|
長谷部先生×長船先生(現パロ
*うちの職場にいるリアルへし燭が仲良すぎて書いた、後悔も反省もしてない ・長谷部先生→178p、27歳、社会専科の男性講師。元野球部。爽やか系。9月からの勤務。 ・長船先生→169p、22歳、体育専科の男性講師。元陸上部。おっとり系。6月からの勤務。 ーー 「傘の忘れ物無いー?」 この飲み会の幹事の先生がそう呼びかける。 そういえば忘れていたとビニール傘を取りにそちらへ向かった。 「桜井先生傘は?」 「持ってないです!」 なんでこの女性はどや顔なんだと突っ込みたいのもそこそこに自分の傘を持って彼の隣に戻る。 「雨まだ降ってますかね?」 にこにこと俺に聞くのは長船光忠先生だ。 長船先生は大学出たての22歳で、初めての職場が此処らしい。 支援学校なんて何が何やらの俺とは違って障がいのある弟がいるらしいからその辺の順応は早かったのだろうけど。 俺とて前任校に行っていなければ此処まで早く対応出来ていなかったかもしれない。 ちなみに今日は学習発表会・・・所謂学芸会の打ち上げだ。 以前にも歓迎会と称した飲み会があったらしいが行けず、それからずっと楽しみにしていた。 「もう大丈夫だろう。降っていても駅まではすぐだ」 「あ、でも家までバスで10分、歩きで15分かかるんですよ」 ふわりと笑う長船先生。 普段からおっとりした先生だとは思っていたがお酒が入るとこんなに良く笑うとは知らなかった。 「鶴丸先生、環状線グルグル回っちゃだめですよー」 店を出た瞬間、あはは、という声が聞こえる。 「いやいや、長船君がいるから大丈夫だ!」 途端に長船先生の肩を抱く・・・隣のクラスで彼の相担でもある鶴丸先生。 「えー、荷が重いなぁ」 言いながら長船先生がくすくすと笑った。
声(へし燭SSS・ワンドロお題)*大太刀長谷部×織田時代光忠
ずるずると黒い着流しを引きずった少年が此方の姿を認めて破顔する。 「国重様!」 着流しと同色の、黒髪をふわふわと揺らし駆け寄ってくる・・・彼は号の無い光忠の一人。 一番末の『光忠』であった。 「どうした、長船の子よ」 「いえ!国重様のお姿が見えましたもので。・・・何をなさっていたのですか?」 「虫の声を聞いていた」 首を傾げる光忠を膝の上に乗せる。 口に指を当て、目を閉じるよう指示すると不思議そうな顔をしながらも紫色の目を閉じた。 鈴の鳴るような声が響く。 「これが虫の声ですか?」 「ああ。これは鈴虫だな」 「綺麗な声なのですね」 「お前の声の方が綺麗だがな」 黒い髪を撫でてやるとくすぐったそうに笑った。 ころころと、愛らしく。 もし彼が成長してしまえばこの声は聴けなくなるのだろうかとふと思う。 それは・・・大層勿体なく思った。 変化して尚それは美しいものだとは思うけれど、長谷部は今の彼を抱いていたいと、そう思ったのだ。 「・・・しかし、お前が強くなれば、この声は今後聞けぬだろう。お前の声が聞けなくなるのは寂しくあるな」 「?何故です?」 「声と言うのは成長と主に変化する。お前のこの声はこの姿の時だけだ」 長谷部のそれに光忠は大きく目を見開いた。 「声と言うのは変化するのですか!」 「ああ、そうだ」 頷き、だから寂しいのだと言う。 「変化し、その声は常忘れてしまう。そう言うものだ」 「この光忠、国重様の声は忘れませぬ」 「そうか」 「はい!」 光忠が笑う。
人は声から忘れていく生き物だと言う。
神である我々は果たしてどうなのだろうか。
・・・この澄んだ声を、愛らしい声を、永遠に覚えていたいと思う。
「国重様」 ふわりと優しい光忠の声が耳に届く。 「もう一度だ」 「え?」 「もう一度、呼んでくれ」 きょとりとした光忠が可愛らしく笑った。 「国重様が望むのであれば」
忘れてしまう可能性があるのなら、何度でも聞けばいい。 そうすれば、忘れないから。
その日、長谷部は夢見るまでずっと、彼の声を聞いていた。
遠征(へし燭SSS・ワンドロお題)
