にょたカイさんを好き過ぎる高2組がイキ地獄に落とす話(ザク+マキ×カイ♀)エピローグ

「…ほんっとうにすまなかった…!」
地に頭を付けかねない勢いでザクロが謝る。
いつもぼんやりしているマキノも珍しくおろおろしていた。
カイコクはといえばくったりと布団に横たわり、その体中の至る所に二人が咲かせた赤い花が散らばっている。
女性にしてはハスキーな声が今や見るも無残に枯れ果てていた。
さらりと彼女の長い髪が揺れる。
「…ば、か」
「反省している。やりすぎた」
「いや、って…いった、のに」
「…ごめんね、カイコッちゃん」
ブスくれたような声が布団から返ってきて、二人はさんざ言い倒した謝罪を繰り返した。
まさかいつも余裕ぶっているカイコクがあんなにも乱れるなんて。
確かに気持ちよくさせることは目標ではあったもののあまりにもやりすぎである。
「…。おし、ぎり」
「なっ、なんだ?!!何かあったら言ってくれ!」
小さな声にザクロがバッと勢い良く顔を上げた。
「…くず、ゅ…のみてぇ」
「葛湯、葛湯な、分かった!すぐ戻る!」 
珍しくもザクロが慌ただしく走って出ていく。
余程反省しているのだろう。
「…カイコッちゃん」
「あい、かわ…は…からだ、ふぃ、てくんな?」
声をかけるマキノに目元を腫らしてカイコクが微笑む。
こくんと頷いたマキノは立ち上がり洗面台に向かった。
それを見送り、カイコクは小さく笑う。
可愛いなぁ、と独りごちて快楽に溺れ疲れた体を布団に沈みこませた。
焦っていた二人は気づいていないのだろう。
怒っている態度を取ったが、本当はあまり怒っていない、ということを。
悟られてしまったら調子に乗るだろうから。
(今はまだ秘密でぇ)
小さく肩を揺らしながら緩慢に襲い来る眠気に、身を任せた。
本当はとても良かったということは…あと少し秘密にしておこう、と可愛らしい笑みを浮かべたカイコクに。
二人が気付くのは…そう遠くない未来。

