中3光忠クンがモブに洗脳されてひどい目に合う話2(刀らぶSSS・モブ燭(くりみつ)現パロR18

次の日。
光忠クンは学校を休んだ。
ぼんやりと目を開き自分の身に何が起こっているかをゆっくり理解した光忠クンはシーツにくるまり、自分の体をかき抱いて静かに泣き伏せた。
それからどれくらい経っただろう、ふらふらと起き上がってスマホを手に取る。
「・・・もしもし、おば様ですか。ご無沙汰しております、光忠です。・・・はい、廣光くんですよね、うちにいますよ。・・・いえ、大丈夫です、はい、ありがとうございます。・・・それで、廣光くんなんですが、実は僕昨日病院で、はい、・・・」
すみません、と何度か謝った光忠クンはほう、と息を吐いて電話を切った。
その数分後。
「・・・おい、光忠」
「っ!廣、光?」
スマフォを片手に持ち、ぶすくれた表情でやってきたのは確か一緒に住んでる・・・というか押しかけてきている相州廣光だった。
「どういうことだ」
ずい、と光忠クンに画面を見せる相州廣光。
「・・・。・・・君、来週から剣道の合宿じゃないか」
「・・・そうだ。それだけではこの家を出なければならん理由にはならないだろう」
「駄目です。合宿に向けて練習もしっかりしないと。・・・それに・・・」
「それに?」
「・・・。・・・体調が悪いんだよ、僕」
ぎゅ、と自分の躰を抱きしめる光忠クン。
相州廣光が「聞いていない」と顔を顰めた。
「ごめん。僕も昨日病院に行ったんだ」
「何の病気だ」
「・・・忘れちゃった。何かの感染症だと思うんだけど。うつったらいけないし、ね?」
困ったように光忠クンが笑う。
青白い頬、震える躰、そんなウソをつかなくてもきっと信じたはずだ。
・・・本当はぼくに犯されただけなのにね♡
「無理を、するな」
大きな手がふわりと光忠クンの頬を撫でる。
「心配しないで、廣光。僕は大丈夫」
少しだるいだけだよと笑う光忠クンを相州廣光はあろうことかすっぽりと抱きしめた。
「廣、光?」
「お前が大丈夫と言う時は無理をしている証拠だ」
「・・・敵わないなあ」
ふにゃりと表情を緩ませる光忠クン。
ねえ、今幸せ??
幸せだよね。
こんな嬉しそうに笑って。
・・・許されると思ってるの?
「何か食うか?」
「・・・。・・・胃が、受け付けない」
「何でもいいから入れておけ。・・・待ってろ」
そう言って部屋を出て数分、何かを手に戻ってきた。
「これなら食えるだろう」
「あ、プリン」
ぱ、と明るい声を出す光忠クン。
何の変哲もないやっすいそれをスプーンですくって相州廣光は口の前に持っていった。
「そら」
「・・・。自分で食べれるのに・・・」
ふわ、と笑った光忠クンは素直に口を開ける。
「美味いか?」
「うん」
笑みを見せる光忠クンだけどやっぱり苦しそう。
そりゃあそうだよね。
光忠クンはぼくがいいんだもんねえ??
「ゆっくりでいい」
「ありがとう。・・・廣光、なんだかお兄さんみたいだね」
「それも悪くないな」
そう言う光忠クンに相州廣光が返す。
何を言ってるんだろう。
「え?」
光忠クンもそうなのかふわりと首を傾げた。
「俺がお前の兄なら・・・お前を護ってやれる」
「・・・廣光・・・」
目を見開いてそれからくすくすと笑う。
格好良いね、と笑む光忠クンに相州廣光がそっぽを向いた。
ああ、忌々しい。
彼はもうぼくのモノなんだと言ってやりたい。
「ありがとう。僕は大丈夫だから。ね?うつらないうちに帰って」
「本当に大丈夫か?」
「平気。・・・廣光も、合宿、気を付けてね」
「ああ。分かっている」
もう一度光忠クンの頬を撫でてからドアの方へ身体を向けた。
「送らなくていい」
「・・・うん」
「帰ったらまた来る」
「来ちゃだめだってば」
柔らかい笑みで、肩を揺らす光忠クン。
バイバイ、と手を振る彼を心配そうな彼を見た相州廣光はそれでも部屋を出てドアを閉めた。
階段を下りる音と玄関の鍵を閉める音が聞こえる。
もう十分離れたのを感じたのかほう、と息を吐いて光忠クンは枕に顔をうずめた。

え?

何でここまで詳細に知っているかって?

・・・見ていたからね。

「こんにちは」
「・・・え・・・??」
押入れから出て彼ににこりと挨拶をした。
呆けたような顔でぼくを見つめていた光忠クンは顔を歪ませて逃げようとする。
何処に逃げるの?
ねえ、逃がさないよ。
「何処に行こうって言うのかなぁ?」
「な、なんで?いや、来ないでぇえ!!!」
無茶苦茶に振り回す腕を掴みあげた。
「相州廣光を逃がしたりするから」
ぼくは笑う。
「い、や」
「誰も助けてくれないねぇ。・・・長船光忠クン?」
ひゅう、と彼の気管が音を立てた。
秀麗な顔が歪む。
「あはははは!!!いいよ!!その顔大好き!!!でももっと笑って欲しいなぁ?」
にい、と笑ったぼくはべろりとその頬を舐めた。
「・・・ぃ、やあ・・・!き、もちわるぃ・・・!!!」
ボロボロと涙とこぼしながら放たれた言葉はぼくを傷つけるのに十分で。
「な、何・・・?ひぅっ?!」
スマフォを手に取ったぼくに不審げな目を向けていた彼が突然の通知音に躰を跳ねさせる。
それを投げて寄越し、確認する彼の目が見開かれていくのを楽しんだ。
『どうした、光忠』
「うぁ、あ・・・!!!」
相州廣光の文章はたったこれだけなのに光忠クンはいやいやと首を振る。
lineのトーク欄には画像が一枚。
首から下、少し肌蹴たパジャマの画像を送りつけた。
『ごめん、間違えちゃった』
光忠クンに変わってそう打ち、見せる。
「きみの態度によっては訂正することも出来るんだよ」
「・・・ふぅう・・・ひっく」
「言ってごらん、犯してくださいって」
腕を頭上で纏めて囁くとびくりと首を嫌々と振った。
「・・・い、や。いやぁあああ!!!!」
めちゃめちゃにばたつかせた足がぼくの脇腹に当たる。
白い布団を地に落とす。
「・・・なせ、離せ、離せぇええ!!!」
「ぐっ」
「あ、うぐっあ、あああああああ!!!」
何処にそんな力があったのか、彼は咆哮と共にぼくを蹴りあげてベッドから逃げ出そうとした。
は、はは。
エリート校の優等生って聞いてたのに頭悪いんだね?光忠クン。
「っぅあゔ?!!!」
涙に濡れた白い頬を張る。
ぽかんと呆けたように見る光忠クンの躰をひっくり返し、ぼくは服を脱がして両腕をベッドヘッドに縛り付けた。
自分の手が痛くなるのは嫌だから押入れにあった竹刀を・・・彼は昔相州廣光と同じ剣道クラブだったのだろう・・・を手に取る。
そうして思い切り振りかぶって白い尻に打ち据えた。
「・・・ぃ?!!」
びくん!と細い背が跳ねる。
綺麗な顔が歪む。
数発、強めに連続で叩くと黒い髪を振って泣き喚いた。
「・・・ひっく、い、だぁあ・・・!!」
「痛い?ぼくはもっと痛かったんだよ?光忠クン♡」
「い゙ぁ゙っ!やめ・・・あ・・・ぁっ!」
「ぼくは気絶した君をここまで運んで躰を拭いてベッドに寝かせてあげた恩人なのに、どうして抵抗するの」
くすくすと笑って竹刀を床に落とす。
「し、ね・・・っ!!ひっく、きみ、なんか・・・に、んげんじゃな・・・!!!ぅあ?!!」
「そんな事言っていいの?全部録ってるんだよ??・・・君の大切なお友達にばらされたくないんだよねぇ??」
強情にもそんな口をきく光忠クンににこりと笑いかけた。
カメラは此処に入り込んだ時にセットしたもの。
勿論今この瞬間も映し出している。
それを暗に言えば彼はふるふると震えて口を開いた。
「・・・ぉ、かし、てぇ・・・く・・・さぃ・・・!!」
「良い子は好きだよ、光忠クン♡」
笑って、ぼくは玩具を一つ手に取る。
このまま突っ込めば壊れるかな?
・・・ああ、そうだ。
「その前にお食事にしようねえ」
「ひぃ?!!や、あ、ぁあう!!!」
机の上に置いてあった食べかけのプリン、それを原型が無くなるまで混ぜて、指で後孔を開いた。
「・・・や、やめて、やだぁああ!!」
「いっぱい食べさせてあげる♡」
「いらな・・・!!ゃううう!!入れ、るなああ!!!」
悲鳴のような声を無視してどろりと溶けたプリンを流し込む。
「上のお口じゃ食べられないでしょ?美味しい?美味しいねえ」
「やらあ・・・!!ひろ、ひろみつぅう!!!」
泣き喘ぎながら彼は先程までいた相手の名を口にした。
・・・へえ。
光忠クンは煽るのが上手だね?
「ひぎゃああ?!!!ぅあああああ!!!!!!」
何も言わずにディルドをぶち込んでぐちゃぐちゃに掻き回す。
「やらぁあああ!!!!ひっく、ひぅうう!!!!い、ぃやあああ!!!!あ、あぅ、ひゃううう!!」
ごぽりと音を立てて中に入れたプリンが泡立った。
「や、やめろ・・・やめっいあ゛あ゛ぁああ!」
ガタガタとベッドを揺らして光忠クンは否定の言葉を紡ぐ。
「いやっ・・・いや、ぁああ!た、たす・・・け・・・っ・・・んぁあ!」
「助けなんて来ないよ。キミがそうしたんだろ?」
「ぅう、ふ・・・ひろ、ひろぉ・・・」
低い声で言うと顔をくしゃくしゃに歪めてまたあいつの名前を呼んだ。
・・・赦さない。
「今度その名前を呼んだらそいつも此処に呼んでやる。無様に泣いて犯されてるトコ見せるから」
「!!!!や、やめ、それだけは、やだあ!!!!」
「じゃあごめんなさいして、お約束、出来る?良い子に出来るって、お約束、する?」
にこりと笑ってスマフォを手に取る。
怯えた様に委縮してこくこくと頷いた。
「ひっぅ、ごめんなさ・・・っ!ご、めん・・・なざぁあ・・・!!!おやく、そく、する・・・から・・・!!み、つたゃ、いぃこ、にする・・・っからあ・・・!!!」
「そっか」
にっこりと笑いながら乱暴にその躰をひっくり返し、ぼくはディルドで刺し貫いたままのそこに自分の物を押し付けた。
縋る彼の手をはねのけて、一気に突き刺す。
「−−−!!がっぁ、や”らぁあああ!!!!ぬいて、ぬけよぉおおお!!!ひぃぐ、いたい、やだ、こわれ、いだぃいいい!!!」
「あはははは!!いいね、すぐにでも出そう!」
「ひぐううぅうあぁぁッ!!んで、なんでぇえ?!!おやくそく、したっ、あぎ、ぐぅぅ・・・や、やめ・・・あああぁぁぁッ!!」
悲鳴を無視してパンパンと音が鳴るくらい激しく打ち付けた。
金の目からぽろぽろ涙を溢して泣きじゃくる光忠クンに・・・興奮する。
「えぅ・・・ひゃぐううぅああぁッッ!」
白い背を反らして彼はただただ啼いた。
「やだ・・・いたいのや・・・もういやだ・・・やだあ・・・ぁ」
ふつん、と糸が切れた様に彼の躰がベッドに沈み込む。
スマフォに来た『廣光:辛い事があったらすぐに呼べ』というそれはいつまでも画面上で踊っていた。


