
 そうして、ありがとう、と囁いた。
 あの時の…忌々しい雌に向かって。
 俺の光忠をこうまで堕としてくれてありがとう。
 光忠に恐怖と絶望を埋め込んでくれてありがとう。
 …俺に光忠を独占する機会を与えてくれてありがとう。
「長谷部、先生?」
「どうした、光忠」
 ふわりとした声に俺は光忠の頬を撫でる。
 柔らかく笑う彼女はまるで聖母の様だった。
「僕、本当はね…」
 光忠の声が風に溶ける。
 白い錠剤が入った小瓶が、カランと音を立てた。
(終)

モジュカイト受けについて考えてみた

<モジュカイカイ>
ホワイトブレザー×クラシック
ジーニアス×ギルティ
プランス・ブラン×ローザ・ブルー
クローバークラブカイト×オンザロック
オリジネイター×レクイエム
スミレ×時雨
ダイヤモンドダスト×鉄道員空
テレカクシパーカー青×ホリディ
ネコサイバー×おサカナつなぎカイト
パジャマパーティカイト×PhantomThiefカイト
ジェネラル×蒼雪
浴衣カイト×サタン
クリスマスカイト(Arcade×クリスマスカイト(2nd
白雪×忍者
ローザ・ルーノ×
スプラッシュスター×マジェスティックストーン
卑怯ブルー×アイヴィーファントム
アルティメット・KAITO×ミステリアス・バタフライ

<モジュレンカイ>
トリッカー×クラシック
ストレンジダーク×ギルティ
イレイザー×ローザ・ブルー
パンキッシュ×オンザロック
ホワイトエッジ×レクイエム
アイスフォグ×時雨
シエル×鉄道員空
逆さまレインボーレン×ホリディ
アドレサンスナイト×おサカナつなぎカイト
ブルームーン×PhantomThiefカイト
生徒会執行部×蒼雪
レシーバー×サタン
パティシエヘンゼル×クリスマスカイト(2nd
ホーリィランサー×ミステリアス・バタフライ
ブレイブ・バタフライ×アイヴィーファントム
鶴×忍者
trick and treatレン×
スクールウェアレン×キャンパス
スクールジャージ×学ランパーカー
Cheerfulレン×Cheerfulカイト



<モジュリンカイ>
スクールウェアリン×キャンパス
フェイカー×学ランパーカー
妄想ガール×Cheerfulカイト

モジュルカ受けについて考えてみた

前提ものだと被る場合あり。

<モジュミクルカ>
ホワイトワンピ×シフォンワンピ
ドレミファロンドミク×ナギサ・レプカ
ノーブル×フロイライン
ローザ・ビアンカ×ロミシンルカ
プランセス・ブランシュ×フェアリーマカロン
エールダンジュ×ハードロック
シャノワール×サイレンス
クローバークラブミク(スクール)×リクルーター
コンフリクトミク×コンフリクトルカ
アバンガード×サクセサー
ホワイト・イヴ×森の妖精姫
ナナイロライン×エターナルホワイト
華車×パジャマパーティルカ
ピチカート×アイヴィームーラン
アノード・エレクトロニカ×カソード・エレクトロニカ
チャイナ×紅玉
ラセツトムクロ(ミコ)×十六夜
アジテーション×ドミネントストーン
インタビュアミク×フレッシュスター
アゲアゲアゲイン×サイバーネーション



<モジュハクルカ>
ゴシックパープル×ねこみみパーカー
サイバーダイブ×レーシングスタイルルカ

<モジュネルルカ>
エスニック×華
部活少女×クインビー

<モジュテトルカ>
M・S・J×CAルカ

<モジュリンルカ>
インビジブルリン×フェアリーマカロン
トランスミッター×ロミシンルカ
ブラックスター×アムール
EoEスタイル×シフォンワンピ
陽炎×浴衣ルカ
蘇芳×浴衣ルカ
PFSリン×テンプテーション
雨×華
浴衣リン×華
リアクター×森の妖精姫
ソレイユ×ねこみみパーカー
トラッドスクール×放課後モード
夢見るパンダ×パジャマパーティルカ
メランコリー×ロジカリスト
シザーズ×インタビュアルカ
アドレサンスプリンセス(蘇芳狐)×クリスマスルカ(2nd
フェアリーワンピース(アマツキツネ)×クリスマスルカ(AC
ロミシンリン×ナギサ・レプカ
桜月×楓香
ヒマワリ×楓香
胡蝶×十六夜
アストレイ×サイレンス
アシンメトリーリン×エレガント・バタフライ
ココロ×謎の女幹部