にょたカイさんを好き過ぎる高2組がイキ地獄に落とす話 エロパート

「…んぅ…はぁ、ぅ……」
ぴちゃぴちゃという水音が響く。
背後から抱きしめたマキノが振り仰ぐカイコクを抱きしめながらキスをしていた。
上顎を舌で擦られ、小さく躰を跳ねさせるカイコクの…着流しをするりと脱がせたのはザクロである。
ふるりと大きな胸が姿を表し、少し頬が赤くなった顔を誤魔化すようにマスクを外した。
前はこれで失神しそうなほど動揺していたな、と少し思う。
元々女性は苦手なザクロだが、カイコクは別であった。
不思議だな、と思う。
こんなにも女性を、カイコクを愛おしいと思えるなんて。
「んやぁ?!はぅ、ぁ…ゃ…!」
可愛らしい嬌声が降ってきてザクロは舌で胸を愛撫しながら彼女たちを窺い見た。
躰を震わせるカイコクの胸を、マキノは手で愛撫している。
そんなマキノから口を離し、漏れる悲鳴を必死に手で抑えながらカイコクは2種類の快楽に耐えていた。
「カイコッちゃん。抑えちゃ…だめだよ」
「そうだぞ、鬼ヶ崎。俺達は気持ちよくしたいんだからな」
口々にそう言って、ザクロがカイコクの右手を、マキノがカイコクの左手をぎゅっと握る。
「ん、ぅ…!そ、んな…ひゃっ?!」
困ったように眉を寄せるカイコクが急に可愛らしい声を上げた。
やわやわと羽のような愛撫から一転、二人の動きが一層激しいものになったからである。
「んんんっ…!そ、れ…や…っ!」
「それ、とは?」
「…どっち?」
弱々し気に首を振るカイコクに、ザクロがカイコクの片方の乳首を甘噛みしながら、マキノがもう片方を指で弾きながら聞いた。
それに、はぁっと熱い息を漏らし、「…りょ、ほ……」とカイコクが答える。
「嫌なのか?こんなに良さそうなのに」
「…気持ち良く、ない?」
きょとんとザクロとマキノが聞いた。
顔を紅くさせるカイコクが可愛くて二人はそっと囁く。
「…鬼ヶ崎」
「…カイコッちゃん…」
「~っ!」
ふる、と躰を震わせ、頬を真っ赤にしていたカイコクが我慢の限界!というように腕を突っ張った。
「やっぱりやめる!」
唐突に叫ばれ、ザクロはぽかんとする。
「や、やめる、とは…?」
「今日の、その、えっち…はもう、しねぇって言ってんだ!」
「…は…はぁ…?!」
カイコクが叫んだ言葉はあんまりにあんまりなそれだった。
男子高校生にここまできて、待て、を強いるのは酷ではなかろうか。
「なんで、そんな」
「元々俺は無理だって言った筈だぜ。…んっ、離してくんな、逢河」
呆然とするザクロにカイコクはそう言い、驚いた表情のマキノを振り払おうとする。
だがもちろんそれは許さなかった。
「…カイコッちゃん、理由…は…?」
「無理だと思うから。それ以上でもそれ以下でもねぇよ」
紡がれる言葉はあまりにあっさりしていて。
「…。…あのな、鬼ヶ崎。俺…路々森に言われて勉強したんだ」
「ん、ぇ…?路々、さん…?」
ぽやん、と反芻するカイコクに、ザクロはそうだと答える。
「勉強が足りないからだとか、自分の身体だけで補えないなら道具に頼るのもありだとか…一人なら無理なことも二人なら何とかなるとか、そう言われたから」
「…は、ぅ…ぃ、え…??」
「好きな人を心も身体も蕩けさせたいと思うのは間違っているか?」
じぃっと見つめれば、混乱しきった表情のカイコクが恥ずかしそうに目を背けた。
「…や、さしく…して、くんな……?」
それでも折れてくれたカイコクにザクロはホッとして頬に口付ける。
「大丈夫。優しくする」
「…ん…。逢河、は?」
「…優しく、するよ」
ザクロとは反対側の頬にキスを落とすマキノに彼女は漸く安堵の笑みを浮かべた。
それを、可愛いな、と思う。
する、と下半身に手を滑らせて白い太ももを触りながら下着を脱がせた。
「…?!」
「マキノくん」
「…分かった」
片足は肩に担ぎ上げ、もう片足はマキノが支える。
がばりと開けられた足の中心部からは堪えきれない愛液が滲んでいた。
「…鬼ヶ崎も期待してくれていたんだな」
「~っ!ばかっ!なんでお前さんはそういう…!ひゃぅ?!」
文句を言いかけるカイコクが甲高い声を上げる。
ちゅう、と愛液を舐めたからだろう。
「…カイコッちゃん」
「ん、んぅ?!はぅ、んー!!!」
チロチロと淫芽を愛撫するザクロを見ながら、マキノがカイコクにキスをした。
深いそれのようで、上からも下からもぴちゃぴちゃという水音が響く。
びく、びく、とカイコクの躰が不自然に跳ねた。
「…鬼ヶ崎」
「…ふぇ?…ぃやっ、なにっ、や、ぁ、ぁああっ?!」
そっと囁き、ザクロは…小さな電マを硬くなった淫芽に押し付ける。
その途端、彼女は爪先に力を込め、絶頂を迎える。
「…は、ぅ…ぇ…??」
カイコクも何がなんだか、と言った表情で余韻に浸っているが…ザクロは責める手を休めなかった。
「ゃ、やぁだっ!?お、しぎり…とめっ、て…とめて、くんなぁっ!!」
「駄目だ」
「なんで…?!ひ、ぅう!」
ひゅ、っと息を漏らすカイコクの膣にそっと指を埋め込ませる。
くにゅりとナカで指を折り曲げ、擦り上げた。
と、マキノの手がザクロの持っている電マを取り上げる。
これ幸いとそのままそれを預け、ザクロは膣のナカを解す事に専念した。
Gスポットを擦り上げ、二本三本と指を増やしていく。
「はぅ、ぅぁあっ!!!」
肩に乗った足に力が籠った。
カイコクはイくとき、躰を丸めたがる。
あまり性に奔放ではないと聞くが…果たしてどうなのだろうか。
荒い息を吐き出すカイコクから指を引き抜く。
いつもならもっと性急に己を埋め込むのだが…今回は我慢だ。
なんせ今回の目標はカイコクを気持ち良くさせる事、なのだから。
「鬼ヶ崎」
名前を読んでやり、ぼんやりとこちらを見るカイコクに…ひたりとローションを塗りたくったバイブを押し付けた。
「ひっ?!い、ゃだ…なに…?!!」
「大丈夫、大丈夫だから」
「やだ、ぁあ、ぅううーっ!!!」
首を振り、長い髪をさらさらと散らすカイコクのナカにバイブをぐっと埋め込む。
「全部入ったぞ、鬼ヶ崎。苦しくないか?大丈夫だろうか?」
こつりと当たる感覚に、ザクロは一旦カイコクにそう聞いてやった。
だがカイコクはふるふると首を振るばかりで。
「…こわ、こわぃ…っ!」
「何が怖いんだ。言ってみろ鬼ヶ崎」
珍しく弱気な彼女のそれにザクロはそっと頬に手を寄せる。
マキノが心配そうに手を止めた。
「…カイコッちゃん」
「…。…おし、ぎりのじゃない…っ、あいっ、かわの手、じゃない…っ」
ぐず、と涙混じりの声で紡がれるそれに、二人は顔を見合わせて小さく笑う。
まったくこの年上の恋人は存外可愛い事を言ってくれる、と。
「大丈夫だ、俺はここにいるだろう?」
「…ん…」
「…僕も、いるよ」
二人でカイコクを落ち着かせるように言葉をかける。
徐々に恐怖も和らいできたのか、ふるりと躰を震わせた。