それから、何度も何度も幾日も掛けて光忠クンを犯した。
部屋で、キッチンで、風呂場で、リビングで。
ごめんなさいごめんなさいと泣きじゃくる光忠クンは本当に可愛かった。
夜中に外に連れ出して犯したりもしたっけ。
あの時は本当に堪らなかったなあ。
裸で散歩させて、嫌がる光忠クンにフェラをさせたんだ。
気持ち悪いと泣くもんだから公園の水道で直接洗ってやったら気を失っちゃって。
ああ、そうそう、気絶している間にlineのIDも登録したし、GPSもつけた。
カバンに盗聴器もカメラも取り付けて、目覚めた光忠クンに久しぶりに学校に行っておいでと命令する。
「あ、でもぼくが誘ったらすぐに帰るんだよ?いいね」
「・・・」
「返事」
「・・・は、い・・・」
こくんと頷いた光忠クンはカタカタと震えていた。
あは、可哀想にね♡
久しぶりに自分のアパートに帰って仕掛けたカメラをPCにセットする。
そこには教室で座る彼が映っていた。
今何時間目かな?
長い事学生してないから忘れちゃった。
『おお、久しぶりじゃないか!!廣坊から聞いたぞ。病気だったって?大丈夫か?』
『国永さん・・・』
マイクから聞こえるのは五条国永の声だった。
『おいおいお前さんまだ体調が戻ってないんじゃないのか?』
『へ、いき・・・。・・・ひっ』
震えるスマフォの音にびくつく光忠クン。
ああ、可愛い。
でも気丈に笑って見せちゃって。
あは、怖いなら言えば良いのにね。
「今からいいかな?まあ君に拒否権なんてないんだけどね♡」
『・・・っ』
「いいんだよ?君の痴態ばらまいても。君がこんな風になってるって知ったらお友達はどう思うかなあ?」
『・・・。・・・あ、のね・・・。僕、やっぱりちょっと・・・しんどい・・・』
『おお、帰ってゆっくり休め。俺から言っといてやる。なあに、君ほどなら数日休んだくらいどうってことないだろう?任せておけ、驚きの言い訳を用意するぜ!』
『・・・普通で良いよ・・・』
くすくすと笑う声。
光忠クン、学校に行ったからって日常に戻れると思った??
「・・・お仕置きだよ、光忠クン♡」
ぼくはにぃと笑うとインターネット画面を開き、素早くそれを打ち込んだ。


「遅い」
「ごめ、んなさ・・・ひぃう??!」
おどおどと謝る光忠クンのケツを鷲掴んでぐにぐにと揉みしだく。
「や、やらぁ・・・!!ごめんなさ、ごめんなさい!!!ゆる、ひてぇ・・・」
たっぷり5分は揉んだところで縋りついてくる光忠クンから手を離した。
まあ今日はお客様を待たせてるし、ね。
「来て、光忠クン」
「・・・」
よろよろと拙い足取りでそれでも懸命についてくる。
数日に渡る凌辱は彼の抵抗心をずたずたにしてしまったらしい。
「入って」
広いそこは確かもう長いこと使われていない倉庫だった。
躊躇する光忠クンの背を押す。
「ぁ・・・!あ・・・?」
ふいに背を押されたそれと目の前に広がった光景の二つに光忠クンはカタカタと震えた。
「君と遊んでくれる人たちだよ、よかったね」
「え・・・??」
怯えた顔でぼくを見上げる光忠クン。
彼の目の前にはざっと10人はいるだろうか。
全員ネットで集まった人たちだ。
いや、ホント、ネットって凄いよね♡
「好きにしていいんだろ?」
「顔を傷つけたり殺したりしなければ、どうぞ」
ぼくはにっこりと笑む。
名前も知らない人たちだったけど、案外良い人たちみたい。
「へえ、好きに、ね。・・・ボク、お名前は?」
「ぁ・・・」
「ん?自分の名前も言えないの?」
「・・・。・・・長船、光忠・・・です」
男に尋ねられてゆっくりと口を開く。
ふふ、素直で良い子だ。
「光忠クンかあ。可愛いねえ。いくつ?」
「じゅう、ご・・・で、す」
「十五歳。いいねえ、中三だっけ?」
「は、い・・・」
「女の子みたいにかぁいいね。恋人は?」
「い、いません!」
小さな声でぽそぽそと答えていた光忠クンが弾かれたように彼らを見る。
「え?いないの?光忠クン、格好いいのに」
「いない・・・いません!!恋人、なんて、いない!!」
嫌々と否定するように首を激しく振る光忠クン。
「じゃあ好きな人は?」
「・・・いま、せん!!」
「本当に?」
「ほ、んと・・・に・・・」
「お友達は?」
「ともだ、ち・・・いない・・・僕、は・・・友達もっ兄弟もっいない!!!!」
口々に浴びせられる質問にはあはあと息を切らして否定する。
ふふ、これで大切な人を守れたと思ってる?
・・・甘いよ。
「・・・嘘は、良くないなァ?」
「・・・ぇ・・・?」
「相州廣光クン。君のだぁいじな弟であり親友だろ?もしかして好きだった?」
「・・・!・・・ち、がう・・・ちやぅ・・・」
緩く頭を振って否定する光忠クン。
可愛いね。
それにすごく健気。
「・・・意地っ張りだね。そこも可愛いけど。・・・じゃあ今からおじさんたちと勝負しようか?」
「・・・え?」
にやにやと彼らが笑う。
ぼくはそれを見てるだけ。
「追いかけっこをしよう。あそこに扉があるの、見えるね?あそこまできみが辿りつければきみの勝ち。その前にきみを捕まえたらおじさんたちの勝ち。いいね?」
「・・・ぁ、あ・・・」
「・・・よーい、どん」
彼らの中の一人がとん、と光忠クンの背を押した。
踏鞴を踏んで、それでも懸命に走り出す。
泣きそうな表情で、頭を振って、足を動かす光忠クンに彼らは容赦がなかった。
「あぐ?!」
足を引っかけて転ばせる。
それでも立ち上がろうとした光忠クンの背を踏みつける。
「はあい、おじさんたちの勝ち」
「・・・や、ぁ・・・」
「いっぱい遊ぼうなあ光忠クン」
男たちが卑下た笑みで、怯えた表情の光忠クンを見た。
無数の手が光忠クンに伸びて服を、ズボンを、下着をはぎ取っていく。
伸ばされた手をぱちんと弾いてぼくはにこりと笑った。
「精々楽しんでね、光忠クン♡」
「・・・ぁあ、や・・・ぅあああああ!!!!!」
怯えたような心地の良い悲鳴を聞きながらぼくは少し離れる。
それが合図となったように男たちは光忠クンの躰にむしゃぶりついた。
「いやだ、やめて・・・やめて、おねが・・・おねがい、しま・・・ぅ、やぁ・・・」
白い腕を懸命に伸ばして許しを請う光忠クン。
「こわ、ぃ・・・こわい、や、ぁ、ああああ!!!ひぃう、いだぁああ!!!ぁ、ひィッ!ぅあアァンッ!」
狂ったように首を振って逃れようとする彼の尻には男のモノが深々と突き刺さっていた。
斬れたのか紅い血がしたたり落ちている。
ああ、可哀想に。
後で消毒してあげなきゃね♡
「もう一本くらい入るだろう」
「ああ、そうだ、な!」
「ひぎぃっ・・・ああ!いやいやいやぁぁああ!」
ずん!と男のモノが刺さる。
光忠クンの躰が宙に浮いた。
「あが・・・あっあぁああ!それっいやぁ!ぬ、抜いてっ」
「はは、きつきつだなあ光忠クン?」
「やらぁあああ!!!!ひっく、抜いて、抜、げ・・・っぁあああ?!!」
ふわふわと浮く光忠クンの躰を別の男が上下に揺らす。
げらげらと男たちが笑う声。
「いだぃいいい!!!ひぅ、あ、きゃうぅう!!」
せめてもの抵抗か、首を振る光忠クンの躰に手が伸びた。
「ひゃん!!や、ぁ、やめて、おねがぁああ!!」
「可愛いがそのお願いは聞けねぇんだわ。悪い、な!!」
「ひゃぅうう!!!!」
光忠クンが綺麗な顔を反らす。
びくん!と大きく揺れて、光忠クンは再び嫌々と首を振った。
「光忠クン。今日は全員お相手してくれるんだろう?だからしっかり頑張ってな」
「・・・ぁ、あ・・・!!」
金の目がいっぱいに見開かれる。
「ひっ、嫌ぁあ!いやだアアアアアアアアアアアアアアア゛ッ!!」
光忠クンの絶叫がただむなしく倉庫に響いた。

それからどれくらい時間が経っただろう。
途中、何かのクスリを打たれた光忠クンはただぶらぶらと白い足を揺らすお人形さんそのもの。
「やぁっ、やっ、あぁん、ゃぁらあっ、おかしぃ・・・おか、しく、なるぅ・・・やらあぁ・・・あっ」
黒い髪を振り乱して、光忠クンは喚き泣いた。
その口調は既に呂律も回らず、殆ど意味をなしてはいない。
「あぁーっ・・・あーっ・・・ひゃぁ、っ、ひゃらぁ、これぇ・・・やぁあ・・・やぁの、あぁ、ぁあっ」
前から後ろから、悲鳴に混じってばちゅんばちゅんと酷い音が溢れ出た。
男の形に広がりきった穴からは誰のともつかない残骸が飛び散り、泡を生んでは弾け飛ぶ。
「いやっ・・・いて、にゅいて・・・!ぬ、いてよぅ・・・!!」
「光忠クン、気持ちいい?」
「らめっ、も、感じたくないぃっ、イッてばっかれっ・・・休まひぇてえぇっ・・・!!」
「ねえ、気持ちいいかって聞いてるの」
苛々したように男が光忠クンの頬を張った。
痛みに顔を歪ませてそれでも口を開こうとする。
「・・・・もち、ひぅ、きもち、いぃ・・・!!」
苦痛と化した快楽から逃れたい一心で光忠クンは言葉を紡いだ。
それならと男たちは光忠クンに快楽を叩きこむ。
地獄みたいなループ。

ねえ、光忠クン。

日常は戻ってこないんだよ?

だからぼくと一緒に・・・幸せになろう、ね♡

中3光忠クンがモブに洗脳されてひどい目に合う話(刀らぶSSS・モブ燭現パロR18

通販って便利だよね。
ぼくもそう思う。
けど中には、時に怪しげな物を売ってたりさ。
馬鹿馬鹿しい、誰が買うんだって笑うような。
ぼくだって最初はそうだったさ。
でも、ちょっと、ちょっとだけ試したくなる気持ちは分かるだろ?
例えば背が高くなる薬。
例えばイケメンになれる薬。
例えば人気者になれる薬。

例えば、人を洗脳・服従させる、クスリ。


「なぁに、それ」
「例えば、の話!」
こてりと首を傾げる少年にもう一人の少年が言った。
首を傾げた方は長船光忠クン。おっとりして優しそうだ。
左目は前髪に覆われて見えない。
指を立てて笑ったのが加州清光クン。可愛らしい顔立ちをしてる。
下で結われたポニーテールがぴょこんと跳ねた。
「僕が女だったら誰と結婚したいか?」
「そう。誰がいいかなーって」
真面目に考えなくていいよ、なんて清光クンが笑う。
今は学校帰り、多分部活も終わっていつも通り帰る途中なんだろう。
何時も見てたから、分かる。
「清光くんは?誰が良いの?」
「えー?・・・長谷部以外・・・?」
人には真面目に考えなくていいなんて言ったくせに難しい顔して清光クンは言った。
「そう?長谷部くん優しいよ?」
「長船さんほっんと趣味悪い。女だったら恋人選びで失敗するタイプ」
光忠クンの言葉に清光クンは頬を膨らませる。
ああ、その仕草も可愛いなあ・・・。
「長谷部なんか厳しいしバカ真面目だしいいとこなくない?!まだ相州のがマシ!」
「廣光?確かに廣光も優しいけど」
「でしょ!」
どやあ、と言う顔をする清光クンに光忠クンはくすくすと笑った。
「ふふ、清光くんは安定くんって言うかと思った」
「えー?安定ー?・・・ないなぁ」
こて、と首を傾げてからそう言う清光クンに、えーなんて光忠クンが言って顔見合わせてから楽しそうに笑う二人。
可愛いなぁどっちも手に入れたいなぁ・・・。
・・・いや、あの薬は一人にしか効かないって書いてあった。
なら確実に手に入れられる方にしよう。
ぼくはポケットに入ってる、【通販】で手に入れたそれをぐっと握りしめた。