「今日の遠征内容は木炭150、玉鋼200、冷却材200、砥石250を持ち帰る、以上だ」 長谷部が指示書を読み上げれば、各々の返事が返って来た。 適当に人数を振り分け、見送り、後ろを振り返る。 「俺たちも行くぞ、燭台切」 「了解」 くすりと光忠が笑んだ。 本来、部隊は揃って遠征を行わなければならない。 しかし、それでは効率が悪いと長谷部が率いる部隊はこの方法をとっているのだった。 同じ隊の大和守に頼まれたから、というのもあるのだけれど。 大体二人組になり、大量に落ちていそうなところに向かう。 そうして時間になれば集合し、揃って帰るのだ。 「そういえば最近は遠征ばかりだね」 「不満か?」 光忠のそれに長谷部が返せば、まさかと彼が笑う。 「主のいう事に不満はないよ。・・・君とこうしてゆっくり出来るし」 「これは任務だぞ」 嬉しそうな光忠に長谷部はそう言ったが、それは長谷部も同じだった。 本丸に帰ればそれなりにお互い忙しく、最近では顔を合わせる暇もない。 だからこうして無理矢理時間を作り、二人きりになれるようにしたのだ。 「分かってるよ。・・・あ、木炭」 「でかした」 光忠の声に長谷部は袋を広げる。 二人で他愛もない話をしながら歩き回り、素材を見つけては袋に入れた。 そんな作業を何時間か続け、袋がいっぱいになった・・・そんな折。 「・・・長谷部くん、あれ」 「うん?」 光忠が一点を指さす。 それに目を凝らすと一羽の鳩が文を携えて降りてきた。 「鳩?」 「・・・これに集めた素材を入れろという事らしい」 「ふうん?急ぎかな」 政府からそんな鳩が派遣されたのは聞いていたからそれかと光忠そう言いつつ集めたそれを入れる。 「・・・それから」 「うん?」 文を見せ、長谷部は笑った。 「主は御見通しらしいぞ」 「え?」 きょとんとする光忠は文を見・・・少し照れたように笑う。 文には『たまにはゆっくりしておいで』と書かれていた。 その下にはここから程近くの茶屋の地図がある。 其処へ行けという事だろう。
「行くか」 「うん」
これもまた遠征だと、笑って。
二人は手を取り、足を進める。
鳩がそんな二人を見てから、飛び去った。
ファンタジー(へし燭SSS・ワンドロお題)*クロスオーバー
戦況は切迫していた。 最初はいつもの魔獣退治だった・・・はずなのに。 突如黒い靄が現れ、レイナスとロナードを飲み込んだ。 「ロナード!くそ、『バーニングコンボ』!」 「レイナスさん!・・・詠唱破棄、『バルザライザー』!」 「レイナス!ロナード!!・・・きゃああ!!」 必殺技や攻撃魔法を仕掛けるも間に合わず、白い光が辺りを包む。 「は?」 「え?」 閃光が消えた後、そこにいたのはレイナスとロナード・・・ではなく。 レイナスに良く似た榛色の髪の青年と、ロナードに良く似た黒髪の青年であった。 「おい、燭台切これはなんだ!」 「僕に聞かれても分かるわけないだろ?!大体部隊長は君じゃないか!」 「俺が知っている訳がなかろう!」 「・・・あのぅ」 ぎゃんぎゃんと言い合う二人に声をかけたのはラナである。 「ここはクラウディア、空の上よ」 「もっと言やぁ船の中だな」 「そ、空?」 「船?」 ザードのそれにぽかんと二人が言う。 どうやら言葉は通じそうだ。 それにほっとしたのか、ラナがきょろきょろと辺りを見回す。 「レイナスとロナード何処行っちゃったんだろ?」 「まあ、あれですね」 それに、甲板からどす黒い靄を指差してにっこりと笑うヴァイス。 「エアゲートが開いたんでしょう」 「エアゲート便利だな?!」 ヴァイスのそれにザードが突っ込む。 冗談ですと笑うヴァイスに二人はぽかんとしきりだ。 「冗談かよ。あ、おれはザード!」 「あたし、ラナ!よろしくね!」 「私はヴァイス。ヴァイス=ランドシーカーです。それで、貴方たちは?」 にこと笑うと慌てたように黒髪の青年が話し出した。 「ええと僕らは刀の付喪神でね・・・」 「刀?剣とは違うの?」 黒髪の青年が言うそれにラナがきょとりとする。 「まあ厳密には違いますね。武器には違いありませんが」 ヴァイスは答えながら武器を扱った書物のページを開いた。 覗き込み、ラナとザードがああと言う。 「ライの武器がそんなだったねー」 「あーそういやぁそうだったな」 「ライ?」 ラナとザードのやり取りにきょとんとする黒い髪の青年。 それに、ああとヴァイスが笑う。 「ロナードさんの従姉・・・とだけ言っておきましょうか」 その答えに榛色の髪の青年は少し表情を歪めた。 「あたしにもお姉ちゃんがいるんだよ!名前はニア、後で紹介するね!」 「そうなんだ、楽しみにしてる」 ラナのそれに、にこ、と黒髪の青年が笑う。 なるほど、ロナードとは違って表情は豊からしい。 「ね、長谷部くん」 「あまり興味は無いんだがな」 「もう、またそんな・・・」 振り返った彼は、榛色の髪の青年の口振りにくすくすと笑った。 榛色の髪の青年はレイナスより無愛想のようだ。 「自己紹介がまだだったね。僕は燭台切光忠。こっちは・・・」 「・・・へし切長谷部、だ」 自己紹介をする二人。 どう見ても性格はレイナス、ロナードには似ていない。 しかし、この既視感はなんだろうかとヴァイスは首を傾げた。 