「動かすぞ」
「ひゃぅっ?!や、やぁあうっ!!は、ぅ、ぅううっ!!」
スイッチを入れた途端、びくんっ!!とカイコクの躰が大きく跳ねる。
間髪入れず、バイブを掴み、前後で動かした。
「まっれ、いま、いっひゃ…っ!!」
「まだイケるな?鬼ヶ崎」
「も、むりぃ…!むり、らから…おし、おしぎりぃ…!!ん、ふ…ぅううっ!」
怯えたように首を振るカイコクに口付ける。
何度責め立てただろう、6回目の絶頂を迎える彼女が、息絶え絶えの様子でザクロの袖をくいと引いた。
「も、入れて…くんな…?」
「そうしてやりたいのは山々なんだが」
赤い顔で誘うカイコクに困ったように言い、ザクロはぐっとカイコクを引き起こす。
「ふぇ?!」
ザクロの上でぱちくりとカイコクが目を瞬かせた。
それはそうだろう、いきなり体位が変わったのだから。
「…次は僕だよ、カイコッちゃん」
四つん這いになった背中をぎゅっと抱きしめながらマキノが囁く。
「あ、逢河?!ふ…っ!」
顎を擽られ、カイコクがかくんっ、と落ちた。
それを支えてやりながら、ザクロは入れ墨に口付ける。
「んんっ…!そこ、や…っ!」
「相変わらずここが弱いな、鬼ヶ崎」
「誰のせい…!ん、ふ……」
文句を言いかけるカイコクの口を、ザクロはうるさいと言わんばかりに塞いでやった。
チロチロと唇を舐め、苦しさに薄く開いてきた所に舌をねじ込む。
「ふ、ぅん…ふぁ、あ…ぁ」
歯の裏側と上顎を舌で擽ってやれば途端に縋りついてきた。
「んんぅ?!にゃ、に…?!」
舌足らずなそれでカイコクが振り向こうとする、その先で。
マキノがくにくにと菊門を解そうとしていた。
「?!!な、に…嫌だっ!!そんな、とこ汚ねぇ…ぅうう!」
「大丈夫、カイコッちゃんは何処も綺麗、だから」
「~っ!嫌だ、無理、入らない…からぁ…!」
幼子のようにやだやだと首を振るカイコクの長い髪に、ザクロは手を伸ばす。
「仕方がないだろう。解さないと二人でお前を気持ち良くしてやれないんだから」
「…ぅ、え…?」
撫でてやりながらそう言うザクロに、カイコクがきょとんとした。
「?言っただろう。二人で、鬼ヶ崎を気持ち良くする、と」
「…言った、が……」
「二人で愛するにはこうしか方法がないんだ。分かってくれ」
「…もっと、他にあっただろ……ふぁあっ?!」
声を荒げかけたカイコクが甲高い声を上げる。
マキノの指が、善い所に当たったらしい。
「…ここ?」
「ぅうっ、はぅ…っ!」
びくっと躰を跳ねさせ、軽くイッた様子を見せるカイコクの首筋をするすると撫でてやった。
「ひっ…おしぎりぃ、それ、やぁ…!」
「力が抜けるかと思ったんだが」
怯えた顔で首を振るから、ザクロはその手を止める。
ホッとした表情をするカイコクに、ザクロは放置されていた小さな電マを取り上げスイッチを入れてから触れさせた。
「んんぅ?!ひゃ、ぁ…!」
可愛らしい声を上げるカイコクは、ぎゅぅうとザクロにしがみついて来る。
マキノの指は三本になっており、意外と入るものなんだなとザクロはぼんやり思った。
「これなら…入る、かな」
「んんんっ!はぁ、ぅ…」
ちゅぽんと指を引き抜き、マキノが何か手にしながらそう言う。
快楽に浸っているカイコクのそこに…ローションをたっぷり付けたアナルバイブを押し付けた。
「ひゃぁぅ?!まっ、まってぇ…?!ふぁあっ!」ストップをかける以前に細身のバイブはするすると彼女のナカに収まる。
「…キツ…」
だが、カイコクは恐らく今まで感じたことのない異物感にポロポロと涙を零した。
それを舐め取ってやり、電マを持っていない方の手で膣に埋め込みっぱなしだったバイブを持つ。
「こっちも動かしてやろうか?」
「…スイッチ…」
「は、ふ…?!ひぅううっ!!!や、ぁあっ!!」
ザクロがバイブを動かしたのと、マキノがアナルバイブのスイッチを入れたのは同時で。
高い声でカイコクは何度めか分からない絶頂を迎えた。
ひゅっとカイコクの喉が鳴る音が聞こえる。
二人がずるりとバイブをそれぞれ引き抜いたのはそれから30分ほど経ってからで、その時にはもう三人とも色々限界が来ていた。
「鬼ヶ崎…っ!」
「…カイコッちゃん」
「ふぁ、ぁあああっ!」
普段はこんな声は出さないカイコクが、それぞれの穴に埋め込まれ、ビクビクと躰を震わせながら喘いでいる。
激しく揺さぶりたいのを我慢していれば、マキノがカイコクの腰を掴んだ。
「ぅあっ、あ、あああっ!!」
喉を反らして喘ぐカイコクの、髪がさらさらと揺れる。
ちゅ、と喉に跡を着け気を紛らわそうとするが、相互的に擦られる己にもはや限界は近かった。
「くっ、出る!」
「…ぼ、くも…!」
「ひゃぁあっ!…ぁ、っぃ……」
ビクビク、とカイコクのナカに精を吐き出す。
カイコクもイッたようで、かくんと崩れ落ちそうになるその肩を抱き留めぐいと引っ張ったのは…マキノだった。
「ぃうう?!ふ、かぃ…!」
再び最初の状態に戻らされ、マキノの上に座り込んだカイコクは、深く体重がかかったことでより深いところに当たるそれに首を振る。
「…鬼ヶ崎」
そんなカイコクの頬に、ザクロが手を添えた。
埋め込んだままだった己を引き抜きかけ、パチュンと奥まで埋め込んだ。
「ふぁあっ?!」
「俺も、動いて良いか?」
はぁ、と荒い息でカイコクに問う。
返事はなかったがもう構っていられなかった。
無我夢中で腰を振り、躰の至る所に跡を残す。
ぎゅぅうっと膣が痙攣し、彼女がイッたんだな、と思った時には再度ザクロは精を吐き出していた。
だが、若い体は収まることを知らず、それはマキノも同じようで。
ポジションを入れ替わり立ち代り、カイコクの躰を貪り尽くす。
もう無理だと泣きじゃくるカイコクの手を握り口づけをして…何度絶頂に導いたか。
ふと気づいた時には布団も自分たちの身体も彼女の身体もドロドロだった。
「…ぁ、ぅ…」
そっと引き抜けばどぷりと二人が出した精が溢れ出て来る。
流石にやりすぎたか、と一瞬、ほんの一瞬ザクロの手がカイコクの淫芽に触れた…その時だった。
「~っ!!!ぁあああああっ!!!」
「…へ?」
「…?!」
普段からは考えられないような嬌声を上げ、カイコクはぷしゅぷしゅと透明な液体を勢い良く溢れさせる。
…まさか、これは。
『いいかい、青少年たち。カイさんに潮吹きだけはさせてやるなよ?…あ~…可哀相だからね』
数日前に聞いた、ユズの言葉が思い返された。
カイコクはといえばひくひくと躰を引きつらせ、くったりと意識を飛ばしている。
「…って、鬼ヶ崎?鬼ヶ崎?!」
「大丈夫?カイコッちゃん…」
二人が声をかけても起きる気配はなく、初めてやりすぎた!と我に返った。
見渡してみれば部屋の状態も散々たる様子で。
呆然とする二人がさあっと顔を青褪めさせ、カイコクが目を覚ますまで必死になって片付け始めるまで…後少し、だ。