じゃあねと手を降って別れたのを見計らってから彼に声をかける。
「あ、あのぅ」
「?はい」
くるりと振り返る・・・光忠クン。
悩んだ挙げ句ぼくは光忠クンをターゲットにした。
ああ、可愛い。
ふわりと揺れる黒髪と金色の目がキラキラしてる。
「すみません、道に・・・迷っちゃって。このビルに行きたいんですが」
「あ、このビル分かりづらいですよね。案内しましょうか?」
にこ、と光忠クンが笑った。
無垢な善意。
久しく向けられていなかった、笑顔。
ああ、眩しい。
眩しくて仕方ない。
・・・この顔が僕だけに・・・向くんだ。
「・・・え、いいんですか?」
「はい。僕もこの道通るから。お兄さんこの辺初めてですか?」
にこにこと彼が言う。
「・・・ええ、まあ・・・」
「なら一緒に行きましょう。説明するより早いし」
笑顔を向ける彼にありがとうと言って歩きだした。
それから他愛もない話を続けて、目的地に着いて。
お礼に何か奢りますと言うぼくに「気にしないで」なんて光忠クンが笑って。
丁寧にお辞儀をする彼を・・・背後から襲った。
そこからは早かったね。
いつもいるくっさいアパートに連れ込んで縛り上げた。
カバンの中身ひっくり返してスマホなんか全部調べて。
そうこうしている間に彼がうめき声をあげて目を覚ました。
「・・・ぅ、う・・・?ここ、は・・・?」
「ああ、おはよう」
にっこりと・・・いや、彼にどう見えてるか分からないけど・・・笑いかける。
「・・・え?さっきの・・・?」
「ああ。さっきはありがとうねぇ。助かったよ。だからお礼をしようと思ったんだ。ぼくも引けないからね」
「な、に・・・?」
「純粋も罪だよねぇ?長船光忠クン??」
「・・・?!やっ、なんで、僕の名前・・・?」
びくんっと身体を震わせる光忠クンが可愛い。
さっきとは全然違う顔だね。
もっといろんな表情を見せて欲しいなぁ。
「ぼく、なぁんでも知ってるよ?キミは長船光忠クン。六年一貫高のエリート校に通ってる中学生3年生。調理部に入ってるんだよね?両親はいなくて従兄弟の相州廣光クンと二人暮らし。今は貯金崩して生活してるんだろ。たまに陸上部で幼なじみの長谷部国重クンと2つ上の五条国永クンが家に遊びに来てる・・・どぉ?間違ってる?」
「ひっ」
「さっきまで一緒にいたのは後輩の加州清光クンかな?あの子も可愛いよねぇ。キミにね、お礼ついでにもう一つお願いしたい事があったんだけど・・・あの子にキミの代わりになってもらおっか」
調べ上げた事をぺらぺら喋って、最後の一押しににっこりと笑うと怯えてた表情から一変、信じられないと言う様に目を見開いた。
「・・・は・・・?」
「あの子も素直で良い子そうだもんね、お友達の大和守安定クンの名前出したら言うこと、聞いてくれるかなぁ・・・?」
「だ、だめ!!」
笑うぼくに光忠クンは必死に言った。
オトモダチ思いだね、光忠クン。
あは、かーわい。
「じゃあぼくのお願い聞いてね」
「・・・」
「返事」
「・・・は、い」
「ふふ、良い子」
唇を噛みしめる光忠クンの目の前に小さな瓶を差し出す。
「ちょっと、ね。これを飲んで欲しいんだ」
「・・・っ」
「嫌なら・・・いいんだよ?」
にたりと笑うと光忠クンはぶんぶんと首を振って「飲むから!」と縋った。
震える白い手がそれを受け取って・・・口を付ける。
こくりと喉が音を立てた。
「うぁ、あ、あぁあ?!!」
「はい、こっち見て」
途端悶え苦しむ光忠クンと目を合わせる。
ギリギリ睨む彼の目の前に手を突き出した。
「光忠クンはぼくが好き。ぼくを愛してる。ぼく無しじゃ生きられない」
「・・・ぁ、あ・・・?」
あんなに睨んでたのにとろんとした顔でぼくを見上げる光忠クン。
「光忠クンはぼくのすべてが好き。ぼくにすべてをささげてる。もちろん、身体も」
「・・・ぼ、くは・・・?」
「光忠クンは、ぼくの」
愛奴隷。
ネットで書いてあった謳い文句をそのまま彼に囁いた。
通販で見つけた怪しいクスリ。
「好きなあの娘を手に入れちゃお★魔法の薬で貴方の人生、超☆展☆開!」なんてありえないくらい胡散臭い。
けれどもまあ、なんて軽い気持ちで手を出した。
本当に届くとも思っていなかったそれが届いたときは本当にびっくりしたけどね。
それからアパートからよく見る好みの学生を調べて今日に至るって訳。
さあ、効くのか?
どうなんだ??
ドキドキしながら光忠クンを見つめる。
蜂蜜みたいにとろんとした目がぼくを見上げた。
「・・・ぼ、く・・・はぁ・・・きみ、が好き・・・?」
小さく呟いたかと思うとにこぉと顔を綻ばせて見せる。
「僕、きみが好き!!大好きっ!!」
縛ってるせいで飛びつくみたいに光忠クンがぼくに躰を摺り寄せてきた。
効いた!!本当に!!効いた!!!
「きみも僕が好き??」
「う、うん、好きだよ」
「ほんとぉ?良かったぁ」
へにゃと笑う光忠クン。
はは、本当に効くんだ!!すごいな、このクスリ。
「ね、ねえ、ぼくの何が好きなの」
「?ぜんぶだよ??僕はきみのぜんぶが好きっ♡かっこいい♡♡だいすき♡♡」
不思議そうな顔で言った後、にこっと笑った。
ああ、本当に可愛い!!
「さ、触って、いい?」
「もちろん!僕はきみのものだからね♡好きにしていいよ♡♡」
する、とブレザーを脱ぐ光忠クン。
上手く脱げなくて半分だけだったけど、それもエロかった。
い、いいんだよね?ぼくが好きにしても??いいんだよね??
見上げると半脱ぎになった服の隙間から見える乳首が目の前にある。
ぼくはそれにちゅ、と吸い付いた。
「ひゃあん♡」
可愛らしい喘ぎ声。
ああ、もう光忠クンって見た目と違ってやーらしいんだぁ。
「ふあ、あ♡ああん♡」
腰をくねらして、金の目は焦点を失くす。
縛らなくて良かったかな、なんて考えながらぼくは自分のズボンと光忠クンのズボンを脱がした。
「すき、すきぃ♡♡中にいっぱいちょうだい・・・」
蠱惑的な目で笑った光忠クンが自分で穴を広げる。
もう、可愛いね??
指を挿れてぐりぐりっと弄ると光忠クンはさらさらした髪の毛を揺らすように首を振ってイヤイヤした。
「あ、あ♡そこっ♡」
「ダメ?」
「だっ、ダメじゃ、ないっ♡あっあ、き、気持ちいいようっ♡」
しこりをぐにぐにと弄れば上ずった声で啼く光忠クン。
まさか経験があるとは思えないし、天性の淫乱?ってやつかな。
「きゃうぅ♡あ、っあっあっ、も、ダメ・・・っ!」
そして、光忠クンはがくがくっと腰を揺らして一際高い声を上げるとびゅるる、と射精してしまった。
「はー・・・はー・・・あ・・・?」
「ねえ、ぼくも気持ちよくしてね?」
呆けている光忠クンのナカに猛った自分の物を突き入れる。
グズグズに解けたそこに包まれる感覚、たまらない。
ああ、光忠クンでどーてー卒業しちゃった♡
「あ、なにっ♡これぇ気持ちイイっ♡!」
ひく、と喉を鳴らして快楽に溺れる光忠クンが可愛い。
縋る様にぼくの服掴んじゃって。
「はーい、光忠クン、ピース♡」
「ぴーしゅ?」
スマフォを持ち出して蕩けた顔の光忠クンに向けた。
不思議そうな顔で、それでも顔の横でダブルピース。
可愛い。
結合部分もしっかり納めて、ぼくはスマフォを投げた。
そろそろ、限界も近いし、ね!
白い足を持ち上げてガツガツと突き上げた。
もう彼の身体なんて構ってられない。
「ひゃっ♡あ、あ、っ、ああっ、あっ、あ♡はっ、激しっ♡激しくて、あたまおかしくなっちゃうよお♡」
ぼくの動かすだけの単調な動きにもヨダレを垂らしてあんあんよがる光忠クン。
「ぁんっやぁう♡♡ ♡ ♡みちゅたやこれすきぃ ♡もっとしてぇ ♡ 」
「いいよ、気に入ったの?」
そして大きくグラインドさせようとした時。
「あはぁ♡あ・・・あ・・・?」
とろんとした目が一変、焦点が合ってくる。
なんだ、もうクスリの効果切れちゃったの。
「へ?なんで?誰??い、いやああ!!」
あはは、誰、だって。
傷つくー。
今まで散々よがらせてあげたのに、なあ?
「ひぃっ?!いや、なに??い、ぎ、いやぁああ!!!」
パンパン、と激しい音を立てて腰を打ち付ける。
髪を振り乱して逃げようとする光忠クンの腰を掴んで・・・思い切り射精した。
「あ、あつ、ぃ・・・?は、ぁ、ぃ、いやあああああ!!!!!!!」
光忠クンの絶叫が部屋にこだまする。
注ぎ切ってから抜くとナカからごぽりと音を立てて白い液体が流れ出た。
「気持ちよかったよ、光忠クン♡」
「う、うそ・・・。ぅぐっ」
囁くぼくから逃げる様にふらふらと光忠クンが奥の個室に駆け込む。
聞こえる嘔吐の音。
あーあー可哀想だね。
ぼくなんかに笑顔を見せちゃうから。
「だ、大丈夫?」
「はっ、はあ、は・・・」
涙目でえずく光忠クンの背を擦り、暫くして「治まった?」と聞く。
こくんっと頷く光忠クンにそっかと笑ってぼくはその髪を掴んだ。
「ひぃっ?!」
「吐き気、治まったんだろ?」
ぐっと便器に押さえつけてさっきまでいれていたそこに挿入した。
「ぎぃっ?!!やだ!抜いて・・・抜け!抜けよっ・・・!あ、ああ゛っ!やだぁあ゛ぁあ!!ひっ、い゛ぁあ!しねっころすっ、ころしてやる・・・!!」
あの穏やかな光忠クンとは思えない声で、表情でぼくを罵る。
「光忠くぅん、そんな顔で死ね死ねいっても全然こわくないよぉ〜。ぼくのこと殺してどうするのかな?男なのに男に強姦されましたって警察にでも言う?」
「・・・!!」
ぼくの言葉にぐっと黙り込む。
それでも呪詛は吐いてそうだけどね。
「それに、合意の上だったでしょ?ね??」
にっこり笑って録音機器を出す。
イヤホンを挿して必死に首を振る光忠クンの耳に装着し・・・再生ボタンを押した。
みるみるうちに顔が青ざめてくる。
「ちがう・・・!こんなの僕じゃ・・・」
頭振ってイヤイヤする光忠クン。
犯されながら自分の喘ぎ声聞くの、どんな気持ち?
ふ、はは、そう睨まないでよ。
もっと、苛めたくなる。
「ははっまだ言ってる?声紋鑑定にでもかける?それか光忠クンのお友達に送って聞いてもらおっか?」
良い事を思いついたとばかりに言えば光忠クンは絶望に濡れた顔で僕を見上げた。
「ねぇ、誰がいい?相州廣光クン?長谷部国重クン?あは、誰がいいかなぁ??」
「・・・!!!」
「・・・ああ、お友達を犯しても、いいんだよ?例えばぁ、・・・加州清光クン、とか?」
「やめて、それだけは・・・!」
スマフォを揺らしながら言えば光忠クンが縋ってくる。
奪われないように後ろからガンガン突き上げれば短い悲鳴を上げながら目を伏せた。
「じゃあこれからも一緒に遊んでくれるよねェ?もし何かあればぼく、うっかりしてお友達にデータ送っちゃうかもしれないなぁ・・・」
「・・・わかりました」
唇をぎりっと噛んで言う光忠クン。
素直な子は大好きだよ。
「ほら、出す、よ!」
「いぐっ?!あ、ひ、ぁああっ!?」
種付けしたとたん、ガクンッ!と光忠クンの身体が震える。
緩く首を振る光忠クンに無理矢理目を合わせた。
怯える彼に笑う。
「お友達を巻き込みたくないだろォ?」
「うぅ、く、ふ・・・」
ポロポロと涙を溢す光忠クンに口付ける。