彼らの説明によれば、彼らは人ではなく、武器そのものらしい。 別の世界では武器には神がやどり、それを具現化して戦う、そんな戦闘方法があるようだ。 戦闘にいくにはこちらでいうワープを使うらしく、どうやらその時に起きた誤作動とこちらの何かが奇跡にかち合ったらしかった。 ヴァイスの考えが正しければ、レイナスとロナードは彼らの世界にいるのだろう。 あまりその辺は心配もしていないのだけれど。 「わっ」 ぐら、とエアシップの揺れと共に黒髪の青年こと光忠の体が揺れる。 それを支えたのは榛色の髪の青年、長谷部だ。 「ありがとう、長谷部くん」 「構わん、転けるなよ」 「そんな無様なことしないよ」 「どうだか」 二人のやり取りにヴァイスはおや、と笑う。 なるほど既視感はこれか、と。 ふ、と頭上が暗くなる。 見上げれば巨大な魔獣がこちらに標準を合わせていた。 どうやらこれが大元のボスのようだ。 「出やがったな。おい、あんたら、ちょっと後ろに下がってー・・・」 「・・・。・・・これは物理攻撃は通るのか?」 敵を睨み、声を掛けようとしたザードを遮って長谷部が問う。 「え?うん、まあそりゃあ」 「なるほど。行くぞ、燭台切」 「はいはい、ご指名かな?じゃあ期待には応えないとね」 刀を抜いてにやりと笑う長谷部に、光忠もくすと笑って大きな刀を抜いた。 「圧し切る!!」 「格好良く決めたいよね!」 それぞれが駆け、魔獣に刀を振り下ろす。 「・・・おお」 その様子をぽかんと見つめるザードとラナにまたヴァイスがおやと笑った。 先に我に返ったのはラナの方で、怪我をする彼らに声を掛けようとする。 が、耳も貸さず戦い続ける彼らに、ラナは次第にふるふると震え出し。 「・・・。・・・『星屑の、怒り』っっっ!!!!!」 閃光が降り注ぎ、魔獣は塵と消えた。 「は?」 「え?」 二人が振り向く。 恐らくその目に映るはわなわなと震える少女の姿。 「・・・おい?」 「え、えと、ラナ、ちゃん?」 「・・・あたしの話を聞けぇええ!!!」 「おま、ちょ、それ色んな意味で危ないから!落ち着け、ラナ!!」 再び大技を繰り出そうとするラナをザードが必死で止める。 それを避けつつヴァイスは甲板の扉に手を掛けた。 引きつった顔で、少女の攻撃を避ける二人に心の中で手を合わせる。 「もうすぐ我々の拠点に着きますよ」 恐らくたぶん聞こえていないだろう彼らに声をかけ、ヴァイスは無線を手に取った。 現情報を報告すべく。
「・・・どうすんの、あれ」 ザードが呆れたように言った。 光忠はラナやニアと厨房だし、長谷部はライに連れられてカイゼルシュルト軍の指揮に行くらしい。 レイナスとロナードがいなくなったことは確かに事案だけれども、代わりに彼らがいるから何とか誤魔化されるだろうということになった。 仲間が誰も二人を受け入れない、と言わなかったことも大きい。 特に混乱もなく受け入れるから果たして自分たちのパーティーは以前からこうだったろうかと思ってしまうほどだ。 長谷部は好戦的なようで、レイナスより統率の取れた軍になるのではないかとヴァイスは思っていた。 光忠は光忠でよく食事番を任されていたらしいのでこちらも適任ではないかと思う。 実際、見知らぬ土地の作物だろうに作ってくれた料理は絶品だった。 「まあいいんじゃないですか?」 くすくすとヴァイスが笑う。 見つめるのは『彼ら』によく似た二人だ。 「そりゃあやることは変わらんけどさぁ」 「いえ、そうではなく」 「は?」 きょとんとするザードにヴァイスはまた笑った。
「私たちもきっと彼らも・・・『ファンタジー』の一部でしかありませんからね」
ヴァイスの声は風に溶ける。 レイナスとロナードに似た、長谷部と光忠は確かに彼らとそっくりだった。 長谷部と光忠がレイナスとロナードの武器を具現化したものだといっても信じてしまうくらいには。
性格より容姿より、何よりそれはファンタジー(非現実)
(そもそも、同性同士の恋がファンタジー(妄想)でしかないじゃないか!)
共有/半分こ(へし燭SSS・ワンドロお題)