にょたカイさんを好き過ぎる高2組がイキ地獄に落とす話(ザク+マキ×カイ♀)プロローグ

「ぜっったい嫌でぇ」
にっこりと、音がつくような笑顔でカイコクが言う。
「…何故だ」
「逆に、なんで良いと思ったか聞かせてもらおうか?ん??」
その迫力に負けじと聞くザクロに、カイコクがそう聞いた。
まるでザクロたちからの質問は受け付けない、というように。
「…貴様が」
「俺がなんでぇ」
小さく言いかけるザクロをカイコクは詰問するよう促す。
「…っ、貴様が!俺との、その…営みの時に、あまりにも淡白だから!心配になって、だな……」
「…はい??」
ザクロの返答に彼女はきょとんとした。
何を言ってるんだ、と呆然とするヵカイコクに、だから!と言ってやる。
「俺との行為が気持ち良くないのかと思ったんだ!しかしマキノくんに聞いても貴様はいつも淡白だと言う!もしや鬼ヶ崎は俺たちの為に無理をしているのではないかと…!」
「よし、待て、わかった。ちょっと落ち着け忍霧」
熱弁を振るうザクロにカイコクがはぁあと溜息を吐きつつストップをかけた。
「あのな?俺は、その、お前さん方とのセックス、に不満を抱いた事は一回もねぇんだが?…そりゃあまあ淡白と言われちまえばそうかもしれねぇけども…」
「鬼ヶ崎。俺は…俺とマキノくんは、貴様をただ気持ちよくしたいだけなんだ」
諭すようなカイコクにザクロは言う。
実は彼女とザクロ、そしてマキノは三人で【付き合っている】のだ。
いつからこうなったかは分からないが別にお互い不満はないのでこのままでいる。
マキノもザクロも、カイコクをただ好きなだけでお互いを蹴落とそうだなんて気はさらさら無いからであった。
カイコクもそれは了承したのだが…今回の件…『マキノとザクロの二人でカイコクを気持ちよくしたい』という申し出だけは受け入れられなかったらしい。
「…鬼ヶ崎」
「だぁめ」
「どうしても嫌か」
「しつこいぜ、忍霧」
「…。…カイコッちゃん」
にべも無い返事をしていたカイコクに、声をかけたのは今まで黙っていたマキノだ。
「…逢河?」
「…だめ?」
こてりと首を傾げるマキノにカイコクがうっと詰まり、そこをここぞとばかりにザクロが追い詰めた。
「鬼ヶ崎。…貴様は俺達のことが嫌いなのか…?」
「…っ!!あぁっ、もう!!今回きりでぇ!」
殊更大きな溜息を吐き出し、カイコクは自慢の腰まであるポニーテールのゴムを解く。
ふわりと舞う髪はカイコクが折れた証で。
…なんだかんだカイコクは二人に甘いのだ。