ね、これからもたぁっくさん遊ぼうね、光忠クン・・・♡

夜半の秋/お月見(へし燭SSS・ワンドロお題)*大太刀長谷部×織田時代光忠

月の綺麗な夜だった。

珍しく周りは静かで、主命である書類仕事も捗った。
本丸に人がいないのかと思ったが如何やら月見団子を作っているらしい。
そう言えば先程光忠が「後で団子持っていくから」と言っていたような気がする。
「・・・団子、か」
ふと、長谷部の脳裏に思い浮かぶ一つの【出来事】。
まだ長谷部がこの本丸に顕著する前の時代の話。

その晩も、月が綺麗な夜だった。



静かな夜。
虫の声だけが響き渡る、世界。
少し冷たい風が国重の長い榛色の髪を揺らす。
「・・・国重、さま」
小さな声に振り向けば頭身にしては長い着流しをずるずると引き摺りながら長船の一振り、光忠が顔をひょこりと覗かせていた。
「おお、どうした」
「・・・何を、していらっしゃるのですか?」
こてりと首を傾げる光忠を呼び寄せ、膝に乗せる。
「ほら見ろ、月だ」
指を差す国重に光忠の藤目が輝いた。
彼の目が金に染まる。
「あれが、月・・・ですか」
「ああ、そうだ」
「・・・国重さまは、何を」
「月見をしていた」
傍の団子を指し、そう言ってやれば小さく首を傾げ乍ら光忠が「団子が月を見るのに必要なのですか?」と問うた。
「月を愛でる時には団子が必須らしい」
「そう、なのですか」
「ああ」
国重の言葉に光忠は驚いたように目を見開く。
適当に言ったそれだったが彼は信じているようだ。
「月と言うのは、綺麗ですね。国重さま」
光忠が月に手を伸ばし、ふわふわと笑う。
「落ちるぞ」
「落ちません」
足をぶらつかせ、無邪気に言う光忠の口に、団子を放り込んだ。
「ふいしえしゃま?」
振り仰ぎ、もごもごと口を動かしながら首を傾げる。
ひょこひょこと跳ねる黒の髪はどこかうさぎの様だった。
そう言えば月にはうさぎが住んでいるらしい。
「お前はうさぎを知っているか」
「はい!耳が長い動物でしょう?」
漸く団子を飲み込み、光忠がにこりと笑った。
あまりものを知らない彼だがそれは知っていたらしい。
「月ではうさぎが団子を作っているそうだ」
「!そうなのですか!」
それに、驚いたように言った光忠はさらに大きく手を伸ばした。
「団子は落ちんぞ、光忠」
笑い乍ら黒い髪を撫ぜる。
「そうです、が・・・?」
膨れ面をして振り仰いだ光忠が不思議そうな表情をした。
「国重、さ・・・ま・・・」
とろんとした光忠の目がゆっくりと閉じる。
平衡感覚を失い、ぐらりと揺れる光忠の小さな躰を抱き留め、国重は抱き上げた。
「月夜は恐ろしいぞ、光忠よ」
くっくと国重は笑う。
白い団子がころりと弾みをついて地に落ちた。

二人のその後は月だけが知っている。


(うさぎ、うさぎ、何見て跳ねる?

月のうさぎは夢を見る。

自由に跳ねる夢を魅る)

高塔の姫(へしにょ燭・くりにょみつSSSアナザーエンド・R18

 ちゅぷちゅぷと水音が響く。
「んぶ、はぷぅ…はぁふ、んぅう…ちゅ、れろ…」
「そうだ、その調子だ」
 俺の股間に顔を埋める光忠の頭を撫でた。
 ちろちろと舌で俺の肉棒を舐め、啜る光忠はお世辞にも上手いとは言えない。
 それでも俺を…引いては国重を悦ばせようと必死なのは良く分かる奉仕だった。
 十数分前、俺が彼女に提案したのはフェラで。
 知らないのかきょとんとしていたが俺の説明にカタカタと体を震わせる光忠にやめるか?と問う。
 彼女はそれに「やる」と答えた。
 国重に、悦んでほしいんだと。
「次は口で銜えるんだ」
「…?」
「分からないか。…口を大きく開け。歯は立てるな」
 努めて優しく言ってやりながら、口を開ける光忠のそこに肉棒を突き入れた。
 口内は生暖かく、気持ちが良い。
「んぐぅうう?!!」
「いいか。良く覚えろ」
 目を見開く光忠の頭を抱き、半ば強引に前後に動かした。
 上顎を、舌の付け根を、何度も擦りあげる。
「ぁぐ、んぶ、はちゅ、んんぅうう!!」
 息苦しいのだろう、ぽろぽろと涙を零す光忠の姿が劣情をそそった。
一際強く頭を押しこみ肉棒の先端で口蓋垂を叩く。
「…くっ」
 強烈な射精感にぶるりと躰を震わせ、慌てて引き抜いた。
「ふぁ?!!!…ぁ、ちゅぃ…」
「す、すまん!」
 茫然とする光忠の顔に、髪に白濁が大量にかかる。
 背徳的な様子にどきりとし…傍にあったタオルで拭きとってやった。
「すまない。やり過ぎた」
「…ううん」
 ぽやん、とする光忠の顔を綺麗にしてやりながら
そっと髪を撫でる。
 その様子が可愛らしいものだから思わず引き寄せ…口付けた。
「んんぅ?!」
「…光忠」
 びくん!と躰を揺らす光忠の唇をなぞり、舌先で抉じ開ける。
 ふるりと震えて薄く口を開くそこに舌を捻じ込んだ。
「んぐぅ…!はぅ、ぁ、んん…んむ、んんぅ!!」
 舌を絡め、上顎を擽り、じゅっと吸い上げる。
 光忠の口内を嬲り、犯し尽くしてから漸く口を離した。
 唾液がつぅ、と糸を引く。
「…ふぁ…」
「…光忠…」
 ぽやん、と俺を見上げる光忠の頬を撫でた。
 うっとりと身を任せていた光忠の…内腿を撫でる。
「ひ?!!」
 途端、夢から覚めたようにびくんっ!と躰を跳ねさせた。
 それを無視するように尻たぶをぐにぐにと揉む。
「ひ、ひぃ、廣光、しゃぁ…?」
「なあ光忠。尻も気持ち良くしてやろうか」
「…ぇ…きゃんっ?!」
 ベッドに光忠を寝かせ、足を抱え上げた。
 混乱しきった顔の光忠の太腿裏に…ちぅ、と吸い付く。
「ひゃぁああ?!!!」
「今なら、気持ち良くさせてやるが」
「…?!!何、言って」
俺の突然の話に、光忠は驚いたように見つめてきた。
それににやりと笑みを向け…するんと腰を撫でる。
「ひぅん?!!や、やぁあ…めて、さわん、な…!」
可愛らしい声を上げながらも光忠は頑なだった。
「アンタだって限界だろう?ん??」
「…ぃ、いっや…っやだっ、やめ、て、やめでぇええええ!!!国重、しゃ…国重しゃああ!!!」
「…冗談だ」
「ぇ…ふにゃぁああああ?!!!」
 じたじたと暴れるふっと笑い、テーブルの上で未だ音を立てるバイブをゆっくりと埋め込んだ。
 全てを埋め込み、チャックを閉める。
 これで彼女はここに来た時のままだ。
「もし、国重を悦ばせたいと願うなら…また来い。ここで待っている」
「…ぁ…」
 茫然とする少女に笑いかけ、そっと抱き上げる。
 意識を遠のかせる彼女を、部屋に連れていくために。

「はぷ、んぁあ…ちゅ、ちゅる…ふは、ぁん、んぐぅう!」
「いいぞ、光忠」
 小さく笑い、俺は黒い髪をくしゃりと撫で上げる。
 光忠はこの三日間、俺の元に通い詰めた。
 あれだけ嫌がっていたのに、だ。
「さあ、出すぞ。しっかり飲めよ?」
「んぶ、んぅうっ!!んー!!!ん、んぐっ…ふ…」
 俺が吐き出した精液を、光忠がこくりと飲み干した。
 口から引き抜くとたらりと精液が口の端から零れ落ちる。
 …彼女はフェラが随分と上手になった。
「光忠」
「…ん…」
 彼女を呼び寄せれば、一瞬固まったものの、自分から唇を押し当てる。
 薄く開く口から舌を入れれば躰がびくびくと跳ねた。
 深いフレンチキスを施し、口を離す。
「…!!」
その途端、びくんっと躰を揺らし…離れてしまった。
「…なあ」
「…な、に?」
 光忠が少し怯えたように首を傾げる。
「お前のその目は」
「…ああ、これ?」
 隠された目を押さえて光忠は困ったように笑った。
「子どもの時にね、事故で無くしかけたんだって。…僕は覚えてないんだけど」
「そうか」
 告白されるそれに頷き…そっと触れる。
「…?廣光、さ…?」
「すまない。…俺の、所為で」
「…?!!」
 俺の言葉に混乱した表情を見せる光忠。
「…何、言って」
「…覚えていないか?アンタの母を殺し、アンタの片目を奪った…男を」
 狼狽する光忠に自嘲気味に笑う。
 その言葉を聞き…驚いたように光忠の目が見開かれた。
「…!!!!ひろ、くん…?」
 茫然と、光忠が言葉を紡ぐ。
 …ああ、なんて心地良いのだろう。
 あの悪夢、幼少より続いた…あれは、実際に起こったことだった。
 何者かに襲われた俺を光忠が庇い、その母親が俺の身代わりに殺されたのだ。
 経緯は…あまり覚えていないが。
「…廣くん、なのかい?でも、どうして」
「アンタの事があって、俺はあの家を追い出された。その後拾ってくれたのがここの主だ」
 疑問を投げかける光忠にもう一度すまない、と言う。
「アンタを護ると誓ったのに護れなかった。すまない」
「…そんな…僕は」
「今度は…今度こそ、俺に護らせてくれ」
「廣、くん」
 混乱しきった表情の光忠を抱きしめた。
「アンタを怖がらせておいてこの言い草はないが…アンタが辛いと思ったら此処に来てくれ。きっとアンタを救ってみせる」
 体を離し、傍に咲いていたイカリソウを摘んで光忠の頭にそっと挿す。
 ぼうっと俺をみる光忠の手首にキスを落とした。

***
「お帰りなさい、国重さん!」
ふんわりとしたドレスを身に纏い、光忠が微笑んだ。
加州の見立てだろうか、なかなかに可愛らしい仕上がりだ。
「ああ、ただいま」
 ちゅ、と触れるだけのキスを施せば、光忠がくすくすと笑う。
「良い子にしてたか?」
「…うん」
 可愛らしく微笑む光忠を引き寄せ…今度は深く口付けた。
「ん、んんぅ…♡」
 鼻に抜けるような声を出し、光忠が舌を絡ませてくる。
 …おかしい。
 ちら、と違和感が俺を襲う。
 …光忠は、こんなにキスが上手かっただろうか。
「…ん、ふ…?…国重、しゃ…?」
 とろん、とした光忠が口を離し、ぼんやりと見上げてくる。
 何でもない、と愛撫を続けようとした…瞬間。
「…は?」
 光忠がしゃがみ込み、俺のズボンに手をかけた。
 肉棒を取り出し、愛し気に撫で…ためらいもなく
口に含む。
「お、おい!」
「はぷ、んちゅ…れろ、じゅる…くぃしげしゃ…♡」
 焦る俺をよそに光忠は肉棒を屹立させた。
 なんだ、これは。
 初心な光忠はおらず、心底嬉しそうに俺の肉棒を
しゃぶっている。
「…っ」
「…ぅ…?」
 無理矢理光忠を離し、ベッドに投げた。
「きゃっ?!…国重、さ…?」
 不安そうに見上げる光忠の服を破きかねない勢いで脱がしていく。
 服の下の貞操帯は3日前と変わらず、ほんの少し安堵した。
 …だが。
「…これは」
持ち上げた太股の裏に赤い痕があった。
一見すれば虫刺されのような。
「…これは、なんだ」
 無意識に声が低くなる。
「…?!国重、しゃ…?」
「これは何だと聞いている!」
 ぐいっと、足を頭の横に着くように持っていき恫喝した。
「ぃ、いだぃ…よ…」
「…浮気か」
「…え…」
「浮気か?主人のいない隙を狙い、貞操帯を外してもらおうと?あわよくば疼きを解消してもらおうとでも、そう思ったのか?」
 驚いた表情をする光忠に笑みを浮かべたままそう捲くし立て、長い髪を引っ張る。
「違う、違う!!!そんなことして、な…!ぁ、ぁあっ?!ぃ、や…!…ぅぐあ…!!いだぃ…!!」
「違う?証拠があるのに嘘を吐くのか??」
「ほんと、に…浮気なんて、僕…ぃぎゅう?!!」
「まだ言うか。…いいだろう。素直に言わんなら一度死ぬ前の地獄を見せてやる」
 冷酷に笑いかけ、悲鳴を上げる光忠を無視して鷲掴んだ髪を乱暴に引っ張り…俺はとある場所に、向かった。