厨房に行くと珍しく光忠が大机の前に腰掛け、ぼんやりと宙を見つめていた。 「・・・燭台切」 「・・・。・・・え、あ、長谷部くん?!」 とん、と肩を叩くと驚いたように彼はこちらを見る。 「どうした。具合でも悪いのか?」 「ううん、何もないよ」 長谷部の問いににこりと笑い、光忠は取り繕う様にして立ち上がった。 「今何時?」 「3時だ」 「じゃあそろそろおやつの時間だね」 いいものがあるよ、と光忠が言う。 戸棚から出してきたのはこの前万事屋で購入した菓子だった。 「待ってね、お茶入れ・・・」 「待つのはお前だ」 笑って、長谷部から離れようとする彼を無理やり座らせる。 鍋でお湯を沸かし、彼がやるのと同じように珈琲を淹れた。 自分はそのまま、光忠には牛乳を入れて前に置く。 「あ、の・・・?」 「ほら」 「え?」 「半分だ」 先程光忠が出してきた菓子を半分にした。 彼はどうも無理をする衒いがある。 しかもそれを隠そうとするのだ。 嘘が下手なくせに。 少し顔を顰め、ぽかんとする彼に「俺にも寄越せ」と言ってやった。 「お前が何を無理しているかは知らん。が、お前が嫌なもの全てを背負い込む必要はないだろう」 「長谷部、くん」 「お前の辛さも、お前の背負っている物も全て、この菓子の様に半分に出来たらと、そう思うが?」 菓子を差し出しながら長谷部は言う。 驚いたように目を見開き、それからふわりと破顔した。 「そういうところ、ずるいよねえ」 「何がだ」 「うーうん、何も」 くすくす笑って、それを受け取る。 その腕をぐっと掴み、長谷部は光忠に笑いかけた。 え、という表情の彼に触れるだけの口付けを施す。
良い事は二人分
悪い事は半分
二人で共有しよう
(悪い事は全て背負い込んでしまうお前を
全て俺のモノにしたい、それは黒く淀んだ独占欲)
黒田サンド
「日の本一の槍こと、日本号。只今推参」 ぶわりと桜が舞った。 目の前の部隊に向かってにやりと笑いかける。 「あんた、俺が来るまで何杯飲んだんだ?」 呆れた顔をする面々の中で一人、くすりと笑う美人が、いた。 「初めまして、日本号さん。僕は燭台切光忠。この部隊の隊長です。・・・僕はお酒強くないんだけど・・・本丸にはお酒強い人もいるから、楽しめると思いますよ」 「ほお、そうかい」 ふわりと金の目が眇められる。 差し出された手を握って、俺は笑った。 ・・・へえ、この時代も中々楽しめそうだな。
美人こと燭台切光忠は刀としての実力もさることながら、どうやら器量も気立ても良い刀らしい。 「これどうぞ」 「お、わりぃな」 「いえいえ」 おつまみを一品皿に乗せてそれを差し出す燭台切に言うとやつはにこにこと笑った。 「お前さんもどうだ、一杯」 「・・・う〜ん、僕は、止められてるから・・・」 杯を持ち上げればやつは困った笑顔で言う。 ふぅん? 実践に支障が出るとかかね。 それを聞けば「みっともない顔するから駄目だって、長谷部君が」と言った。 長谷部くん? 「そういやぁ此処にはへし切長谷部もいるんだったか」 「はい。今は遠征に行ってますけど」 立ち去ろうとした燭台切に言えばやつはにこと笑ってそう答えた。 へえ、黒田のお坊ちゃまもここじゃあきっちりしてるって訳か。 「お先に失礼しますね。日本号さんも早く休んでください」 「あァ」 ふわりと笑う燭台切に手を振る。 数時間、月を見ながらちびりちびりと酒を嗜み、本丸から声が聞こえなくなった頃、漸く俺はふらりと立ち上がった。 向かうは自分にと割り当てられた部屋・・・ではなく。 から、と襖を開けた。 すやすやと寝息を立てる燭台切に覆い被さる。 一目見た瞬間、こいつを欲しいと思った。 綺麗な刀。 長船工が作り出した光忠の一振り。 白い鎖骨に口を寄せ・・・痕を付ける。 途端、ふわりと金と藤の目が開いた。 ぼんやりとしたそれに笑いかけようとしたところで。 「・・・長谷部、くん・・・?」 とろんとした声で問いかけられるそれ。 図らずも知ってしまった、事実。
・・・ああ、この可愛いのアイツのか。
「残念ながら長谷部じゃ、ねえなあ?」 「・・・?!!日本号さん?!」 「おう、悪い。部屋が何処か分からなくなった」 がばりと身を起こす燭台切にしれっとそう言うとやつは「槍部屋は反対方向ですよ」と笑って見せた。 「そうか。悪いなあ、起こして」 「いえ。・・・おやすみなさい」 にこと笑う燭台切は言外に「出て行ってくれ」と言っているようで。 俺も小さく笑い、部屋を出る。 己の部屋に戻り、布団に入ったところで廊下の方から声が聞こえた。 『ちょ、っと・・・!痛いってば、ねえ、長谷部くん!』 『煩い。この痕を付けたのが何処のどいつかは知らんが・・・徹底的に躰に聞いてやる・・・!』 『違うっ、これは、あの、日本号さんが・・・!』 『・・・日本号?・・・ますます躰に聞く必要があるな?光忠ァ?』 『ひっ、ちょ、やだって、長谷部くん・・・!!』 聞こえるそれにくつくつと笑う。 ・・・あの黒田のお坊ちゃんも、所詮は織田の刀だったって訳か。
なあ長谷部よ。
ちょっとくらい俺に貸してくれたっていいじゃねぇか、なあ?