<モジュメイルカ>
大正ロマン×楓香
紅椿×浴衣ルカ
紅葉×鉄道員薔薇
ノエル・ルージュ×えれくとりっく・えんじぇぅルカ
ブレイジング×VFスーツ
ふわふわコート×ロジカリスト
ひつじさんウェア×どうぶつ占いルカ
ホイッスル×Cheerfulルカ
ストロベリーウィッチ×魔女っ子style

<モジュグミルカ>
インビジブルグミ×アムール
いーあるふぁんくらぶグミ×紅玉
マトリョシカグミ×インタビュアルカ
ハッピーシンセサイザグミ×サイバーネーション

<モジュレンルカ>
扇舞×鉄道員薔薇
アシンメトリーレン×アルティメット・ルカ
ラディカルスター×フロイライン
恋するシロクマ×ゆるふわコーデ
スターマイン×ハッピーシンセサイザルカ
テレカクシパーカー黄色×フローラル


<モジュルカルカ>
リンちゃん愛し隊2号×逆さまレインボールカ

大天使レイナス×悪魔ロナード

相反する力を持つ、穢れのない黒を纏った彼を
白く塗りつぶしたいと思った







最初に出会ったのは果たしてどこだったか。
一般兵を装って声をかけたレイナスに言葉少ないながら知りたい情報全てをさらけ出したのは彼の方だ。
案外悪魔とは危機管理能力が薄いなとぼんやり思いながら、やっと見つけた彼に安堵さえ覚える。
嗚呼、この日をどれ程待ち望んだことだろう。
黒い羽根、それと合わせた黒衣、さらりと靡く蒼の長い髪は魔力の強さを表していて。
美しいとしか形容出来ない彼をただただ壊したいと思った。
壊して、乞わして、自分だけのものにする。
闇に堕ちた天使は堕天使と呼ばれるけれど、はて聖に屈した悪魔はなんと呼ぶのだろう、とどうでもいいことに思考を巡らせた。
「し、ね・・・屑」
ギリギリと睨む彼の蒼の目が心地好い。
森にいた彼を拉致し、廃墟と化した小屋に監禁して幾日。
人間ならとうに発狂して良さそうなものだが如何せん彼らは人ではなかった。
睨む彼は巨大な魔力を持つ悪魔。
一方のこちら・・・レイナスは天使だった。
神に遣えし上流天使。
悪魔を拉致するなど、訳はない。
「口が悪いんじゃない?まあそんなお前も可愛いんだけどさ」
「・・・だま、れ」
「俺にそんな口きいていいと思ってるんだ?」
くすくす笑いながら、痛いのは嫌だろ?と囁いた。
びくりと彼の体が跳ねる。
しかしそれも一瞬。
悪魔はすぐに気丈な態度を取った。
「さっさと、殺すがいい」
「どうしてそう極端なの」
はあ、とレイナスは溜め息を吐き出す。
「俺はお前を殺さない。強いて言えば・・・そうだな」
睨む悪魔ににこりと笑いかけた。
そうして。
「お前を、壊したい」
処刑宣告を、彼に囁く。
悪魔らしからぬきょとんと顔を見せたのはほんの僅か。
すぐに彼は侮蔑の表情を浮かべた。
「馬鹿馬鹿しい。お前ごときが、俺を壊せるとでも?」
「出来るよ」
笑顔を見せて、剣を振りかぶる。
「・・・!!!ぅあ・・・!!!」
「はい、次は右足ー」
「・・・!!!!!!」
両の足を傷つけ枷をつけた。
持ち上げて彼の羽根の側に固定する。
それから彼の衣服を取り去った。
邪魔だったから力を使っても良かったのだけど、敢えて力任せに引きちぎる。
少しは怯えてくれるかと思ったが彼は睨むだけだった。
なんだ、つまらない。
そう思いながらレイナスは下半身の服を脱いだ。
「野蛮だな、天使は」
「その天使に犯されるんだけど、ね!」
笑って、彼の秘部に無理矢理突っ込む。
悪魔の、声なき悲鳴が上がった。
そのまま数回揺さぶっても彼は反応しない。
どうやら心を殺しているようだ。
それならば。
「・・・ね、え!」
レイナスが悪魔に微笑む。
「お前の双子の弟、可愛いね。セイリオスだっけ?」
「・・・?!」
初めて彼が狼狽した。
・・・後少し。
「お前がダメならあの子を犯しちゃおうかなぁ」
「セイリオスには手を出すな!!!」
彼が睨む。
先ほどとは違った目で。
レイナスにすがるように。
「・・・じゃあ、俺のものになって」
天使は囁く。
甘い言葉を。
悪魔がのめる交換条件を。
「・・・っ、ク、ソ・・・が・・・!」
悔しげな色を滲ませる彼に、レイナスは口付けた。
どちらが悪魔かわからない。
そう、自嘲して。
「なぁ、好き。大好き。お前もだろ?」
揺さぶって、問いかけて、段々と光をなくす目に笑いかける。
もうちょっと、後少し、と伸ばした手を引き寄せた。
ふと小さく喘ぐ彼の羽根を見る。
先端が白に染まっていた。
それを確認したレイナスは、歪に口元を歪ませる。