こうして、カイコクの甘く長い夜は始まりを告げた。

スキキライ(アカカイ)

スキヨキライ ワカンナイ キライ 
スキダ イガイ アリエナイ スキダ! 
スキトキライ ワカンナイ 止まれない 
スキキライ


もう! あいつのコクハクってやつ 
頭の中グルグルと回る 
スキ キライ 真ん中はあるの? 
迫られる二択


もう返事は決まってるはずさ 
「Wedding」そうヴィジョンは完璧! 
そうだ、住むのは松涛あたりがいいな♪ 
子供は3人かなぁ(^ω^ )


だって待って 何で? 
だって14歳ですー! …ですよ? 
「付き合うとか…」「好きだ」「話聞いてバカ!」 
ノーガードだぜ スキが多いの


恋してみたいわ ふわふわと 
校長ハゲのスピーチにスマイル 
ミルクとパンダはシロクマで 
世界がはずむの♪


スキト キライ ワカンナイ 
キライ でも スキ?


「ホイ!!」 「エッ!?」 
レインボークォーツ 帰り道欲しがってたやつ 
眺める君を僕は視ていた 
通学路 反対だけど 
それは気にしないで


てゆーか! あんまりスキじゃないタイプ 
ゆえに 反動でしょうか 
そっか、急に優しくなんてされたから 
グラついて動揺


タって グって ソっと ヌいて 
賢者れいせいになってみても 
間違いなく! いなくぅ? 理屈ヌキでスキ 
ノープロブレム 僕を信じて


君に火を点けた ゆらゆらと 
萌えてHighになるパイロマニア 
「愛しているんだ!」 よく分からないけど 
おそらく正解


やだな 染められそう 
知ってシマタ優しさ(´・ω・`) 
時にヘンタイでも 
スキにソメラレテク…


恋してみたいわ ギラギラと 
パンダが寝てちゃツマラナイ 
愛して出して水をあげて 
初めて育つの


ぶつかる二人と同時のスキ 
絡み合うフロマージュ 
キライさえ裏表 
僕ら今 コイシテル


スキヨキライ ワカッテル スキヨ 
スキダ イガイ アリエナイ スキダ 
スキトキライ オワラナイ 
スキキライ

どういうことなの!?(アキカイ)

隣で悩んでる私の思考は
局所解で揺れる振り子時計
恥ずかしい単語を縦に並べて
次のパズルに着手したところ

難解な式で描いた 愛情
人という機械は思い馳せる

どういうことなの どういうことなの
君は何が好き?
どういうことなの どういうことなの
そんな事じゃない

肩が触れること 何とも思わない?
その度に貯まる君の成分
すぐ手が届くよ だけどできない
友情でさえも壊してしまいそうで

恋の詩 カラクリ羊 まわれ
好き嫌いの問題 答え合わせ

どういうことなの どういうことなの
君は誰が好き?
どういうことなの どういうことなの
そういう意味じゃない

どういうことなの どういうことなの
君の好みは?
どういうことなの どういうことなの
わたし届いてる?