くりみつ
秋の気色漂うある晴れた日。 大倶利伽羅は落ち葉がひらひらと舞う木の下でぼんやりと佇んでいた。 時折ひょこりと身を乗り出してはすぐに引っ込める。 何回か繰り返した後、目の前から歩いてくる眼帯の青年に手を小さく上げた。 驚いたように立ち止まる彼・・・燭台切光忠に大倶利伽羅は歩み寄る。 「大倶利伽羅。どうかした?」 きょとりと目を瞬かせる光忠に大倶利伽羅は何でもない様に告げた。 「遅いから迎えに来た」 「・・・あれ?そうなの?」 そんなに遅いかなぁ、と言いながら慌てる彼が可愛い。 光忠は短刀ではなく寧ろ太刀と言う部類だが、おっとりとした彼は可愛いと表現するのが妥当だろう、と思う。 「ついでに追加の買い物して来いと」 「追加?」 「ああ。食後の甘味を買って来いとのことだ」 こてりと首を傾げる光忠に主からの紙を見せた。 それに目を滑らせた光忠は小さく笑って「了解」と言う。 「付き合ってくれる?大倶利伽羅」 「構わん」 「ありがとう」 にこり、と光忠が笑う。 ただそれだけでとても嬉しくなった。
「ええと、短刀たちはゼリーで、打刀の皆はケーキで・・・」 「早くしろ」 「急かすなら大倶利伽羅も選ぶの手伝ってくれるかい?」 むっとした表情で光忠が振り向く。 商品にばかり気が行っている所為であまりにつまらないから声を掛けただけなのだけれども。 「全員同じではいけないのか」 「まあ、そうなんだけど・・・っと、大倶利伽羅?」 籠を取り上げ、その中の商品を全て戻し彼の手を引く。 戸惑う光忠を無視し、大倶利伽羅は籠の中に枝豆、砂糖、白玉粉を入れた。 「え?ええ??」 「帰るぞ」 「待って、ちょ、っと・・・!!」 「俺は」 抗議しかける光忠の方を向き、大倶利伽羅は口を開く。 「アンタの作る物の方が好きなものでね」 「・・・それ、って」 「会計を済ませてくる。・・・先出てろ」 ぽかんとして固まる彼を置いて会計に向かう。 それを済ませて外に出ると手持ち無沙汰な様子で佇んでいた光忠がこちらを見てにこっと笑った。 「待たせた」 「ん。・・・じゃあ帰ろうか」 穏やかな様子で笑う光忠を見つめる。 彼の、秋の空と同じ色の目がふわりと溶けた。 何?と無防備な表情で首を傾げる光忠。 「何でもない」 不思議そうな彼にそう返し、手を握る。 「大倶利伽羅?」 「たまにはいいだろう」 驚いた表情の彼に言えば「うん」と小さく頷いて握り返してきた。 ふわりと心が温かくなる。 「ずんだ、作るの手伝ってくれよ?」 「ああ」 くすくすと笑う光忠は・・・言葉には出さないが可愛いなと、そう思った。
同じ空の下
彼と共に
皆の待つ本丸に戻る
これをきっとこう呼ぶんだろう
日常的幸福(いつものしあわせ)、と
おはよう(へし燭SSS・ワンドロお題)*大太刀長谷部×織田時代光忠
初めて見たのは主が刀を収集している倉庫の中だった。 付喪神として、初めて顕著した・・・長船の一振り。 「おはよう、光忠。長船の子よ」 「・・・?」 藤色の目をぼんやりとこちらに向けて不思議そうに首を傾げる。 細い腕を持ち上げ、己の喉元に少年の手を当てた。 「お、は、よ、う」 「・・・ぉ・・・?」 「お、は、よ、う」 「ぉ、あ、よ・・・?」 掠れた声で、同じように紡ぐ少年。 これが、彼が顕著し付喪神としてこの地に下りてから発した初めての言葉になった。 神として生まれ落ちた光忠に初めての「おはよう」を。
「光忠」 「・・・?・・・国重様!」 声をかけると不思議そうな顔をした光忠が振り向き、嬉しそうに顔を綻ばせる。 言葉を教えてから暫く。 顕著してから光忠に声をかけたのはあれ一度きりだった。 その後は人形のような光忠を見ているだけだったが気まぐれに戦場に連れ出したところ、彼は刀としての『本能』に目覚めたのである。 ずるりと黒い着流しを引き摺り、にこにこと笑う光忠の黒い髪を撫でた。 「何処へ行く?光忠よ」 「これから主の元へ参ります、国重様!」 「そうか」 「はい!光忠めははよぅ国重様のように強くなりたいのです!」 ふわりふわりと可愛らしい笑みを浮かべて言う光忠。 それに長谷部も小さく笑みを浮かべる。 「・・・おはよう、光忠」 「?・・・もう昼ですよ?」 きょとりと首を傾げる光忠に「初めて会う時はいつでもおはようだ」と教えてやった。 なるほど、と呟いた光忠がにこりと笑う。 「おはようございます、国重様」 藤色の目が溶けるようになくなった。 長谷部の、榛色の長い髪が風に揺れる。 神としての自我を持ち刀の本能である「戦いたい」という気持ちを持つ、光忠に2度目の「おはよう」を。