「ひぎゃああぁああっ!!!ぃだぃいいいっ!おひり、おひりぃいっ!!もぉやめぇ…!座れなくなっちゃう、裂けちゃ、あ、ぁうっ!!!ひぅう゛うっ!!!」
パシンバシンバシンッッ!!!
鞭の音が部屋に響き渡る。
可愛らしい悲鳴を上げていたのも最初の内だけで柔肌を打ち続け、2時間にもなる頃には嬌声を上げるだけになった。
「…ぁああ゛ぁああっ!ぁうっ!ひぃいいんっ!きゃぅう゛うっ!」
白い双丘は真っ赤に腫れ上がり、喧しい程に鎖は音を鳴らしている。
地に足が着くか着かないかのところで縛られ吊り下げられ、ブラブラと足を揺らしていた。
「…ご、めんなしゃぃ、ごめん、なしゃい…ごめんなしゃぃいっ!っく、ひっ……ゆぅひれ、ゆぅひりぇええっ!!!」
「許す?何を」
謝罪を繰り返す光忠に漸く言葉を返してやる。
パシンと鞭を振るえばまた甲高い悲鳴が漏れた。
「浮気をしたのはお前だ、光忠。反省するまで仕置きをするのは当然だろう、なァ?!!」
「ふぎゃあぁああっ?!!!ごめんなしゃぃいっ!も、しなぃ…っ!!もぅ、しにゃぃかりゃぁあ…っ!!」
 漸く光忠が浮気を認め、泣き叫んだ。
 仕方がなく鞭を振るうのをやめ、乱暴に地に落とす。
「ぁ、あう…」
 ぽろぽろと涙を零す光忠に待っていろと短く声をかけ…部屋を出た。
 彼女はこれで終わりだと思っているだろう。
 浮気をする悪い嫁には…それ相応の罰を…与えねば。

「は、はぁ…ぁ……」
「ぐずぐずするな、来い」
ぐったりと床に体を弛緩させる光忠を引っ張る。
「いっ…げほっ、ごほっ……ぃら゛ぃ、ぐるじ…」
「さっさと歩かんからだ。早く来い!」
イライラとしながら思い切り引き寄せた。
逃げずに待っていた…と、言っても、逃げられなかっただけだろうが…の光忠を最初に連れ込んだの部屋のもっと奥、地下牢と呼ばれるところに押し込める。
「…ひっ」
 光忠が短い悲鳴を上げた。
 壁も床も一面コンクリート部屋に拷問器具かと言わんばかりの淫具が至る所に大小様々に置かれているそこに押し込まれたのだ、当然だろう。
 完全に足の止まってしまった光忠を突き飛ばし、馬乗りになった。
 そして、バイブが突き刺さったままのアナルに…アナルビーズを無理矢理捻じ込む。
「…っ!!!げほ、ぁ、ひぐぁああ?!!い゛ぁああ!!いだ、ひぎゃああっ!!」
「大人しくしろ。ほぉら、もう一本」
「ふぎゃあぁああっ?!ひぃ、ぅ……」
「アナルだけでは足らんだろう?このアバズレが。膣にも挿れてやるさ。お望み通りな!」
「や、め……ひにゃぁあ゛ぁああっ!!!」
悲鳴を上げる光忠を無視し、小さなローターを押し込むようにして太いバイブを上から埋め込んだ。
ガクガクと体を震わせる彼女を嘲笑いながらもう一本を突き刺す。
それから体を反転させて尿道にバイブをくちくちと押し当てた。
「ひ、ひぃ…にゃ、に……?」
「五月蝿い。一々声を出すな、アバズレ」
怯えた光忠を一蹴し、一気に押し進める。
「ひぎゅぅうっ?!!」
「声を出すなと言ったはずだが?」
睨み、淫芽と乳首にそれぞれローターを推し当てた。
「っ!!ごめ、んなしゃ……きゃっ?!」
「しつこい。浮気をするだけではなく、命令も聞けなくなったのか?まったく、何処まで失望させる」
「…っ!ぅ、ぁ……」
「いっそ、お人形さんになるまで壊してやろうか?なぁ、光忠?」
嘲笑い、目を見開く光忠を抱え…水の張った浴槽に落とす。
「?!ぁぐっ!かはっ!〜っ!!!」
パシャパシャと水面が揺れた。
必死にもがいては水の外に出ようとするのを押さえつける。
抵抗が弱まったのを見計らい、水面から引き上げた。
「っはぁ!!げほっこほっ!ひゅ、ひゅ、ぅ…は、はぁ゛?!!ぁぐっ!ひぎゅぅうっ?!!あぐっ!ひぎゃぁああぁああっ!」
苦し気に咳き込む光忠に取り付けた玩具のスイッチを全てオンにし、容赦無く責め立てる。
再び水面に顔を押し付けては最大まで振動を上げた。
「〜っ!ごぼっ!がぁぅ!げほっこほっ!かはっ…はぎゅぅうぅう!!
ふーっ……ふーっ……ごめっごめんなひゃっ、ぐぽぐぽやらあぁ……くるっ、くる、あ、ああ、ぁあああ!!!ひ、んんっ、まりゃ、いくっ、イっでるのぉお!!っ、ごぼっ、はふ、はふっ、はっ…はひっ、りゃめら゛っ、のぉ゛お……はぐっ!〜!!げほっ、ごほっ、も、ぉ!イきらぐにゃぃぃい!!ひっぐ、どめれ、とめでぇええ…」
どれほどの時が経ったか。
その行為を幾度も繰り返し、漸く水から引き上げる。
彼女は溺れるかもしれないという恐怖と玩具に全身を犯される苦痛にはひゅはひゅと不自然な息を吐き出していた。
静かに涙を溢し、抵抗するわけでもなくぐったりと身を任せている。
何度も何度も嬲られ、強制的に絶頂に追い詰められ、数え切れぬくらい潮を吹いた幼い躰は可哀想なほど痙攣を繰り返していた。
「それで?言い訳があるなら聞くが」
少し体を休ませてやってから努めて冷静に光忠に聞いてやる。
怒りを全て放出し、頭はすぅっと冷えていた。
「…ぅ、う……」
「早く答えろ。何故浮気をした?そんなに男根が欲しかったのか?」
「…がぅ、違う……」
「なら、なんだ」
「…辛くて、体。倒れちゃった時に庭師さんが介抱、してくれて。そのときね、廣くん…庭師さん、僕のお尻の玩具抜いちゃったんだ。国重しゃん、に…怒られちゃうって泣いちゃったんだけど、お詫びに国重しゃんの悦ぶこと、教えてくれるって」
「…」
「浮気、じゃないの。僕は国重しゃんのお嫁さん候補だから、気持ち良くしてあげたかった。嫌だったけど、国重しゃんのためだから、頑張ったんだ。でも、庭師さんに上手になったご褒美にお尻を気持ち良くして上げるって言われて、怖くなって。すっごくすっごく暴れて嫌がったんだよ?」
ひっく、と光忠はしゃくりあげる。
その時、光忠は何を思ってキスやフェラをしていたのだろうか。
本当に俺だけのことを思っていた?
あいつのことは??
「ご、めんね、ごめんなさい…悪いこと、ってしらなかった……」
「…」
「ぼ、くは…国重しゃん、に…喜んでほしかっただけなの……ひっく、ごめ…なしゃぃ……」
泣きじゃくる光忠。
出張に出た俺にどうやったら悦んでもらえるか、彼女なりに考えた結果だろう。
光忠が彼女自身の為、望んで擦り寄った訳ではない事実にほんの少し安堵する。
「……。…今回切りだ」
「…っ!ゆるひれ、くりぇぅ…??」
「ああ。お前が俺のことを想い、そうしたのは理解できた。…だが、躾は必要だな?」
ぐったりとした体を床に組伏せた。
「きゃんっ!…し、つけ?」
「そうだ。俺のためとはいえ、お前は他の男に体を許しそうになった。他の男に体を触らせた。今後、そんなことがないよう躾をせねば。そうだろう?」
痙攣し続け、さんざ苛められた膣に肉棒を宛がう。
「……国重、しゃぁあ…まっれ、こりぇ、取って…はぅうんっ!!」
「ダメだ」
「そ、そんな……嫌、嫌だよぅ…国重しゃん、以外のものなんて嫌…っ!取って、取ってくだしゃぁあ……っ!」
「あれだけイっていてよく言う。気持ち良かったのだろう?俺じゃなくても良いんじゃないのか」
「違ぅ、違うの……僕、国重しゃんのが欲しぃ、玩具はもぅいや!!!気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い!!!!玩具、やあぁあ…こぁい、怖いの、もぉやだよぉ……国重しゃん、国重しゃぁあ……」
ポロポロと涙を溢して泣きじゃくり急ききったように感情を吐露する光忠が愛おしくて堪らない。
イきたくもないのに最大振動で己の弱いところを嬲り強制的に絶頂へと導かれるという経験はトラウマになってしまったようだった。
思えば最初から玩具は嫌だと泣いていた気がする。
玩具は怖いと言いながらあれだけ酷いことをした俺に、まだ縋ってくるのが可愛らしくて仕方がなかった。
「可愛らしいことを言ってくれる」
「ん、ふ、ぅ…♡」
笑い、胸の玩具を取り去ってやる。
可哀想に、真っ赤に充血した乳首にちゅうと吸いつき、舌で転がした。
「ひゃぅううんっ!!ふぁ、あ…♡」
「気持ち良いか?」
「ん、ん…!!きもち、ぃいの…ふぁああ?!!りょ、ほ…ふにゃあ…♡」
目を蕩かせる光忠の躰が大きく跳ねる。
くにくにと指の背で嬲り始めたからだ。
「ああ、尿道も外してやろうな?」
「ひっ、りゃめ、今、はじゅさりぇたら、おしっこ、おしっこ出ちゃうよぉお!!」
「構わん。好きなだけ漏らせ」
「ぁう、やぁあ…っ!!国重しゃ、汚しちゃぅうう!!らめ、ひっ、らめぇええ!!!!」
必死に首を振る光忠が可愛らしく、ぞくん、と高揚感が背を駆け上がった。
何と愛おしいのだろう。
嗚呼、もっと苛めてやりたい。
淫芽のローターを取り、尿道バイブをゆっくり引き抜いた。
彼女の足先が震える。
ずるんと引き抜く直前、かり、と乳首を甘噛みし、肘で膀胱を軽く押してやった。
「きゃぅうううううう♡お、おしっこぉ…でちゃ、ぅ…みないれ、みないれぇええ…っ♡」
一際大きく躰を震わせ、絶頂した後にちょろちょろと放尿する。
恥ずかしさに泣きじゃくる彼女に甘く口付けた。
「ふ、ぅうん…♡ご、めんなしゃ…国重しゃぁ…」
「何を謝る。上手に出せたな。偉いぞ、光忠」
顔を歪ませる光忠の頬をゆっくり撫ぜ、褒めてやる。
「ほ、んと…?うれし…んぁ!!ひゃんっ!」
ぽやりと微笑む光忠の腹の上から子宮を指でくるくると刺激した。
「…光忠、言葉できちんと口にしてみろ。誰の、何を、何処に、どうして欲しいかを」
くすりと笑ってひくんひくんと痙攣する体に啄むようなキスを落とす。
その度に体を跳ねさせ、感じきったように喘ぐのが堪らなかった。
そうしてあの時とは違って理性のある光忠に敢えて言葉を紡がせる。
かあっと身体中を紅色に染め、光忠はゆっくりと俺を見上げた。
「国重しゃん、の…おちんぽ、れ…みちゅたりゃ、の…おまんこ…ぐちゃぐちゃにしれ…はりゃましれぇ……。おもちゃ、は…やぁの…国重しゃんのしぇーえき、みちゅたりゃのおまんこにちょうらぃ…?」
「他には?」
「ん、ぁ…おひり、お尻も…国重しゃんのおちんぽ、れ…つ…ぃ、れぇ……っ!しぇーえき、どぷどぷってしてほしぃ、の…」
「よく言えたな、良い子だ」
はっきり自分の言葉で強請った光忠を褒め、小さく口付けてふわりと抱き上げる。
「ひゃっ…きゃぅうううっ!!」
ずるりと一番太いバイブを膣から引きずり出した。
やっと解放されるとほっと息を吐き出す光忠の…膣口に肉棒を押し付ける。
「ぇ…ひぃ゛ぃいん?!!ぁ、あ…挿ってぇ…♡玩具、やぁあああ!!!!まだ、はいっで、るぅうう!!!とっで、くるじ、ぃよぉ…!!きゃぁああ!!!」
「少し我慢しろ。お前は俺の為にやってくれる、いい子だろう?」
玩具を膣に挿れたままずぶずぶと肉棒を推し進めた。
かなりキツいが進めない程ではない。
「うあああッ…アッ、アアアッ…んッ、んぁぁッ……おね、がいィ…んひぃぃッ…やぁ…やぁぁッ、くひぃんッ…アッ、アアアアアアアアアッッッ!!!!」
「光忠、俺に縋れ。…大丈夫だ…ほら」
「ふぁっ、あ、ぁ、国重、しゃまぁああ!」
頭を振る光忠を抱き締め、縋るように言えば泣きじゃくりながら腕を背に回してきた。
そのまま抱き締め、種付けプレスの体勢でどちゅどちゅと激しく膣を責め立てる。
部屋に可愛らしい声が響き渡り…窓枠に咲いたイカリソウの花がふわりと落ちた。
***