数字に頼らないならば 退屈を何に変えれるだろう
不意に目が合って吐息隠す

そして 人という機械に思い馳せるのか

どういうことなの どういうことなの
君は何が好き?
どういうことなの どういうことなの
そんな事じゃない

どういうことなの どういうことなの
君は誰が好き?
どういうことなの どういうことなの
全部教えて

どういうことなの どういうことなの
君の笑顔に
どういうことなの どういうことなの
わたし共起する

教えてね

『鬼ヶ崎の将棋指し人形』(メルツェルパロ)

将棋指し人形カイさんと用心棒ざっくんとメイドのサクラちゃんと悪い大人の話

絵本 人柱アリス ナカノヒトゲノムパロ

人柱アリスパロをナカゲノでやるなら小さな夢がユズちゃで1番目がアンヤ、2番目がカイさん(狂った男はあっきー)、3番目がひーみん(従者がカリリンとマキマキ)、4番目が忍霧双子かな。
カイさんが大人しい男ではないのは分かってるし、サクラちゃん出すならシン兄出したい気もするし。

草木や獣を斬ってたのに閉じ込められた先で自分が斬ったシン兄の亡骸見せられて発狂するアンヤ、とか。
刀を取り戻す為に歌を作り歌ってたら俺だけの赤いバラになってくださいって青薔薇作りのあっきーに撃たれるカイさん、とか。
自分だけの居場所を手に入れてそれを崩さないように必死なひーみんとか、そんな女王ひーみんの大切な場所は私達が守ってあげる、なカリリンとマキマキとか。
好奇心で穴に落ちたサクラちゃんとそれを追ってきたザッくんとか。
1番目が4番目を、2番目が1番目を、3番目が2番目を、4番目が3番目をそれぞれ堕とすのが好き。
小さな夢のユズちゃはそれを見るのが楽しい、寂しがり屋。

ボカロ版、口上はルカで小さな夢はショウタ、後はメイコ、カイト、ミク、リンレンだと
ミキ、キヨテル、ユキ、いろはゆかりで口上あかりの小さな夢アイってのが一番しっくり来るよなって思う。

○○しないと出られない部屋、そのまたおまけのアキカイの場合(カイコク受け)

Q「あっきーは、好いている相手の身体にキスをするならどこにするのかな」
A「俺は……そうだなぁ」

カイコクがこちらを睨む。
以前にもこんなことがあったなぁ、とぼんやり思いながらにこりと笑った。
まあ、あの時は【入出アカツキ】だったのだけれど。
「キス、させてよ。カイコクさん」
「嫌、でぇ」
硬い声のカイコクに、小さく溜息を吐く。
ここは、【鬼ヶ崎カイコクにキスをしないと出られない部屋】だ。
悪趣味な部屋だけが残ったのだなぁと思う。
「しなきゃ一生ここに二人きりだけど。このまま心中でもする?」
「…っ。俺ァ男でぇ!男にキス、だなんてまっぴらごめんだ!」
「…【入出アカツキ】にはさせたのに?」
声を荒らげる彼にそう言えば、びくんっと身体を震えさせた。
視線を落とすカイコクに、可愛いなぁと笑う。
「カイコクさん。アカツキはどこにキス、してくれたの」
「…っ!…し、ってる…くせに…!」
するりと頬を撫でれば悔しそうにカイコクがこちらを睨んだ。
だから、「うん」と笑顔を見せる。
「知ってるよ。…駆堂アンヤは目蓋、逢河マキノは首筋、忍霧ザクロは肩口。…そして、入出アカツキは、手首」
「…」
「目蓋は憧憬、首筋は執着、肩口は愛顧、手首は欲望」
「…っ!!」
相手からキスされる場所は、それぞれ意味を持つのだと言ってやればカイコクは怯えた目でこちらを見つめた。
まるで、現実を突きつけるな、という風に。
皆の思いを、わざわざ声に出して見せつけるな、と。
「カイコクさんは、知っていた…そうだろ?」
「…そ、れが…なんだって……」
「ずるいなぁ。俺だってカイコクさんに思いを伝えたいのに」
にこにこと笑って追い詰める。
彼は存外優しいのだ。
きちんと、【入出アカツキは信用ならない】と気付いていて、絆されてしまった。
「ねぇ、カイコクさん。『ダメ、ですか?』」
「…っ!お前さんはっ!入出じゃ、ねぇ!」
間髪無く否定するから、少しばかり驚く。
そして…嬉しいな、と思った。
「なら、俺は俺としてお願いするね、カイコクさん」
「…」
「キス、させてよ。ここから出たいだろ?」
「…分かった」
硬い声の彼が了承を出す。
それを聞き…座っていたカイコクの、すらりと伸びた足を取った。
「っ!」
服の上から、太腿にキスを落とす。
カシャンという、小さな音が耳に届いた。
「意味、分かるよね。カイコクさん」
「…。…俺は、お前さんの思い通りにゃなんねぇよ」
睨みながらカイコクが身体を起こす。
そうこなくては、と…アキラは、笑みを浮かべた。


心を開かない、野良猫のような彼を……自分のものにしたいのだから。
(それは、アカツキとはまた違った…濁った欲望…支配欲)

○○しないと出られない部屋、おまけのパカカイの場合(カイコク受け)