「・・・くん、長谷部くん!」 身体を揺り動かされ、長谷部は目を開ける。 目の前には人の姿を取り、心配そうに見つめる光忠がいた。 あの時代から暫く、刀剣男士として顕著された彼は紫の目を金に染め、眼帯をしていた。 小さかった体躯は長谷部よりも大きくなり、「燭台切」という号を受けた彼はそれ相応に強くなっていた。 「あ、やっと起きた。・・・疲れてるんなら布団で寝たらいいのに」 「・・・。・・・燭台切、今何時だ?」 「今?寅の刻・・・15時だよ」 「そうか」 くすくすと笑う光忠にそう返して長谷部は身体を伸ばす。 お茶入れようか、と光忠が笑顔で言った。 「ああ、頼む。・・・燭台切」 「ん?何?」 呼びかけるとこてりと彼が首を傾げる。 本丸の窓から入った風がふわりと長谷部の短い髪を揺らした。 「おはよう、・・・光忠」 「!・・・おはよう、長谷部くん」 驚いたように目を見開く光忠はややあってへにょりと破顔させる。 強さをものにし戦場で本分を全うする、光忠に3度目の「おはよう」を。
からりと襖を開ける。 腕の中でぐったりとする彼を布団に戻した。 裸足のそこについた泥を丁寧に落とす。 「・・・ぅ・・・」 ぼんやりと目を開ける光忠。 「ああ、起きたか」 金の目と、隠されていた藤の目に笑いかけるとそれが見開かれガタガタと震え出した。 「長谷部く・・・な、んで・・・」 「逃げたところで無駄だと言っただろう?」 囁いて彼の腿に口付ける。 歪んだそれは支配の証。 ひ、と怯える光忠に長谷部はにこりと嗤う。 「おはよう、光忠」 戦場で舞い実践刀として生きたそこから離され閉じ込められ美術品へと堕とされた、光忠に4度目の「おはよう」を。
からりと襖を開けた。 すやすやと眠る光忠の足はいつもと同じで綺麗だ。 ゆらりと笑みを浮かべて長谷部は襖を閉める。 「・・・ん」 「光忠?」 軽い声に振り向くとぼんやりと目を開けた光忠がそこにいた。 「・・・長谷部、くん」 「おはよう、光忠」 「・・・。・・・おはよ、長谷部くん」 ふわりと彼が笑う。 生きる事を諦めた目で。 闘う事を望まなくなった眼で。 光忠は笑う。 降り込んだ雪は黒く汚れていた。 待雪草の花が風に揺れる。 すっかり刀としての生き方を忘れ長谷部のものになった、光忠に5度目の「おはよう」と、初めての「 」を。
へしにょ燭(R-18
1時間目は国語、プリントを黙々とやる。 2時間目は数学、今日は何の課題だったか。 3時間目は英語、案外得意らしい。 4時間目は美術。 「ひっ」 突然ついたテレビに怯える光忠。 流れる絵画に青ざめ後ずさる彼女を俺は捕まえた。 「!は、せべ、…くん」 「ただいま、光忠」 くすくすと笑う。 「今日は水彩画だ」 そう告げて、どさりとソファに押し倒した。 嫌々と彼女が首を振る。 1ヵ月もこんな生活を続けているのだから、 早く慣れれば良いものを。 嘆息しつつも学校から持ち帰った筆をすっと肌に滑らせる。 「ひぅ…!!や、やだあ!!」 「嫌がってないで画面を見ろ。今日は絵画鑑賞だと美術教師が言っていたぞ」 「や、やだ…こんなの、やぁ…」 キツく目を閉じて首をいっぱいに振る光忠。 画面に映っていたのは彼女の痴態だった。 幾枚も途切れることなく切り替わっていく。 「恥ずかしくはないのか?ん?」 「ぁあぅ、やあ…!!!」 否定するように首を振る光忠にお仕置きだとばかり弱い所を責め立てた。 その度に細い躰が面白いように跳ねる。 「ふぁ、あ…やぅ…くすぐった…ひんっ」 胸をたぷたぷと揺らしながらそこを筆で愛撫すると光忠は泪に濡れた目を開いた。 ぽろぽろと零れるそれを筆先で掬い取る。 さんざ、乳首をくすぐってやり、息も絶え絶えになったところで、その穂先をクリトリスへと 向けた。 「いやぁ…ふぇっ、やだっ、やめてっ、やめてぇぇぇ!!」 ロクに抵抗も出来ない癖に彼女は嫌々と首を振る。 小さな突起を押しつぶすとガタガタと震え出した。 切り替わる映像の描写を耳元で囁きながら 花弁を幾度も撫で擦る。 「やあ、も、う…あ、ああ!!!」 ビクン!と大きく跳ねて光忠は絶頂した。 ぎゅうと躰を抱きしめる光忠に「昼飯だぞ」と言う。 のろのろと腰を起こし、キッチンへと向かう 光忠。 素肌にエプロンを付け、料理を始めた。 5時間目の家庭科と前後するがまあいいだろう。 「?!や、何…」 背後から近付いてシンクに躰を押し付けた。 「長谷部くん、やめ…!あぅっ」 「言ったよな?俺は『先生』だと」 「うぅ、長谷部、先生…もうやめ…ひっ」 「口の悪い子はお仕置きだ」 「そ、そんな、ぁ、や、ぁんん!!!」 深く口付け、オリーブオイルを垂らして後ろを暴く。 嫌がる彼女を組み敷き、何度も貪り食った。 前に、後ろに野菜を埋め込んで。 こんなの嫌と泣きじゃくる光忠は煽情的に 思えた。 6時間目は体育だった。 「もう、やめ、て…」 「何を言う。午前中は座学だっただろう?」 ちゅ、と口付け俺はろくな抵抗をしなくなった光忠を寝室へ運ぶ。 「今日はこれだ」 「ぅああ?!!!」 四つん這いにさせて、ぴしゃりとそれを光忠の尻に向かって振り下ろした。 