「ご、ごめんなさい!」
ずるずるとネグリジェを引き摺ってやってきた光忠は俺を見るなりがばっと頭を下げた。
「…やはり、お前の家族と片目を奪った男には着いていけないか」
目を伏せて言えば光忠は顔を起こし慌てたように言い募る。
「違う!廣くんが、悪い訳じゃないんだ。僕は母様の事も、目の事も気にしてない。寧ろ、そのことでずっと気に病んでたなら僕は謝るよ。ごめんね?でも、僕は今国重さんのお嫁さん候補なの。僕は国重さんを裏切りたくない。だから、ごめんなさい」
「…そうか」
静かに言えば光忠は申し訳なさそうな表情をした。
「廣くんも、僕に縛られないで新しいお嫁さん候補を見つけて?…忘れてた身分でこんなこと言える立場じゃないと思うけど。でも、僕は今国重さんと一緒にいられて幸せなんだ。僕を外の世界に出してくれたのは国重さんだから」
「…酷いことをされても?」
「国重さんがそれを望むなら」
晴れやかに笑う光忠はそれはそれは可愛らしい。
心底、当主を愛しているのだろう。
全く、羨ましい限りだ。
「だ、そうだが?」
「…え?」
壁の奥に声をかける。
驚いたように振り向く光忠の目に映る、人物。
「国重、さ…」
「良かったな。…国重兄さん?」
笑う、俺に光忠が大きく目を見開く。
「…にい、さん?」
「……」
「ど、いうこと?廣くんは国重さんと兄弟なの?」
光忠が戸惑ったように俺たちに問うた。
はあ、と溜息を吐き…国重が口を開く。
「…廣光。小宮家の第3皇子」
「…ぇ…??」
「俺の腹違いの兄弟だ」
「?!で、でも、名前…相州って」
「…腹違いだ。母親姓を名乗っている」
「…そんな」
光忠が呆然と言う。
「じゃあ、幼馴染みだって、あれは……」
「あれも嘘じゃない。邪魔な俺を厄介払いしたかったんだろう、当時の当主様…俺の、父は」
光忠の言葉に俺は自嘲気味に笑った。
父は召使いの子である俺は可愛いとは思わなかったらしい。
適当に奉公に出し、まさかそこで俺が貴族の娘と恋仲になるとは思わなかったのだろう。
秘密裏に殺されそうになったのを光忠と彼女の母に護られ、唯一味方だった小宮の現当主、第一皇子の包平が匿ってくれた。
それから、妾…分家であった長谷部家との子・第二皇子である国重の元に庭師として転がり込むことになったのだ。
国重にはすぐにバレた。
だが何も言わず俺を雇ってくれた…彼女、光忠を拐い、俺が賭けを持ち出すまでは。
「…光忠を離せ。賭けは俺の勝ちだ」
「最後の挨拶くらいは許して欲しいものだが」
真顔で手を差し出す国重に俺は言う。
賭け。
三日間の出張の際、アプローチをした俺に少しでも心が傾けば俺の勝ち、少しも揺るがなければ国重の勝ち、というシンプルなもの。
俺が勝てば光忠を渡してくれと言った。
俺が負ければ二度と近付かないと。
「…そ、んな」
「まさかお前から俺の方にやって来るとは思わなかったが」
「良く言う。…そうなるよう仕向けたくせに」
国重が笑う。
茫然とする光忠を横目に。
そうだ、彼女が庭で倒れたのは偶然ではない。
そうなるよう俺が仕組んだことだった。
庭まで来てしまえばあとは俺の領域で。
軽々と調教まで持ち込むことが出来た。
「…国重」
「…。挨拶だけだ」
国重が言い終わると同時に光忠を引き寄せる。
びくりと躰を震わせる彼女を逃がさぬよう押さえつけた。
「ん、ふ、ぅ…んんぅ!!」
ちろりと唇を舐め、うっすら開いたそこから舌を捩じ込み歯をなぞり舌を絡める。
ガクガクと体を震わせる光忠を抱え、口内を吸い付くし丹念に犯し尽くした。
「はぁ、ふ……♡ぁ……?」
「さあ、これで終わり……は?」
「…光、忠?」
解放し、国重に任せようと思った矢先。
くったりと俺の腕にもたれ掛かっていた光忠の体に指が触れた途端、大きく波打たせる。
「…ゃ、にゃに、やぁあ゛あぁああっ!イっちゃう!イっちゃうぅう!!」
悲痛な声を上げ、光忠は絶頂した。
スカートからぽたぽたと愛液が溢れ落ちる。
そのままズルズルと崩れ落ちた。
「おい!貴様、光忠に何を!」
「俺は何もしていない…光た…」
「は、はぅ……にゃんれ…?立てにゃぃ、よぅ……」
潤んだ目で光忠が見上げてくる。
「おい、大丈夫か?」
「きゃぅううっ!ま、まら……ひゃ、ぁ……♡」
するんと体を撫でた途端、またも甘い声を上げ絶頂した。
媚薬の類いは飲ませてはいないのに、何故。
…まさか。
「…心は屈しなかったが、体は堕ちた…ということか?」
「…は?」
俺の呟きに国重が疑問で返す。
「光忠が心から想い、慕っているのは紛れもない長谷部国重、アンタだ。俺には見向きもしなかった…悔しいが事実だろう。だが、体はそうじゃなかったらしいな?」
笑ってひくんひくんと痙攣する体を撫で擦った。
「ふぁ、ひぃいいぁああぁああっ!♡」
あられもない声を上げ、彼女は幾度目かの絶頂を迎える。
キスとフェラだけで彼女は俺に屈服したのだ。
彼女自身が意識していなかったとて。
国重にも俺にも浅ましく快楽をねだる体になってしまった。
…育てていた花に催淫剤の効果があるならば、別だが。
泣きじゃくり、光忠は国重に手を伸ばす。
「たしゅ、けれ……国重しゃぁあ……ひっ?!」
その手を掴み、細い両手首に赤い枷を着けてしまう。
抱き上げ、裸足の足首にも同じ枷を着けた。
俺のものになった、証。
「な、んれ…廣、くん?!外して、外してよっ!!僕は、国重しゃんのお嫁さん候補なんだよっ?!おねが、はじゅしれぇえっ!!!」
半狂乱になったように光忠は暴れた。
「…光忠」
国重が口を開く。
途端、ゆっくりではあるが光忠は動きを止めた。
荒い息を吐き出す光忠は国重に助けを求め怯えた表情を見せる。
光忠の頬をするりと撫で、そのまま首に持っていき…かちりと紫の首輪を取り付けた。
国重のものだという、証を。
「国重、しゃん…?」
「お前は俺の嫁だ。それは変わらない。だが、肉体がこいつを求めているならば…与えてやらねばならんだろう」
「…なに、を」
「長船光忠。只今を持ってお前は我が小宮の第二皇子及び、第三皇子の嫁となった」
「…ぇ……?」
「…?!」
淡々としたそれに光忠が驚いたように目を見開く。
俺だって驚いた。
まさか国重がそれを言い出すとは。
「お前なら光忠の前で俺を殺すと思っていたが」
「…。俺だって不本意だ。光忠とてそれを望んでいるわけじゃないだろうしな」
「なら」
 言い募る俺に国重は綺麗に笑った。
 なまじ、顔が整っているから、その笑みが恐ろしい。
「可愛いんだよ。お前に怯える光忠は。調教された事実は腸が煮えくり返るほどに腹が立つが、それ以上に見たくなったんだ。他人の手によって体を開かれる光忠が、俺に助けを求める様を」
「…狂ってるな」
「何とでも」
 くすくすと国重が笑い、俺は溜息を吐き出した。
 それを止めもしない俺も、大概狂っている。
 それに、このような形でも光忠が手に入ったんだ。
 心も、いずれ堕とせばいい。
 幼少より待ち望んだんだ。
 絶対に、逃がさない。
「…ぃ、や…国重さん、廣くん…??」
「可愛がってやろう」
二人の、嫁として。
この塔の中…永遠に。
それは地獄か楽園か。
「…ぁ、ぃやぁああああ!!!」
 光忠の、悲痛な叫びが…響いた。