映像を再生し終わり、パチン、とパカは電源を切る。
流れていたのは○○しないと出られない部屋、というエクストラステージのゲームを行った際の映像だ。
そんなこともありましたね、と他人事のように…勿論他人事なのだけれど…思いながらパカはある部屋に向かった。
「…っ」
「おはようございます、鬼ヶ崎様。…いえ……」
カイ、と部屋の中にいた彼に向かって囁く。
ぼんやりとベッドに腰かけていたのはあの鬼ヶ崎カイコクであった。
そう呼ばれるとは思わなかったのだろう。
少し驚いた顔をしたカイコクがそれを柔らかく破顔させた。
その表情は仲間たちにも見せたことがないほど、酷く幼い。
本当に止まっているのだな、と思った。
…あれだけパカを嫌っていた彼が何故信頼しきった瞳で笑うのか。
それは少し時間を遡る。
見るな!という声が響いたのは果たして誰のそれだったか。
パカメラのフラッシュをもろに浴びた彼らは一様に悪夢を魅る。
何故連れて行ってくれなかったの、何故置いて逝ったの、何故俺じゃなかったんだ、なんで私だけ守るの、どうして僕を見てくれないの、愛されないのは何故…彼らの悪夢が辺りに霧散した。 
パカメラの目はストロボ機能がある。
そのフラッシュは悪夢を魅せると言われていた。
「…ぅ……」
初めに悪夢から覚めたのは誰だったろうか。
「流石は1億再生を突破された精鋭。物ともしませんね」
夢と現を彷徨う彼らにパカはゆったりと声をかけた。
「…ふ、ざけやがって…!」
「…なんの、つもりだ…!」
悔しそうな声を上げるのはアンヤとザクロだ。
よく対立する二人だが血気盛んなところはよく似ている。
分が悪い、とパカは静かに言った。
「ワタクシ一人に対して7人はあまりにも不公平。一人、味方をお願いしたいのですが」
そう告げ、ぼんやりと立ち尽くすカイコクに手を伸ばす。
「貴殿は来て頂けますね。…鬼ヶ崎様」
「…」
濁った黒曜石の瞳をゆっくりこちらに向け、カイコクが足を進めた。
おい!という鋭い声はアンヤとザクロ、どちらだっただろう。
「…カイコクさん?」
アカツキの声が響いた。
「…お、れは……」
緩慢なそれは何か迷っているような声音を滲み出す。
「…カイ、カイコク」
「…っ」
「こちらに来なさい。そうすれば…愛してあげる」
「…あい…して」
パカの言葉を反芻し、カイコクは今度こそ振り返りもせずこちらに来た。
「待て、鬼ヶ崎!!!!」
「鬼ヤロー何考えてんだ!!このボケ!」
意地でも止める、といった二人が…カイコクの番傘に弾き飛ばされる。
「駆堂さん!忍霧さん!!」
「やだ、なんで…どうして」
ヒミコの悲鳴と呆然としたようなカリンの声。
それを護るように立ち尽くすマキノがパカを見上げた。
「パカメラの目に搭載されたストロボには悪夢を魅せるという機能があります。一度目はご自身が一番見たくない記憶を映し出し、二度目は…」
従順な下僕に成り下がったカイコクがにこりと笑う。
その綺麗な目からは光が消えていた。
「ワタクシを、主だと思い込ませることにございます」
「…?!」
パカのそれに全員が息を飲む。
「…証拠は、ありますか」
固い声のアカツキにパカはもちろん、とカイコクを近くに呼び寄せた。
疑いもなくやってくる様子で分かろうものだが、パカは敢えて彼らに見せつける。
もう彼が戻らないということを。
「カイ、足の甲にキスを」
命じたそれはあまりに残酷だった。
足の甲へのキスは隷属を意味する。 
それは…つまり。
「やめろ…やめるんだ、鬼ヶ崎!!!!!」
悲痛なザクロの声は届かなかった。
カイコクはなんの躊躇いもなく跪き、靴の真ん中にキスを落とす。
「お分かりですね、皆様。それでは、また後ほど」
パカはカイコクを立ち上がらせ、その場から去った。
光を、希望を失った筈のカイコクが、苦しそうにすまない、と呟いたのは…気のせいだったろうか……。
「鬼ヶ崎様」
ベッドにいる彼に触れる。
柔らかく微笑む彼の綺麗な瞳はすっかり濁ってしまった。
「…なあ」
「はい?」
かけられる声は少しばかり幼く聞こえる。
きゅ、とスーツの裾を引きカイコクは言った。
「…なまえ…よんでくんねぇの?」
幼いそれはまるで愛されたいと必死に叫んでいるようで。
「カイ、カイコク」
ころりと押し倒し、腿にキスを落とす。
無邪気に笑う、彼の声だけが広い部屋に響いた。

(果たして囚われの姫の前に現れるはナイトか、ナイトメアか)

○○しないと出られない部屋、ザクカイの場合(カイコク受け)