ビクビクと躰を跳ねさせる光忠に何度か打ち付ける。 たぷん、と豊満な乳が揺れた。 小気味良い音を響かせ光忠の肌を打つと段々白かったそれに紅い線が入る。 「ひ、ぅうう!!はせ、べく…!」 「物分かりが悪いな。長谷部『先生』だろうが!」 「…っ、せん、せぇ…!長谷部、せんせ…きゃうぅう!!」 力強く打ち据えてから、嬌声を上げる彼女の 躰をひっくり返した。 痛みに呻いていたがそんな事は構っていられない。 何せこちらも授業だ。 「お前のお仕置きはまた後でだ。…今日の課題を教えてやる」 「…これ、って」 涙に濡れた目で光忠がぼんやりとそれを金の目に映す。 彼女が見ているのは所謂「縄跳び」と呼ばれる代物だった。 両の手首をそれで縛ってベッドヘッドに固定する。 足を抱え上げて2本目の縄を膝裏に通した。 そのグリップにローションを垂らす。 「やだ、なに、ひっ」 怯えた表情の彼女の後孔をくちくちと解し、 グリップを埋め込んだ。 「やめ、やだっ!!入らな…ぅぁあああ!!」 首を振る光忠を無視して奥まで突き入れる。 もう一方のグリップにもローションを垂らし今度は前に手を滑らせた。 散々焦らしたそこにぐぷと音を立ててグリップを埋め込ませる。 「ふやぁぁっ!!」 ビクビクと彼女の躰が跳ねた。 「…あ…うぁ…」 「俺は仕事に行く。会議もないから5時には帰れるだろう。…いい子にしているんだぞ、光忠」 ちゅ、と呆けた表情の光忠に口付け戸を閉める。 光忠は体育が苦手だったから、しっかり指導してやらないと。
--
生理止まって怖くなって裸足で薬局まで行っちゃう光忠ちゃん
長谷部先生は光忠ちゃんが妊娠してるとわかったら大事にしてる振りして赤ちゃんおろす薬とか飲ませてるやつ。
へしにょ燭(R-18
書類仕事の合間、一服をしようと外に出る。 体育教官室には誰も来ないとはいえ、流石にまずい。 「・・・ん?」 旧校舎裏の倉庫から、微かに誰かの声が聞こえた気がして俺は止まった。 所謂此処はハッテン場というやつだ。 金の無い学生が入り込んでいることはよくある。 だから、無視して通り過ぎようと・・・したところで。 「・・・すけ、は、せべく・・・!!」 「?!!」 良く知った声。 先程まで、傍にいた・・・これは。 あいつの。 「っ!!!」 怒りに任せてドアを蹴破る。 傍にいた男共を有無を言わさず殴りつけた。 「え」 声の主、光忠を犯そうとしていた雌を蹴り飛ばす。 そうしてケータイを取り出した。 「ああ、俺だ。長谷部だ。旧校舎裏の倉庫、男が3人、女が1人。すぐに来い」 『は?おい、生徒指導か?!理由は何・・・』 電話の主にそれだけ告げて俺は電話を切る。 そうして己の身体を抱きしめてガタガタ震える光忠に近付いて写真を撮った。 「・・・っ?!!や、何・・・?」 「五月蠅い」 『主犯は女』と本文を打ち、画像を添付する。 「はせ・・・?・・・ひっいたっ」 「来い」 怯えた様に見上げる光忠の腕を引っ張って立ち上がらせた。 そのままずるずると引き摺って行く。 「や、やだ、いたぃ・・・!ねえ、服・・・は、長谷部く・・・!」 「・・・黙れ」 「ひっ」 低い声で恫喝するとびくんっと躰を竦ませた。 途端怯え、大人しくなる光忠に俺は低く嗤う。 向かうは今は使われる事の無い、プールに併設してあるロッカールーム。 「な、に・・・?」 不安そうに見上げる彼女に、何も答えず足を踏み入れた。 そのまま無言でシャワー室に突っ込み、蛇口をひねる。 水が彼女に降り注いだ。 「や、つめた・・・ひぃいう!!」 「言え。何をされた」 「・・・え?」 「何をされたんだ!!」 ドン、と壁に押し付ける。 痛い、と小さく呻く彼女のブラウスを乱暴に脱がせた。 「・・・ぅ、あ」 「俺は、これ以上されたくなければ帰れと言った。それを無視し、お前はここにいる。つまり」 恐怖に顔を引きつらせる彼女に笑いかける。 「何をされても、いいんだろう?」 「・・・!!!」 絶望に満ちた顔だった。 金の目が濡れる。 「何をされた。言え」 「ぁ・・・。・・・おっぱい、を・・・揉まれて、吸われ、ぁあああ!!!」 ぼそぼそと告白する光忠の胸を揉みしだき、吸いついた。 いやいやと首を振りながら彼女は喘ぐ。 「あの男共にもこの声を聞かせたのか?さぞかし善かったんだろう?」 「ち、ちがぅ!!痛かった、嫌だったの!!!」 「嘘を吐くな」 「ほ、ほんと・・・きゃうぅう!!」 言葉を紡ぐ彼女が煩わしくて乳首を抓りあげた。 可愛らしい声で喘ぐ光忠を俺は冷たい目で見下す。 「それで?他には」 「・・・足、舐められて気持ち悪かった。それ、から・・・耳も」 「善いの間違いじゃないのか」 小さな声で申告する彼女にせせら笑って俺はその部位に水をかけ、舐めた。 びくびくと躰が震える。 「あのメスには何をされた」 「!!!