よたよたと枷を引き摺って歩く、少女。
「ねぇ、姫。逃げないほうがいーよ」
「……清光、ちゃん」
「国重さまも廣光さまも今日は公務はないから。大人しくしてた方が良いと、僕も思う」
「…安定、くん」
メイドや執事の警告を無視して、少女はよたよた歩くのだ。
地獄への、入り口に向かって。
「…何処へ行く?」
「…!廣、くん」
光忠の前に姿を現すと光忠は顔を引きつらせて慌てて踵を返す。
だが。
「…逃げられると思ったのか?」
「…国重、さん」
立ちはだかる国重にあっさり抱き上げられ、部屋に連れ込まれた。
光忠はあの日から良く部屋を抜け出すようになっていたのである。
…それが、逃げているのか、助けを求めに来るのかは定かではないが。
入っていた先に続けば、すっかり服を脱がされ、あられもない姿を晒した光忠が震えていた。
どうしても、国重に操を立てなければならない、という意識が抜けないらしい彼女は俺とのセックスを嫌がる。
「何故逃げるんだ。大人しくしていれば優しくしてやるというのに」
はぁ、と国重が溜め息を吐き出した。
びくんっと光忠が体を震わせる。
「…国重、しゃんに…会いたかったの。だから」
「廣光の顔を見て逃げただろう」
「…って、廣くんは、廣くんを見たらおかしくなっちゃう。僕は、国重、しゃんが好きなのに……」
泣きじゃくる光忠を見て心が痛んだ。
こんな顔をさせたいが為に庭師を、光忠への賭けを選んだ訳では…。
「…嫌いなのか」
「…。…嫌い、じゃないよ。廣くんは初恋だから。
違うんだ。国重さんとは」
光忠が笑む。
「…おいで、光忠」
「…」
かしゃと鎖の音を立て光忠が国重の腕に収まった。
「おい、いるんだろう。来い」
 もう一つのそれは入り口にいる俺宛だろう。
 小さく溜め息を吐き出し、棚の奥にある小瓶を取り出してからそちらに向かった。
「…!廣、く」
「なあ、光忠。初恋が何時までも綺麗なものだと思うか?…いい加減諦めたらどうだ」
「国重しゃ…?」
「お前は二人の嫁なんだ。それを理解しろ」
「や、やだぁああ!!…ひ、ん!触らない、れ…おねが、廣くん、廣くん!!!」
 躰を揺らして光忠が振り仰ぐ。
 きっと光忠は、あの温室で楽しくおしゃべりをする関係を俺に望んでいるんだろう。
 馬鹿なことを。
 …そんなもの、もうありはしないのに。
「…さあ、仕置きを開始するぞ。…廣光」
「ああ」
 国重が貞操帯を外す。
 俺が鎖をベッドヘッドに繋ぐ。
「…!!お仕置き、やりゃぁ…!!やめて、ね、国重しゃん、廣くん!」
「大人しくしていろ」
 怯えた表情を見せる光忠に声をかけ、小瓶の栓を抜いた。
「…っ、そ…れ」
「ああ。お前がほんの少し垂らされただけでイき狂った媚薬だ。これを」
「や…め…!!ひぃいい?!!あ、ぁあああ!!!!」
 逃げようとする腰を押さえつけ、小瓶の半分ほどをアナルに垂らす。
「ふぁあああ!!!!!」
 その後膣に残りを飲み込ませた。
 途端、ぽろぽろと涙を零し、荒い息を吐いては腰をくねらせる。
 国重の手や俺の息遣いにも感じてしまうようで、
ひっきりなしに躰を跳ねさせていた。
「…も、もぉ…ぃや…おがじぐなりゅうぅう…!」
「おかしくなってしまえ」
 20分ほど経っただろうか、とくに性器を刺激していないのにも関わらずしとどに股間を愛液で濡らし、荒い息を吐き出す光忠に囁く。
 触っていないのにぐずぐずに溶けたアナルに肉棒を突き挿した。
「ぁあああ?!!!ぃや、いや゛ぁあぁああっ!」
「光、光忠…」
ぐちゅんぐちゅんとアナルを犯す。
両手と両足に着けた枷がカシャカシャと音を立てた。
「やめ゛、れ…廣ぐ…ひろぉ゛……」
「いくら嫌がっても躰は素直だぞ、光忠。ほら、国重にも見てもらえ」
背面座位で犯していたのを抱き抱え、目の前にいる国重に見せつける。
途端、光忠は表情を歪ませた。
「ゃ…見ないれっ、見ない゛れぇええ!!!」
「綺麗だな、光忠」
 絶叫する彼女に国重がうっとりと言う。
 手をふわりと浮かせ、掴もうとする光忠の膣にずぶりと埋め込んだ。
「ぅあああああ?!!!!」
「…くっ」
 光忠が涙を散らし、大きく跳ねる。
 肉棒をきつく締め付けられ、思わず声を漏らした。
「ひゃぐぅううう!!国重しゃ、廣く…!!」
「…綺麗だ、光忠」
「可愛いな、お前は」
 快楽を受け止めきれずぷしゅぷしゅと絶頂を繰り返す光忠を前後から犯す。
 幾度となく続けられる、おかしな遊戯は終わることはないのだろう。
 それこそ、永遠に。
自身の意思を溶かし、ただ二人の想いを一身に受けた光忠は壊れたように声を上げた。

赤と紫に愛された少女は混ざり合って黒に染まる。

それは愛という名の狂気の色。


紫の空に、紅い月が妖しく輝いていた。

高塔の姫(へしにょ燭SSS・R18

その少女を一目見た瞬間、長谷部国重は恋に落ちた。
初めて会ったのはどこぞのダンスパーティーだったか。
当主の陰に隠れそっと会釈した彼女を、長谷部は欲しいと思った。
そう思う者は後を絶たなかったようで、当主は彼女を塔の一番上に隠した、とうわさで聞いた。
そんな事をしても無駄なのに、と長谷部は思う。
持てるだけの財力と人脈と持ち前のコミュニケーションスキルをフルに利用し、長谷部は当主に近付いた。
それなりにおべっかは得意で、長谷部自身の肩書きにも当主は眩んだらしい。
2度3度と会う内に当主は娘の事を長谷部に話すようになった。
娘の名は光忠。
片目が覆われているのは昔事故で失くしかけたから。
その事故がトラウマで当主は光忠を外に出していないらしい。
あのダンスパーティーに連れていったのはほんの気まぐれで、多くの男に言い寄られるくらいならいっそ出さなければ良かったと彼は漏らした。
塔に監視者はいない、が、出入り口は一つしかなく鍵がかかっている。
無理矢理にこじ開ければ最後、その瞬間階段が崩れ落ちるのだと言う。
(本当だろうか)
聞きながら疑問を抱いたがリスクを無理に払う必要はなかった。
正面突破が無理なら別の方法を使えばいいのだ。
その日、当主との食事会の後、「酔いを醒まして帰る」と告げ、長谷部は塔の前に降り立った。
よ、と石垣に足を掛ける。
いけると思った長谷部は下から「おい」と声をかけた。
「・・・え?!だ、だれ?!」
上から可愛らしい声が振ってくる。
「ここだ、下」
「し、下・・・?」
窓から少女が顔を出した。
それに向かって手を挙げ、「待ってろ」と言い・・・助走をつける。
「・・・っふ」
短刀を塔の石垣の間に刺し足がかりにして長谷部は一気に駆け上がった。
窓枠に足を掛け、長谷部はにやりと笑う。
「・・・え・・・?」
「我は隣国の王子、長谷部国重。光忠、お前を助けに来た」
「僕を、助けに・・・?」
ぽかんと長谷部を見上げた娘は可愛らしい顔立ちをしていた。
此処にいては勿体ない。
「この塔から出してやろう。・・・俺と来い」
呆けた少女に手を差し出す。
まだ何が起こっているかを理解していないらしかった。
ばさりと長谷部のカソックが風に揺れる。
「もしお前が此処にいたいと言うなら俺は・・・」
「・・・い、いや!父様にもう縛られたくない!お願い、僕を連れ出して!」
必死に首を振り光忠が細い手を伸ばした。
「良い子だ」
その手をゆっくり取り・・・長谷部はぐいと抱き寄せて抱き上げる。
濃紺のスカートが夜風にふわりと揺れた。
「しっかり捉まっておけよ」
「は、はい」
ぎゅうとしがみ付く光忠の黒髪を撫で、長谷部は塔を一気に駆け降りる。
「〜!!!!」
光忠の声なき声が上がった。
恐怖のあまり、というやつだろうか。
愛馬である白い毛並みのそれをを呼び寄せ、その背に飛び乗った。
「馬は得意か?」
「わ、かりません。でも、国重様がいらっしゃるので、大丈夫、です」
「そうか」
健気な言葉に長谷部は笑い、馬を走らせる。
隣国に入ってしまえば娘は長谷部の物だった。
もう少し、あと少し。
ずっと手に入れたかった少女が腕の中にいる。
国境を越え、もう大丈夫だと思ったところで・・・長谷部は改めて少女を見た。
黒い髪、美しい金の眸ともう一方は隠されたそれはミステリアスに映る。
濃紺のドレスは顔立ちと相まって少し幼く見えるのに胸のふくらみは大きく、馬を走らせる度に大きく揺れた。
何も知らない、純粋な少女。
それを長谷部の色に染めると思うと・・・ぞくぞくして堪らない。
「・・・?国重様?」
光忠が長谷部を見上げた。
不思議そうなそれに何でもないと笑いかける。
赤い月が、二人を照らしていた。

「ぁあん!!きゃぅう!」
甲高い声が部屋に響く。
何故この様なことになっているのか。
城についた長谷部はすぐに部屋には連れて行かず、地下室へ行った。
「すまん。言っていなかったが我が国では異国民を城に招き入れる際、身体検査を行う習わしがあってな。お前にも受けてもらう必要がある。・・・出来るか?」
「・・・身体、検査・・・?」
「ああ。・・・クリア出来ればこの国の妃候補として選出することも可能になる」
「・・・!あ・・・」
長谷部の言葉に驚いたような表情をして見せた光忠はすぐにそれを曇らせる。
「あの、もしクリア出来なければ・・・?」
「・・・。・・・心配するな。こんなものは形式だけでな。クリア出来ないという事はない」
不安そうな彼女の頭を撫で、長谷部は囁いた。
それはそうだろう。
クリア基準は国の主たる長谷部自身が定めているのだから。
「出来るな?」
「・・・はい」
ほっとした表情の光忠の服に手を掛ける。
途端、慌てた様に、自分で出来ます!と言う光忠を押し留め、長谷部は苦言を呈した。
「・・・お前、その敬語をやめろ」
「え、でも・・・国重様と僕では身分が・・・」
「光忠」
一言、そう言えば彼女はゆっくりと黙り「は、長谷部さま?」と言う。
「・・・おい」
「長谷部君!」
「・・・まあそれで今日は許してやる」
ぱあ、と表情を輝かせる光忠にはあと溜息を吐き出して長谷部は服を脱がせた。
ぱさ、と音を立ててドレスが落ちる。
「・・・光忠、下着はどうした」
「下着?」
長谷部のそれに不思議そうな表情を浮かべる光忠。
彼女の下半身には貞操具が付いていたが上半身には何もなかった。
シミ一つない、白い肌。
この歳の平均女性を遥かに超えている豊満な胸は幼い表情と相まって非常に背徳的だった。
きょとりとする彼女を引き寄せ、黒い布で目元を覆う。
「やっ、何?!!やああ!!」
怯えた様に身体を竦ませる光忠の両手を拘束した。
鎖がジャラジャラと音を立てる。
「言ったろう。身体検査だと。普段はそれ専門の者がいるが今日は俺が見てやる」
「・・・あ・・・」
「大人しく・・・出来るな?」
囁いた長谷部は脱脂綿にとある薬を染み込ませ・・・ゆっくりとピンク色の乳首に押し当てた。
「ひぃ?!やあ、なに、やぅう!!」
いやいやと首を振る光忠の悲鳴のような声を聞き流し、長谷部はもう片方の乳房をやわやわと揉みしだく。
リップ音を響かせ、豊満な胸に唇を寄せた。
「ひゃあぅ?!!ああ、や、吸わない、でぇえ!!!」
見えない、という恐怖は光忠の躰を敏感にしているのだろう。
「やめて、やだぁあああ!!ひっく、ひっ・・・」
嬌声を上げる光忠の乳首をさんざ、吸い上げ、捏ね繰り回し、摘み上げと甚振った末、長谷部は彼女の躰から離れた。
「・・・は、せべ・・・くん・・・?」
息も絶え絶え、といった彼女だが長谷部が離れたのは感じたのだろう。
何も言わないことが返って次に何をされるかと恐怖を煽っているようだ。
怯えたような光忠を見ながら長谷部は傍に有ったソファに腰を掛ける。
「長谷部、く・・・どうし・・・ぅあ?!!!・・・いぁう!!!」
可愛らしい声が甲高いそれに取って代わった。
「ひ、ぃ・・・っ!!!ぁあああ!!何、なに・・・?!!」
ビクビクと彼女の躰が跳ねる。
嬲っていない方の乳首につけた薬が漸く効いてきたらしかった。
「やっ、あ゛ああああっ!!!い、ぃたいぃ・・・!」
躰を仰け反らせて少女は喘ぎ叫ぶ。
白い肌は真っ赤に染まり、貞操具がある下半身をもじもじと擦り合わせていた。
ジャラジャラと鳴る鎖の音が喧しい。
可哀想に、淡い色をしていた乳首は真っ赤に充血していた。
「どうした?光忠」
「ふぅ、あ・・・いぁう!!!は、せべく・・・!!た、たすけ・・・!こわ、こわいぃい!!!」
見えないはずの光忠が声のする方に必死に頭を向けようとする。
「助ける?何を?」
にやりと笑い、ふっと息を吹きかけた。
それだけで光忠は可哀想なくらい躰を跳ねさせる。
「きゃぅうう!!やっ、やぁぅ・・・お、ねが・・・」
ふるふると頭を振る少女が可愛くて、長谷部はその飾りをそっと撫で上げた。
「ひゃあぅ?!!なでちゃ、やぁああ!!」
「我侭だな。どうされたい」
「う、うう・・・」
ぐすぐすと鼻を鳴らし、「吸って・・・」と小さく漏らす光忠。
「こうか?」
「そ・・・ちじゃな、あ、あああ!!!」
「要望通りにしたが」
「・・・う、く・・・い、じわる・・・!」
胸を揺らし泣きじゃくる彼女の頬を撫でる。
ひっと声を漏らす光忠の耳に口を寄せ・・・囁いた。
「意地悪?これは検査なのだがな」
「・・・!!」
びくんっ!!と光忠の躰が跳ねる。
覆っていた布がはらりと落ち、濡れた金の眸が現れた。
「ぼ、くは」
「検査が終われば晴れてお前はこの国の者だ」
「・・・僕、長谷部君の・・・傍にいたい」
健気にそう言い募る光忠の涙を吸い取ってやり、脱脂綿に先程より多く液体を含ませる。
「我慢・・・出来るだろう?光忠」
くすくすと笑って長谷部は脱脂綿を嬲っていたそこに近付けた。
地下室に可愛らしい嬌声が響く。