カシャン、と無機質な音がしてから随分と経った。
現れるはずの人物は未だ現れず、ザクロは、はぁ、と溜息を吐き出す。
嫌だとごねているのだろうか。
それとももっと別の理由だろうか。
例えば…そう、パカに連れさられた、とか。
(…ないな)
一瞬過ぎったそれをすぐさま振り払った。
パカはゲーム中、そのプレイヤーに対して何かをしでかすことはない。
少なくとも、今まではそうだった。
…と。
「…」
「…鬼ヶ崎!」
少しフラついた様子で扉から出てきたカイコクに、ザクロは慌てて近寄る。
「遅いから心配したんだぞ。何かあったのか」
「…何でも、ねェよ」
詰め寄るザクロに答えるそれはいつも通りに見えた。
だがザクロには分かってしまう。
カイコクが、決していつも通りのそれではないと。
「…。…さっさと終わらせて、こんな部屋早く出よう。他の三人も待ってる」
「…っ」
「女子もとっくに出てしまっているかも…。…っ?!鬼ヶ崎?」
言葉を紡いでいれば、表情を歪めぽすりと己の肩に顔を埋める彼に、ザクロは驚いた声を上げた。
まるで弱音を吐くかのようなそれは滅多に見られるものではない。
「…どうしたんだ」
「…。…お前さんは、嫌がると思っていたが」
「…は…」
小さく紡がれる言葉に、ザクロは思わずぽかんとした。
それはつまり。
「…貴様は、俺が入出や駆堂、マキノ君に嫉妬するとでも?」
「…っ」
「ゲームの一環とはいえ、貴様にキスをし、その場所を責め立てた三人に嫉妬するような人間だと、そういうのか?」
「…ち、がう」
純粋な疑問として聞いたのだが、どうやらカイコクはザクロが怒っていると思ったらしい。
珍しくボソボソと小さな声なものだからすっかり調子が狂ってしまった。
「…。俺は、怒ってるわけじゃない。普段の貴様ならその違いくらい分かるだろう」
「…」
「…鬼ヶ崎」
努めて優しい声を出すザクロにカイコクはやっと口を開く。
「…嫌、だった」
「…何がだ」
「…お前さんが…」
カイコクがそこまで言ってまた黙ってしまった。
だから、続きの言葉を紡ぐ。
「…俺が、三人を…もっといえばパカを止めなかったこと、か?」
そう聞くザクロに、カイコク逡巡した後、こくりと頷いた。
「貴様なら嫌なものははっきり嫌だと言うと思っていたが」
「…あの状況で、俺が嫌だと言えると思うってェのかい」
「俺だって本音は嫌だった。だが、外に出るためには仕方がない。俺が嫌だとごねたところで状況が変わるわけ無いだろう」
「…そんなのは、分かってる」
「鬼ヶ崎。俺が貴様のどこにキスをしたか覚えていないのか?」
存外に我儘で、可愛い所がある年上の恋人に、ザクロはマスクを外しながら言う。
どさりとベッドに突き飛ばし…カイコクの着物の合わせを肌けさせた。
「…っ、忍霧…?」
息を詰まらせ、それでもゆっくりと見上げるカイコクにザクロは小さく笑ってみせる。
身動ぐカイコクを押さえ込み、そっと肩口にキスを落とした。
「教えておいてやる。俺が、お前を想う…その強さを」
「…ん、ぅ!ゃ…」
ぱしっと嬌声が出そうになるその口を、カイコクは慌てたように塞ぐ。
普段なら止めるそれを無視し、ザクロは肩口に入った入れ墨をちろちろと舐めた。
「…は、ぅ…っ!おし、ぎりぃ…っ!」
幼子の様にカイコクが首を振る。
さらさらと綺麗な髪が揺れた。
途端、無機質な合成音が『全てのロックが、解除されました』と告げる。
「…開いたな。行くぞ、鬼ヶ崎」
「…ぁ…ぅ、え…?」
まさかこんな所で止められると思わなかったのだろう、はふはふと荒い息を吐き出しながら困惑の表情を浮かべるカイコクの、頬を撫でた。
「…んっ」
「俺は、鬼ヶ崎の可愛らしい表情も、可愛らしい声も、他の誰にも見せてやるつもりはない」
「…?!…お前さん、俺みてぇな男捕まえて可愛いはねぇだろ、う…」
驚いた表情を赤く染め、カイコクが言う。
それのどこが可愛らしくないんだ、と思いながらザクロはマスクを戻した。
「早く出よう、鬼ヶ崎。…ゲームを終わらせて、そうしたら」
続きを耳元で囁き、固まってしまったカイコクを立ち上がらせる。
しっかりと手を繋ぎ…ザクロはカイコクと二人、外へ出た。

肩口へのキスは確認、そして愛寵という意味がある。
自分の事を粗雑に扱う彼に分からせなければならなかった。
ザクロがカイコクをどう思っているかの再確認と、大切に愛されるという…言葉の重みを。
「今晩、覚悟しておけ。しっかり身体が覚えるまで教えこんでやるから」
その言葉通り、きっちりとザクロの愛を刻み込まれるカイコクが赦しを乞うまで…後数時間、だ。