嗚呼、やっと捕まえた。



もう逃がさないと抱き締めて、悪魔の力を内から奪う様己の精を吐き出して。
宵闇から引きずり出して捕らえられた悪魔に。
レイナスは囁く。
届かない、言葉を。

「愛してるよ、ロナード」

幼く愛しい君を哀してた(ホワ仔クラ

月が蒼く光る夜だった。
すやすやと眠る小さな少年の元に近付き、起こさぬようにそっとベッドに腰を下ろす。
クラシック。
そう小さく呟いてさらりとした髪を撫でた。
彼の双子の弟の代わりにトレードされこの家にやって来てから数ヵ月。
どこが生きることを諦めていた少年が小さな笑顔を向けるようになってから数週間と少し。
…ホワイトブレザーが彼を手に入れたいと願い始めたのはどれくらい前からだっただろう。
引き寄せられるようにクラシック肌に口付けようとし…突如聞こえたらどさりといい音に身体をびくつかせて反射的に振り返る。
風でも吹き込んだのだろうか、落ちていたのは少年の黒いコートだった。
皺になるとぼんやり思いながらホワイトブレザーは拾いに行くこともなくそれを見つめる。
黒衣はカンタレラと呼ばれる彼の、神の花嫁だという神聖な証。
彼がこの家に縛られる象徴。
神の花嫁が毒薬とは皮肉だとホワイトブレザーは嗤った。
そうして、再びクラシックに目を向ける。
しわくちゃになるだろうあのコートのように汚してしまえば…彼は自分のものになるだろうか。
そう思いながらホワイトブレザーはクラシックに覆い被さった。
このまま何度犯したいと願ったか分からない。
クラシックの光を奪ってしまえたら。
クラシックを穢してしまえたら。
彼はどんな表情をするだろう。
泣くだろうか、絶望するだろうか。
…それとも。
「…ほわ?」
ぼんやりした声にハッと下を向くとクラシックがとろんとした目で見つめていた。
目が覚めてしまったのだろう。
ごめん、と退こうとすると「どうしたの」と聞かれた。
「何でもないよ」
「でも、ほわ…苦しそう」
「…。…ねぇ、クラシック。もし僕が君に酷いことをしたいって言ったら、どうする?」
「ひどい、こと?」
小さく首を傾げたクラシックは暫く考えたのち笑みを見せる。
いいよ、とホワイトブレザーに向けて腕を広げた。
「クラシック?」
「ほわは、私をみとめてくれた。ひどいことってどんなことかは分からないけど、ほわなら、いいよ」
嗚呼、どうしてこの子は。
驚きに目を見開いていたホワイトブレザーの表情が歪む。
泣いて拒んでくれたらまだ諦めもついたものを。
どれだけこの美しい少年を壊そうと思ったかしれない。
それが実現できるという喜びと、綺麗なものを壊してしまうという罪悪感にホワイトブレザーは動けなくなる。
「…こわして」
囁く甘い声にホワイトブレザーは身を委ねた。

ごめんね。

口の中で呟いてホワイトブレザーはクラシックの細い腰を抱き寄せる。
彼が願うからだと言い訳をして。
ふつりと何かが切れた音が、聞こえた。


鳥籠に飾られた人形は、壊れる音を望んだ。
白の青年は、黒を塗りつぶすことを願った。

幼く、ただただ愛しい彼を。
青年は愛したかった。
…それは哀しい物語のオーバーチュア。

狂っていく歯車を暗示するように、月が姿を消した。