赤い月の夜は、まだ、終わらない。

食事(へし燭SSS・ワンドロお題)

「おーまえさーー俺の皿から取るのやめてくんない?!」
「いーじゃん、減るもんじゃなし」
「減ってるだろ、現に!!!!」

「・・・何をやってるんだ、あいつらは」
目の前で繰り返される口論に長谷部は心底呆れたように呟いた。
「ふふ、仲良いよね」
「仲良いか?あれ」
くすくす笑って隣に座る光忠に返す。
「・・・。・・・燭台切」
「はい」
名を呼んで手を出しただけで彼はすっと醤油を差し出した。
言わずとも必要としている物が分かる辺り、長谷部をよく知っていると言うべきか。
そういえば光忠が作るおかずは長谷部が好む味であることが多かった。
光忠はいただきますと手を合わせたがすぐに長谷部を見つめる。
「長谷部君、綺麗に食べるよね」
「そうか?」
「うん。見てて気持ちいい」
機嫌良く笑う彼は、一番遅く来ては一番早く食べ終わり、食べている間も見ているだけの事が多かった。
曰く、「誰かが食べているのを見るのが好き」らしい。
・・・長谷部にはよく分からないが。
ふと彼を見ると、また箸が止まっていた。
もう食わないのかと思えば遠くをちらちら見ては何かを悩んでいる。
「どうした」
「えっ?」
声を掛ければびくりとこちらを見、「何でもないよ」と笑った。
彼はいつもこんな笑みを見せるがそれにしてはおかしい。
見ていた先にある大皿は長谷部が作った煮物だった。
そう言えば食べるのを楽しみにしていたか。
どうせ皆に遠慮しているのだろう。
・・・まったく。
「・・・ほら」
「・・・え・・・?」
煮物を摘み上げ、長谷部は不思議そうな光忠の口の前に持っていった。
「食いたいんだろう?」
「・・・あ・・・」
そう聞けば彼は顔を紅くさせる。
ばれていないと思ったのだろうか。
「取って欲しいなら言えばいいだろう」
「・・・でも」
「皆の分がなくなると思ったか?山程作ってあるし、お前がもっと食いたいならまた作ってやる。・・・まったく」
はあとため息を吐き出して、ずいと箸を突きつける。
少し困ったような表情をした光忠がおずおずと口を開け、そこに煮付けを放り込んだ。
「どうだ?」
「・・・美味しい」
顔を綻ばせる光忠に長谷部は頷く。
「見ているだけじゃなくお前も食え」
「え?」
「俺だってお前が食っているところを見たいんだ」
きょとりとする光忠に小さく笑い、彼の皿に先程の煮物を入れてやった。
うん、と笑う彼に、「食っている姿がえろいから」とは言えず・・・長谷部は頬杖をつく。
それに箸を咥えたまま光忠が首を傾げた。
「なあに?長谷部君」
「いや、何も」
小さく笑い、光忠の顔を見つめる。
なるほど彼の気持ちが少しだけわかったような気がした。




(いっぱい食べる君が好き!)

君がくれた花(獄都事変SSS

「斬島」
ふと後ろから己の名を呼ばれ、首を傾げながら振り返った。
「・・・田噛?」
そこにいたのは同じ獄卒見習いの田噛である。
いつも眠そうな橙の眸を何故か不機嫌そうに眇めてこちらを見る彼にもう一度首を傾げた。
「・・・なにか、ようなのか?」
何も言わない田噛に斬島が聞く。
彼が無口・・・というか面倒くさがって何も言わないのは知っていたが何か少しいつもとは違っていた。
「・・・。・・・やる」
ずい、と差し出された紫色の小さなそれ。
「・・・えっと?」
「ゆびわだ」
「ゆびわ?」
こてりと首を傾ける斬島にこくりと頷く。
斬島が知っている指輪とやらとは似ても似つかないそれに不思議に思っていれば手をぐいと引っ張られた。
指にはめられ、満足げに頷く田噛にまあいいかと思う。
彼のこんな表情を見るのも珍しかった。
「災藤さんがおしえてくれた」
「へえ」
手を持ち上げて空に透かす。
紫色の綺麗な・・・菫。
皆に自慢しようかと思っていればそれを見透かしたのか田噛は指を一本たて斬島の口にそれを押し付けた。
「ないしょ」
いたずらっ子の笑みに斬島も小さく笑みを浮かべて頷く。
遠くから聞こえる声に二人してそちらを見れば木舌が大きく手を振っていた。
おやつ、と口の形が動く。
その隣には谷裂が不機嫌そうな表情で突っ立っていた。
大方自分たちを迎えに来たのだろう。
文句を言われるのはたまらない。
「いこう、田噛」
「めんどくせぇ」
「おやつ、なくなるぞ」
「・・・それは、ごめんだな」
顔を見合わせ小さく笑い、二人は駆け出した。


指につけられた菫の花が小さく・・・揺れる。
その花に込められた言葉を風に乗せて。

そんな格好しているお前が悪い(へし燭SSS

なんだ、これは。
目の前にいる黒い物体に抱いた感想がそれだった。
長谷部は多分それを「知っている」
しかし現実を認めたくはなかった。
はあと溜息を吐くと、あれ?とのほほんとした声でそれが振り仰ぐ。
「ああ、長谷部君」
「・・・何をしているんだ、燭台切」
黒い物体こと、床に這いつくばる燭台切光忠に疑問をぶつけた。
へにゃと笑みを見せて彼が言うには「棚の下に物が入り込んでしまったんだ」ということらしい。
一生懸命になっているうちにこの体制になったようだ。
何をやっているのだか。
「長谷部君の方が腕細いから入るかなぁ」
「なぜ俺がそんな無様な恰好を晒さねばならん」
「いや、そうなんだ、け・・・ど?!」
言いながら光忠がびくりと背を跳ねさせる。
「ちょっと、長谷部君?!」
「ああ、すまん」
睨まれて長谷部はにやりと笑った。
足の裏に指を滑らせただけだが彼はくすぐったかったようだ。
「何が不満だ?これか?」
「ひゃう?!も、や、め・・・!」
つう、と何度も滑らせていればぶんっと足を振り上げられる。
振り下ろされる威力を長谷部は知っていたから身体を移動させて。
「ちょ、っと・・・君」
嫌そうな顔で振り仰ぐ光忠が睨む。
「さっきから何処を見ているのかな?長谷部君?」
「さあ?何処だろうな?」
くっくと笑い、捻じる彼の躰を押さえつけ長谷部は・・・光忠の尻をがしりと掴んだ。
そのまま思い切り揉みしだく。
「ぅあんっ、ちょ、やめ、や・・・」
起き上がり手を伸ばそうとする彼を避け、足で抵抗しようとするのも躱し揉み続けた。
「ふぅ・・・あ・・・っい、かげに・・・しろ・・・っへし切長谷部!!!!」
急に怒鳴られ、長谷部はびくりと手を離す。
やばいと思った時には彼の顔が怒っていた。
・・・そういう方向に雪崩れ込めるかと思ったがそうはいかなかったらしい。
「僕嫌だって言ってるよね?!」
「いや、お前」
「何」
ぎろりと光忠が睨んだ。
浮かんだ言い訳を必死に打ち消し、この後どうやって機嫌を直してもらえるかと長谷部は必死に考えを巡らせる。


・・・長谷部が光忠の機嫌をどう取ったのかはまた別の話。

君に花を(獄都事変SSS

きょろきょろと辺りを見回す。
この辺りは危ないから行ってはならないと肋角に言われているのに。
「・・・いた」
草むらに入って暫く歩いていたが、漸く目当ての人物を見つけた。
「・・・田噛」
「・・・。・・・斬、島?」
呼びかけるとほんの少し驚いたように彼は起き上がる。
大方此処で寝ていたのだろう。
斬島と揃いの服を着た・・・今日は式典があるとかで・・・田噛が目をこすりながら「それ、なんだ」と問うた。
「・・・どれ」
「あたまのやつ」
指摘されて頭に手をやると、先程もらったそれが手に触れる。
色とりどりの花で出来たそれは花冠と言う奴で、式典の途中暇を持て余した平腹が野原に飛び出して花を摘みそれを佐疫が編んで拵えたのだった。
教えてもらったが佐疫ほどは上手く出来ず、器用なんだな、とぼんやり思う。
「ああ。・・・佐疫にもらった」
「もらったって」
「田噛のもある」
少し嫌そうにする田噛の頭にも花冠を乗せてやった。
さら、と風に揺れる。
「田噛」
「なんだよ」
「・・・にあってる」
斬島の言葉に田噛は嫌そうにそれを頭から引きずりおろした。
「あ」
「・・・うれしく、ねぇ」
そう一言いうとぶすくれる。
橙の眸が眇められた。
「こういうのは・・・おまえだけでいい」
「?そうなのか?」
「ああ」
こてりと首を傾げると田噛は頷き、手に持ったそれをどうするのかと思えば。
「・・・やる」
一言、そう言って斬島の頭に乗せる。
もう一度頭に手をやれば花冠が二つ、乗っていた。
「田噛は・・・」
「なんだ」
「おれが、つくったのもうけとってくれないのか」
しょんとしながら聞くと田噛はもう一度目を細める。
それから手を差し出した。
「?」
「あたまにはのせないがうけとってやる」
そう言う田噛に心が、ほわりと暖かくなる。
花冠の青と橙の花が・・・揺れた。

メリー メリー  エンド(へし燭SSS

「光忠」
からりと襖を開ける。
呼びかけても返事がないと思ったが何のことはない、彼はすやすやと寝息を立てていた。
畳んだ状態の布団に突っ伏しているところを見ると片付けようと思ってそのまま寝てしまったか。
そういえば「今日は天気がいいから布団を干したいんだ。手伝ってくれる?」と微笑んでいたのを思い出す。
取り込む時間までには帰ってこれたと思ったのだが・・・少し遅かったようだ。
すとんと隣に座る。
ふわふわとした黒い髪を撫でて長谷部は笑んだ。
己が選んだ結末はこれだった、と。
たゆたうように流れる時間を、ただ朽ちていくように。
「・・・ん、ぅ・・・?」
ふわりとその目が開いた。
ぼんやりとした金と・・・「藤」の眸が姿を見せる。
「・・・ぁ、帰ってた、の」
とろん、とした声で言う光忠に「ただいま」と笑いかけた。
「お帰り、長谷部君」
それに光忠もへしょりと笑って返す。
幸せだと思った。
「せっかく干したのにこの上で寝ては意味がないだろう」
「気持ちよくて、つい」
照れたように笑う彼に仕方がないなと小さく笑う。
「最近長谷部君良く笑うよね」
「そうか?」
「そう」
可愛らしく首を傾けながら言う光忠に「お前のお蔭だろうな」と言ってやった。
「え?」
「【人】というのは心底幸せでなければ笑う事は出来んらしい。俺が笑えているというのであればそれは光忠、お前のお蔭だ」
「長谷部君・・・」
「愛してる」
驚いた表情の光忠にそう囁けば彼は魔術にかかったようにうっとりと笑む。
「僕もだよ・・・長谷部君」
額を寄せ合ってくすくすと笑い。
そしてどちらともなく口付けをした。



(心の壊れた彼と


愛が壊れた自分と




辿る終幕は幸福か絶望か)