ぁ・・・お尻、お尻、にいれられ・・・やだ、や・・・っ」 俺の言葉に光忠が怯えた。 アナルの処女は奪われた、その事実が俺の心を冷酷にする。 下半身に手を伸ばし、つぷりと指を突き入れた。 「お尻、やだ、や・・・っこわいの、やだ!!痛いの、やだよぅ・・・!!!」 「黙れ」 周りにこびりついた血液に俺は顔を顰める。 ぐいと足を持ち上げると必死になって抵抗してきた。 それを封じ込め、シャワーの水を当てる。 「やぁああぅ!!!いだぁああ!!!やめ、ひぅうう!!!」 顔を引きつらせ、もがく光忠を無視し、突き入れた指をバラバラに動かした。 悲鳴がだんだん小さくなり、抵抗も収まってきたところで俺はズボンを脱ぎ捨てる。 「お前は俺の物だ。メスなんぞにはやらん」 「ひ、ぅうう?!!や、がっあ・・・!!!ぬ、いてぇええ!!!」 吐き捨て、一気に突き入れ、動かした。 ぬるりとした感触が伝わる。 先程の傷が再び開いたのだろう。 「やだ、い、いたぃ・・・!!はせべ、くん・・・!!!」 「長谷部『先生』だ」 「せ、せんせ・・・長谷部、せんせぇ・・・!!」 ぼろぼろと涙を溢しながら俺に縋る光忠。 ごぽりとどす黒い何かが音を立てた。 ぐちゃぐちゃにしてやりたくて、泣きじゃくる彼女を犯す。 「・・・くっ」 「やぁ?!あ、ぃあぁ・・・!!!あ、つい・・・」 熱を奥に叩きつけた。 彼女の体が大きく跳ねる。 ずるりと引き抜いても俺のそれはまだ立ち上がったままだった。 尻から溢れ出た白いそれがシャワーの水と共に流れる。 「ひ、ど・・・嫌い、だいっきらぁ・・・!!」 体を小さく丸め込んでは泣きじゃくり、俺に言う光忠の・・・もう一方の方に手を伸ばした。 「ひ?!!」 「なんだ、後ろだけで終わると思ったのか?淫乱が」 「や、やめて、それだけは、やめ・・・!!!いやっ!!!!初めて、なの、おねがぁ・・・!!」 「初めて?嘘を吐け。あのメスにやられたんだろう!!」 「違う!!!あの子には、されてない。・・・あの子には、後ろだけ・・・ほん、とに・・・!!!」 ガタガタと震え、目を見開いて俺に言い募る光忠。 この様子は本当か。 つまり。 「処女、か」 小さな声に光忠は頷いた。 ああ、俺にもまだ。
彼女から奪えるものが残っていた。
「丁度いい。俺が孕ませてやる」 「・・・は?何言って」 「孕ませてやると言ったんだ。そうすればお前の全ては俺の物だろう?」 笑って、足首を掴みあげる。 逃げる腰を捕まえ、俺は猛ったそれを突き入れた。 「ひ、くっう、あっがあっ!ひぐうぅんっ!いぎっ!あ゛っ!あぁあ!!!」 首を振って逃れようとする光忠の身体をかき抱く。 みちみちと音が聞こえた気がした。 「もっ、ぐぐぅ、くるしいぃっ、あ゛ぁあっ、ああぅう!」 「まだ半分だ。もっと緩めろ」 「む、むりらぉ、もうっい、やああっ!ああ!がっ!んぐっ!は・・・あああぁ!もう痛いいいい!!抜いて抜いてよおぉ、いやぁだああ゛あっああああっっっ!!」 発狂したように泣き出す光忠を抱き締める。 はぁはぁという荒い息遣い。 「はせ、べ・・・く・・・?」 「先生、だ」 「せん、せ・・・はせ、べ・・・せん、せ・・・!」 「わかるか?ここに俺のが入っている。ほら」 手をお腹に持っていき、ゆっくりと突き入れた。 奥まで埋め込んでゆさゆさと揺する。 「これで全部だ」 「うあぁあっ、いだあぁぐうぅ・・・お腹が苦しいっ、いたいいぃおねがい、いたいから・・・あああぐっ、おくうぅ・・・こわいよぉ奥に入って・・・は・・・ひいぃいづううぅ・・・!!」 「痛みはすぐなくなる。動くぞ」 「待って、ま、ぁ、や゛ぁああああ!!!!」 制止する彼女を振り切り、腰を動かす。 揺さぶるように何度も動かしていれば目の前の胸が揺れ動いた。 思わずむしゃぶりつく。 「やらぁああ!?おっぱい、だめぇえ!!!!!」 ひっくひっくと泣きじゃくり、快楽を享受する光忠。 嬌声にも似た悲鳴が時おり上がった。 「ぁ、ぁああ・・・やぁああ・・・気ぃ狂う・・・!!」 「狂ってしまえ」 頭を抱えて泣きじゃくる彼女に囁く。 怖いと泣く光忠は今まで見てきたどの彼女より美しかった。 そうさせているのは自分だと言う事実に笑みを深くする。 「出すぞ、光忠」 「ひぃう?!!や、やだ、おねが・・・!!!ダメ、赤ちゃん出来ちゃう、はせべく、やら、ねえ、先生っ!!やだ、やだああ!!!」 「孕め」 「や、や、ぁぁあ・・・ああああぁぁぁぁ、っあぁ!!!」 奥に叩きつけると光忠の背が反った。 がくん!と彼女の身体が堕ちる。 ふわりと細い腕が浮いて、そのまま下へと垂れ下がった。 夢のなかへと逃げた光忠を抱きしめる。 漸く手に入れた。 明るくて、気立てが良くて、俺の事が大嫌いな・・・長船光忠を。 「愛してる」 囁いてそっと抱きしめる。 ざあざあというシャワーの水音だけが響いていた。
|